小5の夏、インターナショナルスクールから公立小学校に転校したいと娘から切り出されたハナシ(前半)
子供が人生を自分で決めると決めた日、それは突然訪れた
長女には、学歴や偏差値を出口にした教育ではなく、自分の好きや得意を知り、伸ばすために、探究型の学びをベースにした学校を探したいと願い、夫と2人で様々な学校を巡り日本のフリースクールにあたるインターナショナルスクールに辿り着いた
所謂日本的物差しでの学力的には、かなり低い学校にあたると思う
教科書もテストもない、異年齢で20名のクラスでタームごとに個人レポートで学びの進捗をシェアするという仕組み、日本語と英語で学ぶので、
進捗はゆっくりだけれど、興味のあるタームは嬉々として学ぶことを楽しんでいるように見えた娘だった
ただ、小4くらいから「学校の授業が楽しくない」「算数はずっと計算のワークシートばかりをやっていて、自分の学習に役立っていると思えない」「このままだと自分の学力が心配だ」と言い始めた
加えて、友達たちは皆塾に行き始めていると言い、本人の中でジワリと「私は「勉強が出来ないのかも」という不安が漂い始めたようだった
夏の終わり、娘から呼び止められた
パパとママにお話しがあるんだけど、、、
その目には力があり、決意に満ち溢れていた
・今の学校に通っている子供たちは学習環境として自力で公文に通ったり、通塾して日本の学力レベルをキープして、プラスアルファで学校の授業をしているから基礎があるが、私はパパとママに塾を否定されて、独学しなければならず、限界がある
・公立の学校は自宅から5分だけど、インターに通うための1時間は、とても辛い、大きなターミナル駅を経て朝早く学校に通うのは苦痛で、遅刻すると、学務課でイタイ生徒と見られる、しかも結構な頻度で
・上記のために、塾に行ったりお稽古をする体力余力がない、日本の子供は小1から、長期路線に乗って1時間半かけて学校に行ったりするけど、私はそれは健康のためにも良いと思わない
すでに娘の中では決まったハナシのようだった
実は、おじいちゃんとおばあちゃんにも意見を聞いた結果、娘の決断を応援すると言ってもらったという。
教育は子供が選び取ることができるんだ、、
とその時知ったのだった
娘には、自身が公立の出身だったからこそ、公立の良さを語ってきたし、
公立、私立、フリースクール、インターに通っても、良いところ、課題、さまざあって、でも、それを乗り越えて、自分がその経験から何を得るか学ぶか、、、小さな時から語りかけてきたけど、
あっけなく、私の意見をよそに、娘は自分の必要な場所を自分で
選び取ったのだった
「パパとママに伝えておくね、私は、区立に染まることはあり得ない
自分なりに考えて、良いところを取り入れて、これは違うとおもうものは、
自分の判断でお休みしたりして、調整していく」
と付け加えたのだった
その一言が、あまりに全体を俯瞰した発言だったので、
私のほうが後退りするしかなかった
そう、ここから、娘の爆進撃がスタートした、
リングでゴングを鳴らしたのだ
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