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自由律俳句

 宝くじを買わなくなって おカネがたまる

 酒、煙草を止めて以来、おカネがあまるだろうと思っていたのに、たまらない。何故かと冷静に考えてみたら、宝くじを度々買っている自分に気付いて、宝くじを買うのを止める。そしたら福沢さんが僕の元からサヨナラしなくなった。

 コーヒーの飲み過ぎで、頻尿になる

 朝、起きて、まずコーヒーを淹れる。それを飲みながら朝食の準備をする。その後、NOTEに投稿する記事を書く。気づけば、家族が起きるまでに、コーヒーメーカーで2回コーヒーを淹れて飲んでいた。家族が起きた頃には、すっかり膀胱が馬鹿になって、頻繁にトイレに行くようになってしまった。

 今はもう他人事のバレンタインデイ
              
 妻は仕事で留守。会社も辞めたので、義理チョコも貰う当てなし。他に貰える知り合いもなく、完璧に他人事となったバレンタインデイである。もっとも妻から水筒をプレゼントされた。

 病院にいけば、老化といわれ 身もふたもない

 本人は若いつもりでいるのに、体に変調があって、病院に行くと、必ずといっていいほど、「それは老化ですね」といわれる。

 お気に入りの時計を買って
          出かける時には着けていかない

 僕はSWATCHの蒐集家、まではいかないが、好きで幾つも持っている。だけど、出かける時につけていくのは余程稀だ。時間はスマホでわかるし、ないならないで支障はない。ただ部屋に飾っているだけのものになっている。

 マンションの敷地内も全面禁煙
                
 
10数年前、まだ喫煙者だった頃、妻から、家の中での喫煙を禁止され、外で喫っていたら、マンション自治会から敷地内全面禁煙にされてしまった。喫煙者は人間扱いされないのだと悟り、あちら側の人間になるべく煙草を止めるのを決意した。かつてホタル族といわれたベランダで喫っていた人たちは消えていなくなってしまった。

 孫ほども違う娘にときめいて
        
 
女優の當真あみが、僕の現在の推しである。16歳。孫ほども違う年齢差である。それにしても「推し」という言葉は便利だ。この年齢差で、ファンとか好きとか熱中とかいう言葉を使うと何だか気持ち悪いが「推し」という言葉を使うと、応援してる、みたいなニュアンスがあって、気持ち悪さを感じない。そう思うのは僕だけか。
   
 断捨離だミニマリストだ捨てまくれ
            気づけば着ていく服がない

 断捨離で、服といわず、タンス、本棚等々、捨てまくった。結果、着ていくジャンパーがなくなって、メルカリで余計に買ってしまった。

 家族の通帳集め 積み立てNISAに投資かけ

 来年の新NISAが始まるまでに家族全員積み立てNISAに加入して、新NISAへの準備をする。YouTubeもネットも書籍もみんな薦める。これで転んだら洒落にならない。

 母親から育毛剤をプレゼントされる

 高価な育毛剤を、通販で5個1セットで買ったから、1個あげるとプレゼントされた。確かに後頭部がだんだん寂しくなってきている。まだ隠せる程度ではあるが。それにしても母親から育毛剤をプレゼントされるなんて思いもしなかった。親子共々歳を取った。元気で長生きしているのはありがたい。

 スカジャンを会社のジャンパーと間違われ

 先日書いた記事のなかでのこと。病院に行ったら、スカジャンを見て、どこかの会社のジャンパーと間違われ「会社のユニフォームですか」といわれた。若作りをしても馬脚を露す典型的な例かもしれない。


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