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季節の変わり目。不調な時こそ「長芋のグラグラ」フーフーしながら、邪の気を退散させて正の気をとりこもう!

ミニ土鍋/我妻珠美作

いま、風邪をひいている人が多いですね。
真夏を思わせる暑さが続いたり、暑いのかと思い油断していると 急転にわかにかき曇りグングン冷えたり…
お天道様にどうなっているのか今後の出番を聞きたいところ。

風邪といえば、母がよく作ってくれたのが「はつみつ大根」
大根を薄切りにしてハチミツに漬けるだけの簡単なものでしたが、
のどの風邪でゴホンゴホンしたときにおまじないになりました。

で・・・こんなどっちつかずのお天気の日に
「長芋のグラグラ」もおなかにお勧め。
初夏にも熱いものは陰陽で用いられています。
忘我亭のまかないで調子が良くない時に登場していました。
夏風邪で食欲ない時でも、過労で胃袋が弱っている時でも、長芋の滋味が胃の腑にしみわたってゆきます。

◇材料2人分◇
長芋250g
卵1個
シュレッドチーズ(とろけるチーズ) お好みの量だけ
ハム1〜2枚 お好きな量で
だし汁  100cc  (私は鰹だし汁を使いましたが、ご家庭で使い慣れたもので大丈夫)熱くないように。室温以下にして使用します。
醤油  大さじ1弱
塩   少々
耐熱の器

◇作り方◇
1)長芋はすりおろしておく。
2)1に卵とだし汁、醤油を入れてよく混ぜる。味を見て足りなければ塩を足す。アバウトでごめん!
3)耐熱の器に一口大に切ったハム、シュレッドチーズお好みの量をいれ、2をひたひたに注ぐ。
4)180度に熱したオーブンに6分ほど入れて、出来上がり。

◎ハムがなければシンプルにチーズだけでやってみて!
ハムの代わりに蒸し海老や蒸し帆立、甘辛く炒めたひき肉、蒸し鶏にするとゴージャスっぽい仕上がり。(オーブンに入れる時間が短いので、なまものはあらかじめ火を通しておいてください)
アボカドいれてもおいしそう。
この組み合わせじゃなくっちゃダメというものではありません。
臨機応変大好き。
◎オーブンがなければ、オーブントースターでも大丈夫です。


今回使用した我妻さんの土鍋。
内側の釉薬も丁寧に施されていて、木のスプーンを入れてもやさしい使い心地でした。
また、オーブンの中でも中心部までしっかり熱を伝えていて、出来上がりもなめらかに申し分なくでした。

2人展が近づいているようですよ。

我妻珠美 ・五十嵐貴子 うつわ展
「食を楽しむ」
2019.05.22(水)-28(火)
新宿高島屋 10F 暮らしの工芸

追記
これオープン当初から作っていて、いま思い出すと、もともとは余ったとろろ汁をどう食べるかというところから作っていったように記憶しています。
初めは炊いたごはんをいれてみたり(これはおかゆっぽくなってしまった)
チーズを入れる発想がなかったり(とろみのインパクトに欠けたのでどうするか考えた)
楽しみながら作って、いまの形が出来上がっていきました。



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