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「書く」に在る、読みたいものの先へ

Dear,friends.
秋も深まり勤労感謝の日も過ぎました。気がつけばもう11月も終盤、秋晴れという言葉が使えるのもあとわずかです。12月の息遣いは、そこまで来ていますね。いかがお過ごしですか?

12月に入ったら何しようかな、何ができるかな、と、赤い手帳に書き出しています。キーアイテムはお気に入りの万年筆。お手紙やクリスマスカードを書いたり、2022年末までの5年日記に「いいこと」を綴ったり。ささやかでしょう?

あなたはどんなことをしようとしていますか?きっと何かしらのことを書いたり送ったりしてるかと思います。この社会では、誰もが日々文字や文に囲まれ、デジタルもアナログも同じように、読んだり打ったりしています。

今の私は、書くことで何かの益を生み出していません。でもきっと書くことで息をする人、生きている人はいるのです。心強いな。そして改めて、自分が読みたいものは、自分が書くものの中にあると思うのです。使う言語は同じくしても、生まれる文章の、この豊かさ。探すように綴ることの発見。写真だってそう。見えないものを写しちゃうのは、おんなじですね。

秋から読んでいる1冊の書簡文学が、なかなか進められないでいます。社会への疑問や不満や喜怒哀楽を、2人の作家が往復書簡としてぶつけあった本。その本を読んでいると私はまるで「お前に、ここまでできるか?」と問われているような気分になってしまうのです。さすがだ、と、読めなくてもちゃんと机の上に置いています。
言葉で深くまで潜り、言葉として曝け出すこと。もしかして見たくない感情まで、触れてしまうこともあるかもしれません。人生と同じ。感情が目に見えると、怖い時だってありますよね。
文章で形取る深淵、一歩の深みは怖くもあるのですが、同時に「やってみたい」と思ったりもします。あなたはどうですか?
今しか書けない?ああ、そうかも。そんな2022年12月にしてもいいな、と感じる今日。どうぞあなたも見つけられますように、と、私は互いのために祈ります。
さぁ、2022年12月が始まります。

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