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タイムスリップご自愛

おはこんばんちは。
パーソナルコーチのりょうです。

今日は自己紹介にも触れた、高校時代の部活動
について書きたいと思います。

※私の学生時代をよく知っている方もご覧になられるかもしれません。もしも、気分を害する内容がありましたら、ごめんなさい。
あくまで個人の感想・見解なので、温かい目で見ていただけると幸いです。


出会い 〜小学校編〜

私は小中高と9年間、吹奏楽に青春をささげました。
高校時代の話をすると申し上げましたが、プロローグ的にその手前のお話も。


吹奏楽との出会いは小学3年生のときの、学校の体育館での上級生の演奏。
(確かPUFFYの愛のしるしだった)

キラキラと輝く楽器から溢れ出る様々な音色に圧倒され、自分もこの中に混じって演奏してみたい!とワクワクしたのを今でも覚えています。
小学4年生にあがって部活を始められるようになったとき、迷わず吹奏楽部に入りました。
「トランペット」をやりたかったけど、割り当てられたのは「トロンボーン」。

当時通っていたスイミングスクールに行っている間に決まっていました。
見たことも聞いたこともない楽器。
でもいざ吹いてみたら見た目の通り何ともコミカルな音色。
あっという間に虜になりました。

小学校時代も大会には出ていましたが、適度なゆるさで、のめり込むというよりは、
流行りの曲も演奏できるし、「めっちゃ楽ぴー」ぐらいのテンションだったと思います。
遊びの延長で、楽しく音楽に触れる日々でした。

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ここで、突然の息抜き脱線話。

小学6年生の頃ダンスダンスレボリューション(以下ダンレボ)が発売。
近所の友人とよく遊んでいたものの、普通に遊ぶのは飽きてしまうお年頃。頭のおかしい私と友人はクラッシュバンディクーをダンレボのコントローラーで挑戦(アホすぎる)
あと、当時の私はNHK教育テレビに傾倒。
ハッチポッチステーション、英語で遊ぼう、忍たま乱太郎、天才テレビくんを欠かさず視聴。
そういえば、英語で遊ぼうの体操のお兄さん的な人はケインコスギだった。
※民放にも夢中。ポケビの解散を防ごうと血眼になって署名活動

以上、脱線話終了です。すみません。
本編に戻ります。
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魅惑の夢の国 〜中学校編〜

中学校に入学した私は迷っていました。


「どの部活に入ろう」

父や兄がやっていたテニス部も良いかもと思ってました。(爽やかな雰囲気醸し出せそうだし)

一方で小学校の時にフワフワと楽しんでいた吹奏楽部は超〜〜〜名門校。
全国で名の知れた伝統校だったのです。
たまたまその学区に住んでただけなんですけどね。
しかも、休みなく練習の厳しいヤバい部活との噂。しかし魅力的な噂も

どうやら全国大会に行くとディズニーランドにいけるらしい。

田舎者には行きたくても簡単に行けない場所。
今だから言えますけど、吹奏楽を続けたいよりも夢の国の方が12歳のワタシには惹きつけられるものがありました。
そんな不純な動機とともに(それだけではないけれど)入部。


いざ入ってみると確かに練習はスパルタ。でも、それ以上にみんなで作り上げていくエネルギーや、先輩たちの熱量に圧倒されました。
そして繰り広げられる人間ドラマ。
まさに青春です。(激怒していなくなる先生に、もう一度お願いします!と懇願、泣き出して怒る女子部員などなど)

また、私自身は練習を通して、自分でも分かるぐらいものすごいスピードで上達していくのを感じました。
なんの迷いや恐れもなく、ただ純粋に
楽器と向き合う時間=楽しい
しかなかったからだと思います。
大きな舞台で披露することの緊張感や、お客さんが聴き入って静寂になる瞬間、今・ここの瞬間でしか得られない高揚感に魅了されました。
中学校時代は、素直に惹かれたものに対して自分のまま心から楽しみ、感じたことのすべてを音楽を通して表現(発散?)していました。

吹く私

こんなに楽しいことを簡単に手放すわけもなく、本気で吹奏楽に没頭できそうな高校を選びました。

心の奥に押し込まれる本音 〜高校生編〜

いよいよ本編です。
進学した高校も吹奏楽の伝統校。県内の中学生
が憧れ、一生懸命勉強して入学を目指す学校。
晴れて私も入学することができました。(推薦ですけど)

心を躍らせ入学し、憧れの吹奏楽部の門を叩きました。
新しい環境で一ヶ月ぐらいすぎた頃。


押し寄せる違和感


絶対的トップに君臨する先生。
それを崇める先輩たち。


「3年生は神様。先生は神様の神様。」


誰が言い出したのかは分からないけど、そんな考え方が当たり前になってました。
今考えると全くもって意味が分からないのですが、当時の私は「そうだよね、きっとそうなんだよね。このルールに従わないとうまくやれないよね。」
そう信じて、このようなルールの数々を真面目に守り、溶け込めるように無理をして頑張りました。

でも皮肉なことに、なにもうまくいきませんでした。
中学生まで伸びやかに演奏できていたのに萎縮して全く良い音が出せなくなり、人前で演奏することが怖くなりました。
また、周りに合わせれば合わせるほど、縄で身体を締め付けられるように、自由を失っていきました。
それでも、吹奏楽がやりたくてわざわざ入った高校だから、自分を殺して続けるしか選択肢はないと思ってました。ここでリタイアしたら人生終わりとまで思っていたかもしれません。

高校2年の秋。
3年生が引退した後、私は部長になりました。

やりたい気持ちなんて1mmもなかった。


それでも、やれるのはあなたしかいないからと言われて、引き受けざるを得なかったのです。他人の期待に応えることがデフォルトになっていた私。

朝は6時に起きて、23時に帰宅。
一番最初に学校に来て、最後まで残る日々。


みんなの前に立って仕切ることは苦手でした。
でも、いくら自信がなくても、堂々としているフリをして前向きなリーダーである必要がありました。
本当はただただ楽しく音楽さえできれば良いだけなのに。
私の気持ちと人前で見せている姿に乖離があり、いつも嘘をついているような気持ちでした。
(※多分本当に気持ちは表情や声に出ていたと思います)

三年生に近づくにつれて、部活を辞めようとする子が少しずつ出てきました。
一個人としては辞めることを応援したいのに、部長だから止めなければいけない。
部長としてあるべき姿を保つために、自分の本当の気持ちを押し殺す日々。感じると辛かったし、心の中にある気持ちは表に出してはいけないものだと思っていたから、何も感じないように意識していました。

そのうち朝に起きられなくなるようになりました。


ずっと寝てたい、何も考えたくない。
逃げたい。


もう本当に疲れていたのでしょう。

記憶があやふやなのですが、病院へ行き、何種類か薬を処方された記憶があります。
薬が出されるということは病気という免罪符をもらえたようで、何も上手くできていないことにお赦しをもらえたような気がして安心しました。


(今思い返せば、鬱ギリギリだったんじゃないの?と思うけど)
そんな状態で迎えた夏のコンクール。
世間は「笑ってコラえて」の吹奏楽の旅のおかげで、青春の象徴として賑わう日々。

みんなの頑張りによって迎えた東北大会。
演奏を終え、最後の表彰式。
私は部長として表彰台に上がりました。

全国大会の出場校として自分たちの高校名が呼ばれた瞬間、
客席からは歓声が湧いていました。
でも、その時私が心の中で感じたこと。


地獄が続くんだ。まだ逃げられない。


笑顔で賞状をもらいながら、そんなことを心の中で思っていました。
そんなことなんか絶対に誰にも言えない。
家族にすらも言えませんでした。

それだけ追い込まれていたし、自分の気持ちを封印していました。

あのステージでスポットライトを浴びながら、湧き出てきた自分の言葉と
客席の光景は今でも脳裏にこびりついています。


タイムスリップご自愛

約20年前の当時の私は、自分から湧き出る自然な感情を否定し続けていました。
今タイムスリップして少年りょうに声をかけてあげるなら、どんな言葉をかけてあげるでしょう?

「あなたが感じていることは間違っていないよ。素直に感じて良いんだよ」

「自分の湧き出る言葉を伝えてもいいんだよ。同じ気持ちを持っている人はたくさんいるよ」

「もう十分頑張ったよね。逃げたかったら飛び出してもいいんだよ」


とにかく、頑張れではなくねぎらいたい。
ご自愛して欲しい。

今の私は、嫌な人やことからは逃げるし、自分が苦手なことは得意な人にぶん投げます。(適材適所最高)
それでも何とかなるし、むしろHAPPY。

何より自分の中から湧き出たものを否定しないし、そこに素直に従いたい気持ちがあります。

職場での私は、弱い自分を積極的に出しています。
そうした方がチームのメンバーが安心できるから。

「リーダーこそ、弱くて良いよ」


もしかしたらこの言葉を一番かけてあげたいかもしれません。
あの小さな世界で悩んで苦しんでいた、自分に優しく声をかけてあげたいなと思います。
そうしたら、本当に心から笑って過ごしてくれるような、そんな気がします。

最後に

もう一度やり直せるならやり直したい。
正直に言うとそういう気持ちもあります。
でも、あの時に味わった出来事や感情があるからこそ、今があるので
そのままにしておいて良いかなと思います。

心の中にモヤモヤを感じたら、しっかりと味わい大切にしたい。

そうやって、ちゃんと自分をご自愛していきたいなと思います。

書きたいことを書きなぐった感じなので、何を言いたいのかよく分からない文章になってしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございました!






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