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友達への手紙が自分に届く
アメリカに引っ越して来て1ヶ月くらいたった頃、旅立ちを見送ってくれた子供のお友達に手紙を書いた。2人は少しふるえているようなおぼつかないひらがなとイラストを駆使して伝えたいことを紙一面に描いた。それを私は丁寧に折り畳んで封筒に入れ、郵便局へ行って国際郵便用の切手を購入し、ベロンと舌の上に乗せたあと、封筒の表面に貼り付けて投函した。切手の裏の味は日本の切手とあまり変わらない気がした。
手紙が日本に
Next Stop Wonderland
ボストンには4本の地下鉄が通っている。Red, Green, Orange, Blue Lineである。そしてBlue Lineの北側の終点がWonderland駅であり、1906年から1910年まで、実際にWonderland Amusement Parkという当時では最先端のアトラクションが集結していたと言われる遊園地が存在していた。当時は夜この辺りの道を運転することが多く、時々Wonder
もっとみる私は日本へ子供たちはデイケアへ
私たちが住んでいたケンブリッジは基本的には公立小学校がK-5gradeまでの区切りで幼稚園年長となる年からKindergarten、というカテゴリーで学校に入ることになる。そしてそのまま同じ校舎で小学校1年生となり、5年生になるまで同じ学校。つまり小学校にいるのは日本と同じ6年間だが入るのも出るのも1年早くなる。2014年8月当時、娘は当時5歳で、本来なら9月から公立のKindergartenに
もっとみる2014年8月10日
日本は本州に台風が直撃で飛行機が飛ぶか飛ばないか微妙な状況だったが、とりあえず成田から私たちを乗せた飛行機は無事ボストンへ着陸した。子供たちはお友達から別れ際にもらったお揃いのコインドットのバックパックにお気に入りのガラクタをめいっぱい詰め込んでご機嫌だった。「知らない街に住む」ということをまだ知らない4歳児と5歳児はただただ力強く前進していく。その後ろ姿を見ながら未知の未知って偉大だなぁ、と思
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