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松浦壮『時間とはなんだろう』読んだ

この2年ほど、時間とはなにか、ということにとらわれていた。

いや、時間を数で表すことについての違和感というべきか。

もっと踏み込んでいえば、数は私たちを裏切っているのではないかという疑問だ。

その欺瞞は時間を計測することにもっとも現れているのではないかという疑念。

というわけでいろいろと本を読んでいるのだが、違和感の正体はなかなかつかめない。

そこで視点を変えて、物理学はどのように時間を捉えているか勉強してみることにした。

ブルーバックスのなんだろうシリーズだ。

Kindle Unlimitedだよ。またAudibleの聴き放題プランにも入っている。

一般向けの解説書なのでややこしい数式はない。ことの性質上、数式がないから理解しやすいというわけではないが、見た瞬間に脳が拒絶するなんてことはないだろう。

光速の何%の速度で移動していると時間が歪むとか、量子レベルのお話とかが、私の疑問にストレートに解答を与えてくれるわけではないけど、まあ面白かった。もう少し勉強してみようと思う。
ありがたいことに巻末におすすめ書籍リストがついている。

悲しいのは大学に入る前にあんなに一生懸命に勉強した物理学をだいぶ忘れてしまっている。マックスウェルの法則を忘れているばかりか、説明されてもすんなり理解できなかった、、、

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