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#722 雑誌論18|YOUNG MAGAZINE(ヤングマガジン)

前回のヤングジャンプに引き続き、19~25歳くらいまで定期購読していたヤングマガジン通称ヤンマガについて語ります。


ヤングマガジン(ヤンマガ)とは?

ヤンマガは週刊少年マガジン月刊少年マガジンアダルト版ということで、ライバルでベンチマークであるヤンジャン週刊化の1年後の1980年より刊行されております。

基本的なスタンスはヤンジャンと一緒で、少年誌でやれないラインを攻めるというスタンスです。
よってエロあり、グロあり、ブラックジョークありと言うのが雑誌のテーマなのですが、色々なジャンルにおいて、ヤンマガの方がヤンジャンより攻めている印象がありますね(主観ですが)

僕がヤンマガを買ったのはまだ覚えてますが、高3の2月、自動車学校に通っている時期でした。
自動車学校行きのバスの中がヒマすぎて買った記憶がありまして、そこから大学生と言う財力を活かして、ヤンジャンとヤンマガの両方を買う二刀流になりましたね。

そしてヤンマガは基本月曜発売でしたが、社会人1年目の頃、初台に住んでいた時、商店街にあった近所の本屋でなぜか毎週土曜日に売ってました笑
なのでフライングして買ってましたけど、あれなんでだったんだろう?謎ですね。


ヤングマガジン(ヤンマガ)の魅力

1.グラビアの少女たち

ヤンジャンよろしく、ヤンマガもグラビアには力を入れていましたね。
ヤンジャンは「ダイヤの原石」系が多いのに対し、ヤンマガは安定というか王道で勝負する感覚がありました。
深田恭子とか、安田美沙子とか、モー娘。とか、松浦亜弥とかでしょうか。

ただ、ミスマガジンの企画もあったりで、デビュー前のアイドルをPUSHしたりもしてまして、いわまゆは僕らの間でメッチャ人気ありましたね。


佐野夏芽も人気ありました。この子も可愛かったですね・・・


2. ギャグマンガのレベルが高い

ヤンジャンは「ある意味面白い」系の漫画こそ多かったんですが、純粋なギャグマンガは画太郎先生の孤軍奮闘だったのに対し、ヤンマガはこの後紹介しますが、笑えるギャグマンガが多かったですね。
何も考えずに笑える漫画が多かったので、ここはヤンジャンと比べてもヤンマガの強いポイントと言っても良いでしょう。


3.ジャンルが広い

ヤンジャンより何でもありな気がしています。
ギャグマンガからラブコメ、サスペンス、学園もの、ギャンブル、ヤクザ、走り屋etc…
世界が広く、何でもありな感じが非常に良かったですね。


ヤンマガの思い出に残るBEST20

20位 工業哀歌バレーボーイズ

残念ながらクソ漫画です笑
登場人物全員が性に無軌道で、貞操観念一切なし!本当に酷いです!笑
続編の「好色哀歌バレーボーイズ」でちょっと人情ものになったりするんですけど、内容一切覚えてないですね笑
ただ、無ければ無いでさみしい、そんな漫画でした。


19位 彼岸島

これは今なお続くサイコ・ホラー・ギャグマンガですね。
色々なところでネタにされていたりするんですが、本当に酷いです笑
ケンちゃんが死んだあたりは不謹慎ですが爆笑しましたね笑
そしてwikiでちょっと見たんですけど、西山とかユキとかとんでもないことになっていたみたいですね笑


18位 空手小公子 小日向海流

これは・・・序盤は面白かったんですけど、広げまくった伏線を一切回収しないで終わった記憶がありますね笑
序盤は面白いです。ケイン・コスギあたりと戦うあたりも面白かったのですが・・・


17位 プラスチック解体高校

これは高校の頃に読んで結構印象に残った漫画でしたね。
この後の「極東学園天国」もサクッと読めるのでなかなか楽しいです。
作中で登場人物が、印象に残るような結構重かったり、深いセリフを言ったりして、心の片隅に残ったりしていますね。
このプラスチック~はヒロインのナオミが非常に良かったですね。


16位 甘い水

これは厳密には「別冊ヤンマガ」なんですが、あえてチョイスしました。
とにかく最高に鬱になる漫画であり、読むのをお勧めしません。
たしか高校の頃にこれを読んで、結構ダメージ受けた記憶ありますね。
かなりダークでヘヴィーな恋愛漫画です。


15位 喧嘩商売

「幕張」「泣くようぐいす」「代表人」でおなじみの木多先生の作品ですね。序盤は木多ワールド炸裂で、女子アナの会とかは爆笑したものでしたが、割とまともなバトル漫画になっています。
連載再開してほしい限りです。


14位 食べれません

これもマジで大好きな作品でした。
なかなかのブラックジョークが冴えわたり、にーのさんやファイバー戦隊など、毎回ニヤリとする内容が多かったですね。
それだけに風間やんわり先生の急逝はショックでしたね。冥福を祈ります。


13位 花とみつばち

これも結構流行ってましたね。
読んでいた当時小松と同級生くらいだったので、色々とモテなさ具合が共感できたものでした笑
長沢ちゃんみたいな奴はたくさんいましたね笑
展開が早く、話が早くて面白かったですね。


12位 猿ロック

これもリアルタイムで読んでましたね。
画力が高いので読みやすく、面白かったですし、いい感じにエロいのも良かったですね笑
カギを開けるというテーマだけでよくここまで膨らませられたなと思いますね。


11位 ハレ婚。

ハレ婚。はリアルタイムでは読んでいなかったですが、単行本でまとめて読んで非常に面白かったですね。
次回の漫画論で紹介しようと思っておりますので、ここではサクッと紹介しておきますが、とにかくやはりNON先生の画力が半端ないですね。
非常に楽しい作品でした。


10位 マイホームヒーロー

これも面白いです。
朝墓先生の漫画は、基本的にキバヤシさん原作の作品しか読んだこと無かったですが、原作者関係なく朝基先生は魅力的な漫画を描きますね。
あと5話で完結するようですが、最後どうなるんだか展開が読めない(と言いつつ娘が父を捕まえるのでしょうが・・・)
完結後に改めて漫画論で紹介したい作品です。


9位 エリートヤンキー三郎

以前にも書いたので、特に取り立ててここで書くことは無いですかね笑
とにかく第2部以降は蛇足でしたが、序盤は本当に楽しかった。
石井の児童虐待とか本当に笑いましたね笑


8位 ザ・ファブル

ファブルも勿論あげておきたい作品ですが、思いっきりちょっと前に紹介しているので書くことがそんな無いんですが・・・この作品もエリートヤンキー三郎よろしく、第2部がイマイチピンとこなかったという特徴がありますが、第3部に期待ですね。


7位 赤灯えれじい

赤灯えれじいは青春を感じさせ、温かい気持ちになれるラブコメですね。
これが実写化しなかったのかは、関西弁でチーコにハマる女優がいないのが理由でしょう。


6位 新宿スワン

新宿スワンもアンダーグラウンドな内容でなかなか面白いですね。
この漫画を知って、スカウトの世界を知った人は多いと思います。
最後の方は完全にヤクザ漫画になってしまっておりましたが、なかなか見ごたえある作品なので、久しぶりにまとめて読もうと思います。
そしてこの作者が「東京卍リベンジャーズ」を次に書いたのは凄かったですね。売れるツボをしっかりわかっています。


5位 ストッパー毒島

これはヤンマガを僕が購読する時には連載が終わっていたんですが、大好きな作品です。
僕が唯一全巻持っていた野球漫画・・・と書こうとしましたがROOKIESも持ってました。
とにかく「分かりやすい」「読みやすい」「展開が楽しい」というハロルド作石先生の魅力がふんだんに詰まった野球漫画です。
当たり前のように実在する登場人物を使っているのも◎ですね。


4位 おやすみなさい。

ヤンマガで大好きだったギャグマンガですね。
チェリーナイツも好きでしたが、やはり僕はおやすみなさい。派でした。
ケニーくん、神久保さん、正博さんと小粒のキャラが立ってるので、是非小田原ドラゴン先生にはおやすみなさい。の続編を書いてほしいものです。


3位 行け!稲中卓球部

そしてこの漫画は外せないでしょう。
ヤンマガのみならず、日本のすべてのギャグマンガを過去のものにしたとも言われている稀代の名作です。マジで腹抱えて笑いましたね。
「僕といっしょ」「グリーンヒル」も面白いんですけど、やはり稲中の1~7巻くらいの破壊力には勝てないですね。
「ヒミズ」「シガテラ」とかはちょっと怖かったですし・・・


2位 代紋TAKE2

この漫画も大好きですね。
僕は1~2年に一度この漫画を読みたくなる症候群があるんですけど、最近読んでいないので近いうちにじっくり読みたいと思っておりますが、目まぐるしく展開が進んで、丈二がどんどん成り上がっていくのが本当に面白い。
そして僕はこの漫画のオチが肯定派(伏線がしっくり来る)なので、読了後もスッキリしますし、最初から最後まで目が離せない、大好きな漫画です。


1位 カイジ

そしてやはりヤンマガと言えばカイジでしょう。
久しぶりに先日全巻読みましたが、やはり面白い。
逃亡編も最新まで全部読みましたが、なんだかんだで続きが気になりますね。
最後どうなるかマジで読めないですが、久々に心理戦バトルを行ってほしいですね。


まとめ

なんで買うのやめたか全然覚えてないですが・・・
10代後半~20代前半を共に過ごせた思い出の雑誌ですね。

次はヤングサンデーですかね。

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