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#192 漫画論22|行け!稲中卓球部

これは小5くらいだったでしょうか?
とにかく爆発的に流行り、兄貴がいるようなちょっとオマセな男児を中心に、みんな読んでましたね。
当時の我々にしてみるとアダルトな内容が多く、割と下ネタはこの漫画で学んだ記憶があります。

とにかく今読んでもズバぬけているギャグセンス。
本当に面白かったですね。


10位  第1話目(1巻)

ある種登場人物紹介的な1巻の1話目、なかなかセンセーショナルでした。
部長で巨根の竹田、副部長(だっけ?)でチャラ男の木之下、ハーフで傷つきやすくオイニーがツイキーの田辺・M・五郎、ムッツリスケベの田中、あしたのジョーオタクの井沢、そして愛すべき主人公前野と、主要キャラクター6人の紹介でした。
ここから物語が始まります。


9位 不発弾(7巻)

これはメッチャ笑いましたね。
ちょっとペッティングまで進んだ友人を将棋の歩に例えて、
「”と金”だけどお前は所詮、歩(ふ)」とその友人はdisされれたのですが・・・
田中が歩にも色々ある(囮になる、王を守る、取られてじっとしているetc…)と紹介しつつ、前野が謎に「君は最後まで一歩も動かなかった歩だ!」とdisされ、「そうだ前野くん、君は不発弾だ!」とその友人にもdisされるというやつで、笑いました。
周りでも「不発弾」と陰の薄い人間をdisる嗜みが流行ってましたね笑


8位 京子ちゃん登場(2巻)

京子ちゃんが加入してエロ度が上がり、あからさまに下ネタが増えましたね笑
そして大会が始まり、初戦で趙強豪にあたることとなり、部員のやる気を出させる為に京子ちゃんのプレゼントとか、井沢の試合直前の士気を高めるための京子ちゃんへの依頼とか、電話のオチとか最後まで秀逸。
この辺からメチャクチャ面白くなってきた感じがありましたね。


7位 田中のオナラのテロ(4〜5巻あたり)

田中が1年間オナラを貯めて、そのオナラを部室にばら撒きテロを起こすという回です笑
田中は何をやっても許される、本当に良いキャラクターでした。


6位 卓球拳(4〜5巻くらい)

これも腹抱えて笑った記憶がありますね!
「ネット!」「エッジ!」とか、マジで本当に秀逸なギャグセンス。
この時期の古谷先生は神がかってますね!


5位 夏合宿(4〜5巻くらい)

夏合宿系は毎回面白いですが、2回目が一番面白かったですね。
変な全身タイツの3人組がいて、前野と井沢が「イエッ!」「カモッ!」と握手をしてた時に竹田あたりが「そんな人たちと打ち解けるな」と突っ込んでいたのがすごい笑った記憶がありますね笑


4位 健康診断に潜入(3巻くらい)

これも本当に笑いました。このドクター前野のチャレンジスピリッツというかなんというか笑
やっぱ健康診断に医者に扮して潜入するという発想がまず出てこないですよね。
先生が泣いているシーンが本当に笑いました。


3位 川に溺れる田辺・M・五郎(3巻くらい)

これも本当に笑いました。
さっきから「本当に笑った」としか言ってないんですが、本当に笑ったんです!
とにかくこの上記のコマが大好きでした。「大した男だ・・・」の突っ込みとか、本当に秀逸です。


2位 木下の家へのお泊まり(4巻くらい)

これは最初から最後まで面白いです。
木之下の家に無理矢理泊まる話なんですが、部屋で井沢がCDを漁って「前川清無いの?」と言ったり、田中が家を自由に散策するため木之下を殴りつけたり、木之下の姉を見て「えいえいおー!」と円陣を組んだり、姉がお風呂に入るのを覗こうとして止める木之下(弟)を前野がボコボコにしたり、そしてパンツ職人ですよ笑
「・・・Aタイプか・・・」とかのツッコミも本当に笑いましたね。
そして、最後の井沢がパイロットになりたいという宣言から、「じゃあ今日がお前の初フライトだね」の件、そしてオチ!完璧!
100点!


1位 町田くん登場(6巻)

これも本当に笑いましたね。
やっぱ前野が補欠になるという展開から、町田への恋が自然(?)であり、最初から最後まで笑いましたね。
そして田中のツッコミが本当に面白かった。
まぁ、読んでくれという話です!


最後に

そんな稲中ですが、個人的には8巻あたりから失速していき、なんか最後の方はあんまり面白くなかった記憶もありますが・・・とにかく序盤の破壊力は神がかってます。
「僕といっしょ」も「グリーンヒル」も読んでましたが、やっぱ稲中の破壊力には勝てないですね!



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