【生産性向上】やるべきことに取りかかれない人へ伝えたいこと
こんにちは、Bosch(ボッシュ)です。
私は、東証プライム市場上場のIT企業を昨年退職し、現在は再雇用で就業継続中の一般男性です。
あなたはやるべき仕事に、なかなか取りかかれないことはありませんか。
人は仕事に複雑さ、不得手、面倒、不安などを感じると、その仕事を先延ばしにしてしまう傾向があります。
目の前にやるべきことがあるのに、一時的な息抜きを楽しんだりして、自分の状況をより悪くしたりします。
結局は、仕事の締め切り間際になって、質の低い仕事をしたり、結局は締め切りに間に合わなくなるということになったりします。
そんなことにしたくないですよね。
この記事では、やるべきことになかなか取りかかれない人に役に立つ「チャンクダウン」というテクニックについて共有します。
※本記事は『【生産性向上】やるべきことに取りかかれない人は「チャンクダウン」すべき(2022年8月15日公開)』を再編集しました。
チャンクダウンとは
チャンクダウンとは、
ことです。
「チャンク」とは塊(かたまり)という意味です。
大きな氷の塊はなかなか溶けてはいきませんが、アイスピックなどで割り砕いて小さな氷の塊にすることができれば、すぐに氷は溶けてしまいますよね。
つまり、目の前のやるべき仕事は大きな氷の塊であり、それを素早く溶かすためには、小さく砕いて溶けやすくするのです。
難易度が高く困難に思われる仕事でも、いつもこなせているような小さなタスクのレベルに分割すれば、実行するのが容易になる、ということです。
チャンクダウンの例
ここで、「生産性向上セミナーの開催」という仕事について、チャンクダウンしてみます。
今回は自分が講師となってセミナーを開催するという条件です。
「生産性向上セミナー開催」をチャンクダウンした例
【事前作業タスク】
・セミナーコンセプト、伝えるメッセージ、ターゲット、構成などの決定
・セミナーコンテンツの作成
・開催日程決定
・会場予約
・受講者募集の方法検討
・受講者募集
・受講者リスト作成
・広報方法検討
・ポスター・アンケート作成
【セミナー当日タスク】
・受付
・出欠確認
・セミナー受講者への注意事項説明
・セミナー進行
・コンテンツの説明
・質疑応答
・アンケート依頼
【事後タスク】
・アンケート集計、分析
・セミナー実施報告書作成
・会場費用精算
まだ他にもタスクもありますし、まだ細かくしたほうがいいタスクもありますね。
でも、こうやって、タスクを細分化すれば、すぐにできそうなタスクに取りかかろうという気になりませんか。
「どんなセミナーにするか大枠のコンセプトを考えてみる」「開催日程の候補をあげる」「使えそうな会場を探してみる」などであれば、すぐに取りかかれそうですね。
チャンクダウンのメリット
チャンクダウンすることで、複雑で何から手を付けていいか、わからなかった仕事の詳細なタスク、ステップが可視化されます。
そのため、これらの仕事に取りかかるための心理的なハードルが下がります。
また、可視化されることで、詳細なタスクにかかる時間や難易度もより明確にできます。
具体的にどのタスクに苦戦しそうかもわかります。
苦戦しそうなタスクが明確になれば、そのタスクを円滑に行うための対策も立てやすくなります。
その対策とは、例えば、先輩や有識者のアドバイスを受けるとかいったものです。
まとめ
複雑さ、不得手、面倒、不安などを感じて先送りにしそうな仕事に、すぐにとりかかるためには「チャンクダウン」することが有効です。
チャンクダウンすることで、その仕事に取りかかることのハードルが下がります。
また、複雑な仕事を細分化することで、その仕事を円滑に進めるための対策を打つことが可能になります。
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以上、Boschでした。
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