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洞察力

不登校になった友達が学校に来てくれた時の話をします。

学生時代は、何故か友達と友達を取り合いをしてました。
当時は、分からなかったけど…3人で行動するのが多分、苦手でした。

ある日、別の友達の部活で仲良くなった友達を正直に可愛くないと言ってしまい、喧嘩になり、そこから省かれ孤立しました。
だからグループで何かをするみたいなのが凄く嫌でした。
そして…もうひとりの友達もだんだん学校に来なくなりました。
もうひとりの子が性格がキツくてその子には当たりも違う感じがしました。

私は、教室で孤立してた事もあり、友達には学校に来て欲しかったです。
でも、相手の為では無く、自分の為に行動しました。

ある日、友達の家に行きました。
いつもみたく話してくれるかな?みたいな気持ちで会いに行きました。
会う前は気軽に「学校に行こうよっ」みたいに言おうとも思ってました。
友達の瞳を見たら明らかに私を警戒してました。体も震えてて以前の友達ではありませんでした。
まるで初対面の人を見るかの様に…。
以前まではそんな瞳で見てきた友達を見たことは無かったので当時は驚きました。
私は、直感であまり学校に行こうとは言わない方が良いと思いました。
自分が学校で孤立して寂しいという気持ちも隠しました。それを友達に押し付けるのは違うからです。

どうしたら学校に来てくれるかな?と考えた時にまずは信頼関係を築こうと考えて毎日、学校帰りに友達の家に遊びに行きました。
学校の話は触れずにただひたすら遊んで帰りました。
私も学校では孤立してるけど、帰りに友達と遊べるからと毎日、学校に行きました。それと親に迷惑をかけられない気持ちもありました。

約半年経った頃にどんどん素で話てくれる様になって直感で今なら言っても大丈夫な気がすると思って私は勇気を出して友達に「怖いかもしれないけど…無理にとは言わないから学校に行ってみない?」と言いました。
友達が少し悩んで「…うん」と言ってくれた時は本当に嬉しかったです。
最初から教室は無理でしたが特殊学級に来てくれました。先生達も驚いていました。

その頃に友達のお家が犬を飼ったのでもしかしたら犬のお陰もあるかもしれません。
動物には、人を癒す力があるので可能性はあると思います。
友達のお母さんには会うたびに「ずっと感謝してる。本当にありがとう。」と言われます。
自分の為にした行動で相手を救う日が来るなんて思ってませんでした。
でも…良い方向に向かったということは相手の為だったのかもしれません。

それから…その友達は高校で出会った彼と結婚して子供が生まれて幸せに暮らしてます。

もし、あの時に見て見ぬふりをしてたら友達の人生は変わってたかもしれません。
私も学校は辛かったけど、結果的には学校に行ってて良かったと思いました。
でも、今思うと救われたかったのは…私の方だったのかもしれません。

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