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未来に期待

実家の毛布が薄い。
普段ココで生活していないためか帰省時には掻き集められた非常勤毛布たちに包まれて眠る。

母には感謝である。
文句は言えない。

寒さに堪えながら意識が遠退くのを待つ時小学生の時からいつも思う。

"温かさとか寒さって保存して出し入れできたらいいのに"

どういう事かと言うと、余計に暑さや寒さを感じる瞬間の体感温度を切り取って足りない瞬間に適宜当てることが出来たならば一年中快適になるよなっていう単純な思い。

私は句読点を打つのが苦手だ。

この技術が開発されたらすぐさま生活に取り入れること間違いないというほど切望している。

・寒くてお布団から出れない時
・家から駅までの道のり絶対に汗をかきたくない夏のデート前
・キンキンに冷えた綿素材のTシャツに腕を通す時
・命の危険すら感じる近年の寝苦しい熱帯夜

少し考えただけで必要なシーンが溢れ出てくる。その度この事を考えている。

ここまで書いたら布団は温かくなって瞼は重くなる。薄れていく意識の中で呪文のように唱える。

"未来に期待"

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