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今更ながらNetflix3Q決算を説明会を踏まえてソクラテスが読み解きます

皆さんこんばんは。少し時間が経ってしまいましたが、本日はソクラテスが大好きなNetflixの決算及び説明会について思ったことを何点か書かせていただきます。

決算前は下記記事にありますようにNetflixを会社としても株としても爆推しさせていただきましたが、見事短期的な株価は外してしまいました。ただ決算説明会などでは引き続き中長期的に支持する会社としては安心するコメントや報告が中心だった印象です。

第3四半期決算のハイライト

長々書いても仕方ないので、1番のハイライトですが、

第3四半期の新規有料会員数は220万人:一見(ソクラテスも含め)保守的と思われた会社予想250万人を下回る着地となり、サプライズな印象ですが、会社としては概ね想定通りとのことです。やはり単純に第1四半期、第2四半期にて新規有料会員需要の先食いがあったと説明会で言及されました。ガイダンスとしては第4四半期600万人との予想を出しており、総有料会員数はいよいよ2億人突破する予定(冷静に会員収入だけで年間2.5兆円規模ってすごいですよね...)です。また、チャーンレートや滞在時間などKPI等の悪化は一切ないとのことです。

【新規有料会員数の推移、百万人】

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決算説明会そのものですが、もちろん第3四半期の新規有料会員数が予想を下回ったことはサプライズですが、他の動画配信サービスやfortniteなどの異業種サービスと消費者の可処分時間を奪い合う状況は続いているものの、中長期的に同社の競争優位性を揺らがすような材料はなく、むしろ引き続き中長期的な成長を期待させるような内容が中心でした。

改めて今回強く感じさせられたことは、同社はコンテンツ会社である一方で、とてもデータドリブンな側面があり、非常にバランスの取れている会社であるということです。コンテンツ側では、巨額のキャッシュフローを武器に配給及びオリジナル番組制作に注力してます。直近のアカデミー賞でも同社のオリジナルコンテンツが2作品ノミネートされており、もはやただのプラットフォーマーと呼ぶには不適切な規模であり、もはや映像制作会社といってもおかしくないです。同社としてもいいコンテンツ作りにはとことんお金をかけ、そのことでさらに有能なタレントが入ってく上に顧客満足度が上がるという好循環を生み出していきたいとコメントしております。個人的な感想ですが、特にアニメ分野における同社の注力は目を見張るものがあるような気がします。今空前絶後のペースで興行収入が上がっている鬼滅の刃の配給ももちろんですが、個人的にはnetflix初のメガヒットコンテンツに期待したいですね

その他は改めて同社のKPIなどについて話があり、あくまでも最重要項目は顧客満足度、それを図る指標として離脱率や滞在時間などを精緻に分析しており、引き続き会社としては安心する材料が多かった印象です。

最後までお読みいただいた方はありがとうございました。株価は我慢が続く可能性がありますが、今では一動画プラットフォームの枠を超えて一大コンテンツサプライヤーとなった同社は引き続き消費者に面白いコンテンツを届けることを第一に成長してほしいですね。皆さんのご意見・感想・質問お待ちしております!!

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