1人のチームメイト
月曜日の昼
月曜日の12時9分
私は今シェアハウスの共用部分のカウンターキッチンにいる。
背後には勉強をしているイタリア人のルームメイトと
絵画に色を塗っているアメリカ人がいる。
イタリア人が勉強しているせいか、
いつもなら爆音の音楽が流れていない。
私にとっては大変ありがたい空間だ。
10分前に國分功一郎さん著書の
「暇と退屈の倫理学」
という本のまえがきを読み終えた。
まえがきには、昔出会った、すれ違った人たちをただ思い出した文が綴られていた。
それを読んで、
私は咄嗟に昨年の12月に買った新品のMacBook Airを取り出し
今文字を打っている。
1人のチームメイト
昨日の午後にチームメイト7人で街をぶらついていた。
1人のチームメイトのことが気になったので
今この自分の中にあるモヤモヤを綴りたいと思った。
彼女はチームメイトとご飯に行くと何も頼まない。
昨日に関してはランチもディナーも何も頼まなかった。
正直なんでかわからない。
確かにマルタで外食すると少し高くつく
昨日は午前中に練習があったからお腹が全く空いてないことはない。
みんな楽しく食べている時、
彼女は携帯をみて誰かとチャットをしたりSNSをみている。
が会話する時はいつも通り会話をしている。
私は一人で
お金に困っているかもしれないなとか。
家に帰ると食べたいものがあるから今はたべないと決めているのかなとか。
そんなことを考えていた。
周りのチームメイトは彼女を特に心配する気もなく食べ続ける。
今までの私の経験的には、、、
みんなが食べているから自分も頼もうとする人もいるだろうなとか。
気を遣って誰かが少し分けることをする人もいるのかなとか。
そんなことを考えていた。
もう一つのモヤモヤは
その彼女はいつも通りの振る舞いであったこと。
正直、自分が頼まないランチやディナーって帰りたいと思うこともあるだろう
(私なら一人で帰る)
でも彼女は帰るすべを探すわけでもなくそこにいる。
何か気をかけたほうがいいのかなと思ったが、
まだその子のことを全く知らないから、何もできなかった。
何もしなかった。
これから彼女と過ごす中で「観察」を通して彼女を知っていきたいと思った。
そしてこれがモヤモヤと捉えている自分に伸び代を感じる。
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