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think of future mobility design
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2018年12月の記事一覧

Playback 2018

Playback 2018

「走」をテーマにした一年が終わろうとしています。はたして走ることができたのだろうか。 率直な感想としては、毎日を終えることに精一杯で、苦悩の一年だったと言えます。

トピック・仕事環境
・自分の時間
・再始動
・2019年

仕事環境新しい環境に突入し、異なる価値観の中に放り込まれた結果、目も当てられないくらいのアレルギー反応を起こしたことが一番記憶に新しい。もうこれは言うまでもなく会社というか仕

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Affordances in Product Design

Affordances in Product Design

先日『もしかする未来』展に行きました。

『デザインの骨格』の著者でもある山中俊治氏 @yam_eye の「義足」がとても印象的でした。パラリンピックの注目により見る機会が増えた義足は、人間の足のシルエットこそないものの、走る機能をカタチに変えたものだ思いました。

少し前にも、「義手」でバイオリンをたくみに演奏する動画が話題になりましたが、個人的に注目したのは素晴らしい音色を奏でていた義手のほう

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Mobility as a service (MaaS)

Mobility as a service (MaaS)

「都市モビリティにおける6つの問題」今まさに注目したい事柄がまとまっていました。

・公平な輸送(公平性)
・ストリートデザイン(街路のデザイン)
・サービス
・自動配達(貨物)
・モビリティのUX
・共有データ

このうちの1つに「サービス」があげられています。この場合のサービスとはいわゆる「MaaS (Mobility as a service)」ということになると思いますが、「移動サービス」

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Future Mobility Platform

Future Mobility Platform

Lyftと聞くと Uberと同じような配車サービスだと思う人がいると思いますが、もはや配車に留まらない移動におけるプラットフォームだと言えます。

Lyft のスマホアプリを開くと、最寄りのバス停や電車の情報、スクーターの停車場所などが表示されます。最近ではそれらに加えて、自転車の共有ステーション※を見つけることができます。

※2018年7月に Motivate社 (Citi Bikeを提供)

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electric vehicle to redefine

electric vehicle to redefine

スウェーデンのスタートアップ「Uniti」の開発した EV(電気自動車)が素敵だ。

クラウドファンディングで7000万ユーロ(90億円)を集めたこの EV「Uniti One」はプレオーダーがすでに開始されています。その生い立ちというかこれまでの開発過程を辿るだけでもたいへん興味深い。

その外観は、ステンレスのようなシルバーで、大きなカーブを持つ卵型だ。2人乗りのこの EV は、150~300

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does form really follow function?

does form really follow function?

「Kronaby」というスマートウォッチをご存知だろうか。

スマートウォッチの分野は、Apple Watch の独壇場という見方もできますが、この Kronaby のアプローチが実に興味深い。

簡単に説明すると、このスマートウォッチはディスプレイを持っていませんが、機能の設定 (割り当て) を iPhone アプリからできるというものです。

これに対して、Apple Watch はディスプレ

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automotive HMI design thinking

automotive HMI design thinking

車業界に1年半くらいいてみて、わかったことがあります。

当然ですけど、過去に作ってきたモノありきですべてのモノゴトが進むことです。そこはキャリーオーバーですと。

つまり、過去のものをそのまま流用します。理由は簡単です。そのほうが早いから。部品の検討だけでも年単位で検討を繰り返しており、新たな検討期間が必要になることを誰も望んでいないからです。一度検討したものは繰り返したくない、というのが本音だ

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