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ヨーコさんの言葉から考える


「100万回生きたねこ」という絵本を読んだことはありますか?

100万回の生まれ変わりをしてきたねこのお話しですが、

この作者の方をご存じですか?


こちらの絵本の作者は、佐野洋子さんです。

この方の、「ヨーコさんの”言葉” それが何ぼのことだ」というエッセイを読んで、

その中で、考えさせられた言葉から、



「貧乏人の品性」というヨーコさんの学生時代のお話しの中から、


ブランド品を着たり履いたりして、それをアピールする人がいる。

それとは、反対に

ベルトの代わりに縄でズボンを縛っている男は堂々としていた、

パンツ一枚でズボンを乾くのを待っていた男は恥じていなかった、

「金が無いという事が品性をおとしめてはいなかった。」とある。


この話では、ありのままの自分でいることへの品性を感じる、

ブランド品や高価な物を、まといひけらかすことへの品性のなさについて感じたのではないかと思いました。

お金は、信用しているからこそ価値があります。

お金を稼ぐことと、信用をもらうことは、どこか違うように感じます。

必死に稼いで、買った高価な物をひけらかしたり、自慢することは、

どこか信用をないがしろにするように思えます。


ありのままの自分でいることが、品性である。

そう、この作品から感じました。


お話しの最後に、

「ズボンを縄で縛った男は、今どんなベルトをしめているだろうか」

と、締めくくられています。


貧乏でも、ありのままの自分でいる品性を持っていった男は、

年をとって、どう変わっているのでしょうか。







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