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ライスワークとライフワーク I

ライター・デビュー

ライターを始めてから数ヶ月がたった。


生業としての文章、そのことに違和感を抱くことが多くなってきたので、ここで一旦、これまでの動きを整理してみようとおもう。

まず、自分がライターを始めた当初の理由は、「感じたことを人に伝える手段」を得るためだ。

自身の経験を用いて、だれかが「自分らしいくらしを持つ」お手伝いがしたい。

その"だれか"にとって価値のある表現ってなんだろう。もしかしたら、”お金”がそのひとつの目安になるのでは?

ということで、フリーランスと依頼主とを繋ぐプラットフォームに登録してみた。

サービスの名前は「Lancers」

仕組みとしては、ゲームで言う”クエスト”のようなものを想像すると分かりやすい。

掲示板に張り出された依頼を観て、興味があればエントリー文を提出。
他の志願者との比べられたのち正式にそごとが依頼されるの

はじめ、ペーペーのビギナーだったわたしは、興味のある分野へ手当たりしだいにエントリーを送った。

うわさではめちゃくちゃ落とされると聞いていたからだ。ところが、ほどなくして採用通知がたくさん届き、全部引き受けることになってしまった。

依頼を受けた記事の単価は、1文字1円~。ここに、更に税やサービス利用料を加えた金額を提示した。もちろん、記事作成に必要なリサーチ料も含まれているので、慣れないうちは時給に換算すると恐ろしい金額になる。

ライター募集で目にする案件は、Youtubeのシナリオ作成や、IT,金融系の記事といった分野が半数以上を占めている。
総じて単価も高く、世の中の市場の大きさがダイレクトに反映されているのが見て取れる。

だが、そういったものの知識がまったくなかったあので、建築、不動産、地方史といった分野を選んでいた。

こうして初めの数カ月は画面と向き合い、昼夜を問わず文字を流し込みつづけ、見直しの重要性や文章の基礎的な部分を学んだ。

当たり前かもしれないが、文章の構成づくりや見直しはめちゃくちゃ大事だと知った。

こうした作業は地味でめんどくさいので、幼いころから忌み嫌っていたが、これさえやればある程度は人に伝わる文章になると、参考書を呼んで知った。


初めの怒涛の案件期間を終え、月に7万円ほどの収入となった。
副業としてやっているわけではないので、この金額はそれほど多いわけではないかもしれない。

くらしヤギ・デビュー

改めて自信の考えを形にするという当初の考えを思い出し、noteでの執筆活動と、WPを用いて自分のサイトの運営を初めて見ることにした。

noteの方では、考えを文章化することに慣れること、見る人に伝わる文章の作成の2つを目的に続けている。


コラムを書いてる友人に感想をもらったり、自分にとって書きやすい分野を模索したりしている。

専門として学んできたのは建築分野なのだが、専門的な知識について説明っするような文章は苦手だということがわかった。

ライターの案件でも、もうすこし専門家っぽく書けないもんですかねぇ、なんて指摘をされることもある。

そういう記事のほうがVIEW数が稼げるのだそうだ。
「専門家っぽさってなんやねん」と言いたい気持ちはぐっとこらえる。

むしろ、ふと出会った人の癖や様子、たまたま訪れた場所のユニークさなど、何気ないシーンについて描写をするほうが楽しく書くことができるし、好きだ。

どれだけ昔のことだろうと鮮明に思い出すことができる。記憶をたどりながら、匂いや味、湿度や暗さなどの雰囲気を描写するのも心地よい。


一方の自作ホームページはというと、なかなかこれが難しい。

「サーバーは土地、ドメインは家…」みたいな説明文の海を永遠さまよってなんとか取得、一年間でお値段1万円強。

現在、noteで描いた文章をブラッシュアップする形で、オープンストリートマップとくっつけて話の舞台が地理的にもわかるようにしたり、タグやカテゴリーをワケて記事ごとのつながりを作ったり。

写真や文章、これまでの活動の記録などがまとまって、だれかのくらしを支える一つのコンテンツにならないか試行錯誤を続けている。

やって気づくのだが、人には向き不向きがあるというか笑
どうもこうしたデザインには疎いようだ。

つまずいては検索し、つまずいては検索し…HPづくりは、なかなかに苦しみが深い。

わたしが味噌汁をつくるように、世の中にはPC作業をいとも簡単にやってのける人々がいるそうだ。彼らと協力して何かをつくれる日が、はやく来てくれることを願う。






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