【社長日記】ときに読者は目の前にいるかもしれない
早いもので6月も最終日ですね。2024年も半分が過ぎました。
過ぎた時間を思うと感傷に浸ってしまいますが、今年も半年生きることができて、まだ残された時間があることを思うと、感謝に包まれますね。
今日は「読者」というテーマです。
つい先日、驚いてしまう出来事がありまして、そこで感じたことを少しだけ。
ボロボロになって読み込まれた1冊
ある経営者の方たちが集う会で、開口一番に「ブックダムの菊池さんですよね!」と声をかけてくださった方がいらっしゃいました。
お名前は齋藤正秋さん。
齋藤さんがおもむろにカバンから取り出したのは、ブックダムの2作目である『 第三世界の主役「中東」』でした。
菊池 「えーっ! それウチの本じゃないですか! 」
齋藤さん 「夫婦そろって(著者である石田和靖さんの)YouTubeも大好きで。この本もすごくタメになって、めっちゃ読み込んでるんですよ!」
間近で拝見すると、誇張でもなんでもなく、誰よりも読み込んでくださっているのではというレベルで、色あせてクタクタになっていました。
たしかに読者の未来がめくられていた
齋藤さんは半年前に独立をされて、今後海外でのビジネスを構想されているとお話いただきました。
そして、背中を押してくれたという意味で、この本の存在がすごく大きかったと。
齋藤さん 「もちろんSNSやYouTubeをきっかけに学ぶことができるのですが、本から得れる情報は全然ちがいますよね。著者の真髄を学べますし、中身の深さもちがうし。海外、特に中東でチャレンジしようと思えたのはこの本があったからなんですよ。」
お話を伺いながら、微力ながら齊藤さんの未来の1ページをめくることができたのかな・・・と、ブックダムの一員として、喜びをかみしめていました。
ふとした場所で繋がっているということ
わたしたちにとっての読者とは?
現時点で以下のように定義しています。
あの日、齋藤さんとは偶然のような、必然のような、そんな不思議な感覚に包まれる中、幸いにも出逢うことができました。
歯車がひとつ食い違うだけで、もしかしたら一生出逢うことがなかったかもしれません。
それでも、たしかにわたしたちにとっての読者が目の前にいました。
街ですれ違う人。同じ電車内で揺られている人。
一言も交わすことなく、意識していない場所で交差している人たちが圧倒的に多い人生。
だけど、きっとみなふとした場所で繋がっていて、もしかするとわたしたちの本が未来の1ページをめくっているかもしれない。
そう思うと、急に目の前の世界が愛おしくなります。それが私にとってのプラスのエネルギーにもなるのです。