いよいよ本日発売!『第三世界の主役「中東」 日本人が知らない本当の国際情勢』
「紛争」と「石油」以外に中東は何を秘めているのか?
ということを、この本を通して知っていただけたら嬉しいです。
今もっとも注目を集めている『中東』
読むのは「今」です。
おかげさまで3刷決定。
発売前重版に加え、さらに1月30日3刷が決定しました。(累計発行部数:15,000部)
皆さま、ありがとうございます。
本日は“広報の私からの視点”ですが、本書について綴りたいと思います。ぜひお付き合いください。
▼はじまりの日。
著者の石田和靖さんと初めてお会いした日を、私は今でもよく覚えています。着席してすぐに石田さんから中東の話をしていただいたのですが、私は中東に対してのイメージもまさに「紛争・テロ・石油」のイメージしかありませんでした。それも子どもの頃から様々なニュースを目にする中で、あまり良いイメージを抱いていないこと。怖いこと。最近は自分の興味・関心ある情報を優先して入ってくるようになって、、知ったらいいんだろうな、と思っていたけれど、なんだか自然と避けるようにもなっていたと思います。
▼私のための本かと思った。
『怖い・恐怖』そうそう私もそのイメージを持っているひとりです・・・って心の中で思っていました。けれど、石田さんの話を聞いているとどうやらそうでもないみたい。じゃあ中東ってどこから知っていけばいいのか、複雑、難しい、何から手をつけたらいいのからよく分からない、と思う。
なるほど今回の企画は、こういう私みたいな人のための本なんだ!と、話を聞きながら思いました。
▼ずっとへぇーへぇーだった。
石田さんの話を聞いたり、動画を見るようになってから、中東への見方がガラリと変わりはじめました。複雑な部分やまだ分かっていない部分もあるんですけれど。それでも中東に対して見る目が変わるだけで、こんなにもニュースの見方が変わるんだぁと自分に驚きました。暗い部分だけではなく、光り部分にも目を向けてみる。それって大事なことですね。
原稿があがって改めてきちんと通して読んでみると、私から出てきた言葉はずっと『へぇー!へぇー!』でした。なんの具体的な感想にもなっていませんが。これが私の正直は反応でした。
▼どんなことが書いてあるのあるのか?
目次
第一章 進化する中東
石油によって「世界のハブ」の可能性を見失う
「大陸のつなぎ目」の役割を取り戻したドバイ
世界中から企業が集まる「エコノミックフリーゾーン」
国家自らが資産を運用する「政府系ファンド」
ドバイの成長戦略に倣うサウジアラビア
サウジアラビア驚異の未来都市計画「NEOM」
「中東トップは譲らない」さらなる高みを目指すドバイ
併設された世界最大級のモスクと教会に見るエジプトの改革
第二章 中東の宗教と気質を理解する
イスラム教は中東を理解するための羅針盤
誇り高くて見栄を張りたがるアラブの人々
イスラム教の厳しさを象徴する宗教警察「ムタワ」
「イスラム金融」に見るイスラム教のファジーさ
自分たちの考えを貫く「中東の異端児」イラン
第三章 中東各国の関係 これまでの100年
混沌の原点となったイギリスの「三枚舌外交」
政権によって180度変わるアメリカとイランとの関係
イスラエルを囲む「シーア派の三日月地帯」
石油が眠る中東は列強から狙われる
「湾岸危機」からつながる「9・11同時多発テロ」
中東の100年は、戦争、搾取、説教の時代である
第四章 中東と世界の関係 これからの100年
中東と世界の懸け橋となるか。存在感を高めるトルコ
ますます複雑さを増すアメリカと中東の関係
アメリカは経済制裁を課している国から原油を買っている
中国主導「イランとサウジアラビアの国交正常化」のインパクト
もう一つの大国、ロシアの存在
再び戦火に包まれるスーダン。日本が考えるべき協力関係
第五章 日本に石油が入ってこなくなる日
ハマスのテロ。意外だった日本の表明
中東における日本の評価は急落の一途
中東の混乱はエネルギー問題を再考する好機
日本とサウジアラビアをつなぐ「ブルーアンモニア」
柔軟なアイデアで中東に隠されたビジネスチャンスをつかむ
カタール・ヨルダンの「独自性」
アゼルバイジャンで号泣した日
ビジョナリーな指導者に学ぶ
おわりに
▼できるだけ分かりやすく、伝えています。
中東のこと、よく分からない!
何から理解すればいいの?
中東=テロと紛争、石油のイメージしかない!
これまで中東の本読んだことあるけど、あまりピンとこなかった!
そんな方々にこそ、ぜひ手に取って読んでいただけたら嬉しいです。
とくに第一章、騙されたと思って、まずは読んでみてほしいなと私も思います。この本は、できるだけ分かりやすく、読者に伝えられるよう作りました。
冒頭にも書き記していますが、「紛争」と「石油」以外に中東は何を秘めているのか?ということを、この本を通して知っていただけたら嬉しいです。