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【メンタル不調の人のための読書室:ゆるっと本のまとめ】「この会社ムリ」と思いながら辞められないあなたへ(著:井上智介)(その5~会社を辞められない思い込みから解放された人たち③)

【管理職から降りられなくて辞めたい…Cさんの場合】
・中間管理職がつらかったCさん
・もともと指導したり、注意することが苦手だった
・管理職をおろしてほしいと会社に訴えが、なかなか認められない
・危険サイン
  ① 落ち着かない
  ② ソワソワする
  ③ 眠りが浅くなる
  ④ 会社に近づくと「会社が怖い」と思うようになる

~井上先生からのアドバイス・弱い部分を見せないと誰も気付かない~
・危険サインが出るほど精神的に追いつめられている人は、もっと周りに頼って、いろんな人の力を使いながら仕事を進めるといい
・きちんと自分の状況を打ち明けて、愚痴や弱音を吐きだせる環境をつくることが大切

~井上先生からのアドバイス・自分自身を縛らない~
・会社には同調圧力があるのでなかなか言い出せないかもしれないが、自分がこうしてほしいと会社に伝えることが大切
・自分の要求が受け入れられない場合、会社をとるか自分を守るかとう話しになる

その後Cさんは…
・退職を選び、自分の身体を壊さない環境を選んだ。
・安心、安全で、健康で働ける職場は必ずあって、実際に選択することはできる
もしかしたら給料は減るかもしれませんが、健康はお金では買えない
・仕事は健康で幸せな生活を送るためにやっている手段のひとつと考えて、迷ったときは「健康」という基準で判断するのは大切なこと。
やりたいことがわからないのが普通
・転職を考えた際に特にやりたいことがないというのは珍しいことではない
・やりたいことが明確でその仕事についてる人は ごくごく少数
・自分の苦手だったこと、つらかったこと1つに絞って、それから解放されるというただ1点で転職先を決めては決めていけばいい
・Cさんは自分の適性を判断して要望を伝えた上で、それが叶わないなら自分に合う環境を探すという経験ができたのも、 自信に繋がった

【私の感想】
今回のエピソードは少な目ですが、本書で最も大切なことを書いているように思います。
健康はお金では買えないこと、仕事は健康で幸せになるための一つの手段であること、きれいごとに聞こえるかもしれませんが、これが生きていく上で大切なことだと50年近く生きてきて、挫折や病気に罹患して思います。

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