マガジンのカバー画像

コラム街

92
ここはコラムしかない場所、「コラム街」。 コラムコラムコラム……どこを見てもコラムしかありません。なぜでしょう?  企画力をみがく講座「企画でメシを食っていく」で、 受講生… もっと読む
運営しているクリエイター

2019年5月の記事一覧

お店を最後まで味わい尽くす方法

「さて、そろそろ僕たちも帰ろうか」 他のお客さんが出口に向かおうとする、それとまったく同じタイミングで立ち上がるお客さん。そのお客さんのお会計が終わると、他のテーブルでも「お会計お願いします!」と帰るお客さんの無限ループがはじまり、それが終わると、満席だったお店の中が、急に静かになる。そんな状況がよくあります。 飲食店では、ピークタイムというお客さんが特によく利用する時間があります。お昼は、12時〜14時。夜だと、19時〜21時を一般的に言います。だから、ほぼ同じタイミン

#勝手にブレスト 第4回

どうも、🐣ひよっこプランナー🐣です。 GWで空前絶後の10連休ですね。令和時代の突入ですね。「でも、そんなの関係ねぇ。」と、平成の一発屋さんが仰るように#勝手にブレスト していきますね~ 今回の題材はこの商品!「uno フェイスカラークリエイター」です! この商品は男性向けのBBクリームです。まだまだ男性向けのメイクアップ商品の市場はガラガラですが、トップブランドなどもいくつか商品を出し始めています。また、LGBTだけでなく、人種などの多様性について、個性として世の中が認

はじめての〇〇! キャンプインフェス編

このコラムは、僕の初体験を文字と絵で説明し、皆さまの初体験のハードルを下げようという企画である。今回はキャンプインフェスについて。 憧れである。音楽好き、BBQ好き、その最終形態がキャンプインフェスだ。しかし、初心者には何をどうしていいのかわからないものだ。服装、荷物、各種手配……。これが圧倒的な、はじめての壁だ。 結論から言う。 「初心者は、ベテランに便乗しろ!!」 コレである。チャンス見つけて飛び乗れ! 私は幸運なことに、テント、コンロ、クーラーボックス、台車、

「広告目線な日本ステキ発見!」#4 - コーヒーカップの裏には -

今回は、熊本県を旅しました 今日から令和。私は、実はこの時代の変わり目に、1週間ほど車で九州の下半分を一周している。この1週間で走った距離は、およそ1,000kmになる。 この1週間で訪れた場所のひとつが、熊本県の天草市だった。 熊本県・天草市の崎津集落。熊本の市街地から車で3時間ほど走った先の島の奥地に、山とブルーグリーンの海に囲まれたひっそりとした村がある。普通の日本家屋や神社がある集落の中心に、ひときわ目立つ教会が建っている。2018年に世界遺産に登録された場所だ

第四回「ダンサーが数人集まるとお金や人生の話になり、アーティストが数人集まるとステイトメントの話になる件。」

ダンサーが数人集まると、なぜかダンスの話ではなくダンスをする生活や人生やお金の話になる。 これは多分、偶然の出来事ではないと思う。 出てくる話は、 「助成金がおりづらくなった」 「公演をしたから借金がある」 「ダンスと生活(仕事)の折り合いのつけ方」 「出産後に踊る場所がない」 などなど、みんな何かに困っている感じだ。 別の言い方をすれば、みんなあんまり自分の関わっている作品の意義や目的、活動のポリシーみたいなものの話は、なんでか後回し。 というか、問題意識が経済面に集中

卵とじそばという絶景。それは菜の花畑と富士山のよう。

春はあけぼの、そして卵。 わたしは春に食べる卵が一番おいしいと感じる。 実際、卵の旬は春らしい。 「春 卵 旬」で検索すると、「鶏始乳(にわとりはじめてとやにつく)」なんて言葉を見つけた。気象や植物の変化を示す七十二候の言葉で、春の訪れを感じた鶏が卵を産み始める頃を意味するそう。自然な状態の鶏は、日照時間が長くなるにつれて産卵率が上がるため、春から夏にかけてたくさん産むという。 スーパーで買う無精卵を食べていても、春は卵の季節だと感じていたのは、雑誌の影響もあるかもしれ

年表を眺めながら#4「若者は老いると自然に大人になるか?」

1967 漫画家のモンキー・パンチは戦前の生まれだ。彼が世に出るエピソードが描かれた 漫画『ルーザーズ』(吉本浩二)に、モンキー・パンチの生みの親である編集者の清水文人が「これからどんな漫画雑誌を作っていけばいいか?」を悩む姿が描かれている。そのとき清水は、自分よりも年下の若者たちを見かけ「新しい時代が来る」と感じる。そこにいたのは、戦後生まれの団塊の世代だ。 しかし清水は、モンキー・パンチには「好きなように描け」と言うだけで、「あの若者たちに受けるように描け」とは言わなか

名作を生み出すエネルギー(小説編集者の「先生には言えない話」④)

好きな仕事の1つにサイン会がある。 読者の方の顔を見ることができるから。 「ありがとうございました」とお礼を伝えることもできる。 先生も楽しみにしている。 感想は手紙やネットで目にすることはできるものの、 直接感想を聞けるのはレアだからだ。 編集者のサイン会での仕事は、あまり難しいものではない。 先生がサインしやすいように本を開いたり、 落款(ハンコ)を押したり、写真撮影をしたりする。 手は動かしつつ、先生と読者のお話を、ニコニコと聞いている感じだ。 熱心な読者の方だか

福岡文化人類学〜第4回『ディズニーランド・サイズの街は歩いて楽しめる』

福岡=コンパクトシティと言われるが、その良さは何なのだろうか?僕は「歩ける」に限ると思っている。 突然だが、ここに2つの地図を用意した。 左:ディズニー・シー 右:福岡の中心地、天神周辺 この2つを見比べると、2つがほぼ一緒のサイズ感である事が分かる。 (ちなみに金沢やみなとみらいはもう一回り小さいくらいのサイズ感だった) つまり福岡の中心地はディズニーランド・サイズなのだ。安直な気もしなくはないが、福岡にはディズニーランドと同じ感覚で街中を歩き回れるポテンシャルがある。

集中して何かをしたいときは「マクドナルド落合店」第四回

考え事をしたいとき。勉強をしたいとき。持って帰ってきた仕事をしたいとき。本を読みたいとき。 みなさんはどんな環境ですることが多いですか? 学生の頃から図書館や自習室などの静かすぎるところよりも、ちょっとした雑音があるようなところ(例えば電車内とか)の方が集中できる私。 かといって家でBGMをかけて作業をするのはダメだ。誘惑に負けてしまう。そもそも家で本こそ読みはするものの、仕事をする習慣がない。 そんな私にとって何かに集中したいときのベストな場所は「マクドナルド