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【37冊目】外資系コンサルが教えるプロジェクトマネジメント

ジャンル:コンサル
読了時間:2時間
刺さり度:★★★☆☆


心に残った文TOP3

プロジェクトを成功に導くための最初のポイントは「勝てるプロジェクト」を見極めること。最初に指摘したいのが「目的が不明確なプロジェクトはポシャる可能性が高い」ということです。例えば「複線型人事制度を導入する」「サプライヤーを集約する」「管理会計システムを導入する」などは、すべて「手段」であって「目的」ではありません。ところが日本企業ではこの「手段」ばかりが議論される一方で、「なんのためにやるのか」という目的に関する議論がスッポリと抜け落ちていることが少なくありません。

人は、漫然と仕事に臨んでいると、漫然とした成長しか得られません。プロジェクト開始段階で、具体的に「このプロジェクトを通じて、どんな成長をしたい?」と聞くことで、改めて自分の成長課題について考えさせることができます。

たとえばミーティングのとき、資料にずっと目を落としているPMがいますが、本当に見なければいけないのは、関係者の表情なのです。資料は事前に見ているのですから、その場で改めて得られる追加的情報はほとんどありません。そういう状況で得なければいけない情報は、どのページに、誰が、どのような反応をしているかということなのです。このようにして日々関係者の態度や表情に注意していれば、何かの変化が起きた時、表情や目線に表れたその変化にすぐ気づくことができます。思い当たることがなければ素直に「何か気になっていること、ありませんか?」と問いかけてみましょう。


一言コメント

コンサル向けの本。リーダーになった時にもう一度読みたい。さまざまなしがらみがある中での立ち回りや、どうやって人を動かすか、が重点的なテーマとして書かれてる。

印象的なのは、リスクを察知する能力を鍛えて、ハイリスクからは逃げよ(意訳)ということがめちゃくちゃしっかり書かれていること。勝てる戦いを選べ、と。この辺はベンチャーにいた時にはありえない思考回路(自分でどうにかするしかない)なのでコンサルとしては身につけていかなきゃいけない発想だと日々感じてる。逃げるにもロジカルに現状を分解できなきゃいけない笑

PM、めっちゃソフトスキル試される。

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