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価値ある仕事に意味のある人生を【キミが働く理由】感想

こんばんは、レイです。

「何のために働くのか」「仕事が楽しくない」「仕事の必要性が不明だ」
そんな感想を抱きながら、働いてない?それって、本当にもったいない。だって、一日の3分の1を捧げるんだ。どうせなら、楽しまないと損である。

仕事に価値を見出し、その仕事の成果を最大化する。自分の夢や目標を実現する。豊かな心をもって、楽しい人生にする。結局は全部つながっていて、貴方が今しなければならないことは、非常に明確なことなんだ。

「キミが働く理由」を読んでみると、直ぐに自分がどうするべきか見えてくる。それどころか、見捨てていた幸せに気が付くだろう。
「仕事が嫌だ」と思っている人ほど、この本を読んで考えてみたらいいだろう。


内容

著者のモットーは「自分ができることを一生懸命楽しんでやる」ということ。仕事に悩むビジネスマンや就職活動中の学生、自分が何をしたら良いかわからない若者に向けた、心に響くメッセージ集。

キミが働く理由

「キミが働く理由」を読んでみて

この本を手にしてみれば、「思い込み」という力の強さがよく理解できた。極論になるが、「できる」と思えばできるし、「できない」と思えばできない。仕事にだって、その価値観は当てはまる。

「この仕事は意味がない」と思えば、一生その仕事に意味はない。意味を見出せなければ、価値も見つからない。結局、何の為に働いているのか一生不明確だ。
だから、「仕事に意味があるのか」という問いが発生する。その問いかけをする前に、「この仕事の意味は何だ」という、別の問いを考えなければならない。

常に能動的に探していかなければ、「価値」も「意味」も見つからない。だって、「誰かに与えられたもので満足できない」んだから。だから、悩んでいるし、意味がないと思ってしまうのだ。

そして忘れてはならないのが、その問いは当然であるということ。誰もが潜在的に「なんで働いているんだ」とは思っている。その問いを持った時に、君はどうする?何を考えて、どのように行動する?それが、極めて重要だ。

決して「インターネットで検索する」なんて馬鹿な結論を出すな。それは
、無意味で同じ問題に立ち返るだけだ。安易に得られた回答からは、薄味な内容しか得られない。

「キミが働く理由」で学び取る

この本を読んで学び取らなければならないことは多い。だが、敢えて厳選してみれば、次の三つに絞れる。「失敗から逃げない」「能動的に動く」「人に喜びを提供する」という三つの観点だ。

もちろん、先ほども紹介したような「悩むのは当然だ」というメッセージ。これも、非常によい中身だ。掘り下げてみれば、それは成長できる余地と、君が考えて生きている証拠だ。その証拠がある限り、君は成長できる猶予があって、そのために頑張ることができる立派な人なんだ。

忘れないでほしいが、「知らない」というのはこれから「知り」改善していけることの証拠なんだ。君がさらに優秀になれるチャンスだ。

失敗から逃げない

失敗から逃げ続けてるんじゃない。立ち向かえとも言わない。ただ、「その失敗を受け止めてみろ」という話だ。

どんな内容でも、「失敗から学ぶ」ということは重要だ。失敗から学べることは多くあって、その学びを最大化しなければならない。でなければ、怒られ損だし、落ち込み損だ。

失敗した事実をまずは受け止める。真正面から認める。その失敗に対して、ちゃんと向き合って考えてみる。その後、これからどうしていくのか。自分はどうありたいのか、そんなことを考えてみよう。

それでも失敗している自分を認められない。そう思うなら「成功するために敢えて失敗した」と思い込め。そう思い込んで自分を納得させろ。そうすれば、同じ失敗をそう易々と繰り返さない。それに、「なんでこの失敗をしたのか?」を考えないなんて、愚かな行為はしない。

能動的に動く

能動的と言われると、ちょっと難しい。要は、「自分から行動しろ」ということだ。自分から行動して、誰かに指示をしてもらう。与えられた仕事をこなすだけの、機械にならない。そんな働き方をしよう。

自分から行動する最大のメリットは、限られた時間を最大限自分の為に使うことができることだ。誰かの為に働き、誰かに言われたことをする。これでは、「生きていて楽しくない」だろう。だって、何もかも「誰かに決められたもの」であるのだから。

だから、自分から動く。行動して、変えられる所がないか、できることはないか。自分の力で何か貢献できることはないか。そう思って行動しなければ、仕事は楽しくないし、楽しくならない。

当たり前だが、「夢」があっても、「叶えたい」人と「叶えばいいな」「叶うな」という人では、結果が違う。「叶えたい」と思えば、自然とそうなるように行動する。でも、「叶えばいいな」「叶うな」なんて思っていれば、一生叶わない夢だ。
目標をもって夢を持っている。それは素晴らしいいことだ。だから、絶対に叶えるという意思を持って、行動してみよう。

これは、仕事でも同じ。「価値を見つける」と思って働く。それだけで、その仕事の「価値」「重要さ」に気が付くことができるだろう。

人に喜びを提供する

「キミが働く理由」という本を読んで、僕が一番納得できた内容だ。人に、誰かに、「喜んでもらう」ということ。これは、非常に重要なことだ。この目標なく働いても、意味がないだろう。
だって、自分の仕事や作業が褒められて感謝される事が一生ないんだから。

自分が「ありがとう」「助かった」と口にするのは当たり前だ。それができることが前提だ。もしも君が人に感謝の意を伝え忘れているのなら、そこは絶対に改善してくれ。些細なことでもいい。「ありがとう」は、忘れることなく伝えるようにしてくれ。

人に感謝される、喜んでもらえる事。それは、君がしている「仕事」である。リターンのない事に対して「お金を払う」という、無意味な行為をする人は滅多にいない。つまり、君の仕事で給料が発生している以上、誰かが得をしているし、君の仕事に意味がある。誰かに喜ばれる、何かをしているのだ。

その仕事の先に、君が作業した先に、仕事の価値も意味もある。その当たり前の事実に気が付いたとき、「人に喜びを提供する」ということが実感できる。そして、「誰かのために働く」ということができるようになる。

誰かに喜びを提供できれば、君の仕事は何倍も楽しくなる。だって、どんな意味があって、何のために働くのか。どうしてこの仕事をするのか。そのすべての問いに、答えを得ることができるのだから。

感想

この本を読んで感じたことは「思い込みの魔力」である。人間の心の強さ、意志の強さは本当に不思議だ。「価値がある」と感じるだけで、活力になり何倍も成果が出るようになる。ちょっと心の持ち方を変えてみれば、今までどうでもよかったことに、大きな価値と意味を見出せる。それだけで、救われる人もいる。それを知ることができる。

ただ、この思い込みには注意が必要だ。「過剰であること」「間違った認識であること」「誰かと比べること」はしてはならない。当たり前だが「過剰である」「間違っている」ことは、即座に修正していくべきだ。間違っていることは論外だし、過剰であることは些か誤解を招きかねない。その誤解が、いつか自分の方に戻ってくる可能性がある。

そして「誰かと比べてない」ことも重要だ。人の価値観は違うので、平等な基準で比べるのは難しい。同じテストでも、50点で満足な人と90点で満足な人では、同じ100点でも感じ方が違う。だから、数値化しても正しく図れない。

人と比べるのではなく、「自分が必要だと思うこと」「自分が幸せと感じること」に関して、全力になればいい。これまで気にしていた「他人」ではなく、「自分」にリソースを傾けるんだ。それだけで、きっと「下らない悩み」は消えるんじゃあないだろうか。僕はそう思う。

僕は会社員でSEである。それは、人に感謝される仕事でもないし、調整ばかりで面倒だ。どれだけ大変な案件でも、高性能なソフトを作っても。裏の努力は、きっと誰にも理解されないし、配慮も知ってもらえない。でも、それでいいいと思った。だって、「便利なツール」は完成してそこにあるし、次のSEが仕事できるような「環境構築」はしているのだから。

そう思って、明日も元気に働こうと思った。


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