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ギリギリ義理、ぎり義理でもない?


■学生時代・義理の嵐

今の学校だと、バレンタインデーのお菓子の持ち込みなんかは禁止を明言されていますが、私の学生時代はまだ、その辺緩かったです。

小中高と毎年チョコレートはもらえていました。もらえていましたが、自慢にならないのが悲しいところ。

それというのも、すべて明確な義理チョコばっかりだったからです。
ありがたいんですけどね。でも、本命が一個もないのはやはり悲しいです。

なんで私がもらえていたかというと、
・人畜無害そうだから
・大人しく、あげても断らなさそうだから
・真面目なのでお返しもちゃんとくれそうだから
・あげても勘違いしなさそうだから
・あげることで他の女子の顰蹙を買うことがなさそうだから
・(委員長など引き受けてそこそこリーダー的なこともしてたので)それなりに人望もあるから

この辺が理由です。我ながら情けない感じですが、きっとこういうタイプで自分も義理チョコもらってた、という人はいるんじゃないでしょうか。

手作りかつ手紙つきという布石が置かれていても、義理チョコだったという筋金入りです。

■義理でもチョコは甘い。というわけで恋愛小説について

恋愛小説……、読まないんですよね。学生の頃から読まなかったですが、結婚してからなおのこと読まなくなりました。
北村薫の「リセット」とかって恋愛ものの部類に入ります? トルストイの「アンナ・カレーニナ」は!? ってレベルです。連城三紀彦にも恋愛をテーマにした作品はあって好きですけど、「恋文」とか。でもミステリと恋愛の複合って感じだしなあ、と思うとやっぱりミステリ寄りの方に惹かれちゃいますかね。

道尾秀介に多い物語のタイプも好きです。いい女が主人公の前に現れて、いい関係になりそうだなっていうところで女の隠していた事実が現れて物語が展開するっていう。恋愛になりそうでならないそのもどかしさが心地よいというか。

自分でも書かないですし。というよりも書けないです……。
面白い恋愛小説ってなんだ? というのがそもそも分からなさ過ぎて。人に刺さる恋愛というのは、さていかようなものか、と机の前で腕組みしても何も思い浮かびません。

物語に付加的に恋愛要素を加えることはあります。でも、それが主軸になることはなくて。あくまでも物語を彩るスパイスのような位置づけです。

チョコは義理でも甘いのに、義理で恋愛小説を書いても甘くはならないのです。

■今年も妻から! 子どもたちにもお返しを教えよう

妻から我が家への男衆一同へということで、毎年手作りだったり、既製品だったり、年によって違いますが、ありがたいことにいただけております。

去年が各々好きなものを選んで買ってもらうという既製品だったので、今年は手作りをいただきます。

将来こうしたイベントごとや何か人様からいただいたときに、しっかりお返しができるよう、ホワイトデーが近くなったらお返しを教えながら購入しようと思います。

手作りには手作りでお返し、とも思うのですが、次男がまだ小さいのでしっちゃかめっちゃかになりそうなので、既製品を選んで買うというお返しをします。

■恋愛といえば歌

ここで真っ先にオペラの「アラベラ」「カルメン」などを挙げてしまうのが私の癖でだめなところ。

気を取り直しまして、
青春時代の思い出、と括ると、
・GARNETCROW
・19
辺りです。なぜ19と思う方もいるかと(そもそも19を知らない世代の方もいるか)思いますが、「あの紙ヒコーキ くもり空わって」が、恋愛真っただ中、おまけに受験真っただ中にあった私がヘビーローテーションしていました。
その頃19は解散してしまっていましたが、なぜ聴いていたかというと、当時片思いしていた女の子に勧められたからです。

ちなみに曲はこちら。19の曲を聴くとああ、青春だなあと思います。あと175R(イナゴライダー)とか。知らないか。

GARNETCROWは私の青春そのものと言っても過言ではなく。
中学生の頃からずっと(最近あまり聴いていませんが)身近にあった存在です。なぜ解散してしまったのか……!

その中でも恋といえばこちら。

この曲のシングル発売日がちょうど修学旅行当日で京都におりまして、観光スポットそっちのけでCDショップを探し、どこかはもう忘れてしまったのですが、小さなお店でした。本日入荷の棚にあるのを見つけて小躍りしたのをよく覚えています。

この曲の頃は、初恋真っただ中。ひたすら苦しい中に聴いたものだから、はまりにはまってしまいました。
今でも好きな一曲です。

■結びに

バレンタインデーにちなんだ内容で、本日二記事目を投下してみました。
一日一記事(一日一善みたいだな)と自制しておりますが、特別な日にはそれにちなんだ特別な記事を書いてもいいかなと思いまして。

というわけで、バレンタインのエッセイでした。いかがでしたでしょうか。

恋が身近な方も。愛が身近な方も。どちらも縁遠いよという方も。
どなたさまの頭上にも幸福の星がありますように。

私からの祈りはギリギリ義理でしたでしょうか、それとも、ぎり義理でもなかったでしょうか?

答えは、みなさまに委ねることにいたしましょう。

それでは、みなさまの中に眠るバレンタインの思い出に思いを馳せつつ。

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