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お先真っ暗だった私が、本を読んでお金を使ったら、ググッと道が開けてしまった話。


5年前、私は絶望の淵にいた。


会社を飛び出して、独立し、起業。

長年のサラリーマン生活を終え、念願のフリーランス生活に突入したまではよかった。

でも、現実はそんなに甘くなかった。

ライターとして起業し、幸いにも仕事にありつくことはできた。

前職の税理士事務所での知見も活かして、専門分野での記事を書くことができたからだ。

それは本当に幸いだった。

しかし、どうにも1件1件の単価が安い。

これを積み上げていったところで、てんで生活が成り立つ気がしない。

起業して、すでに3ヶ月が経過していた。

貯金を切り崩しながら生活をなんとかしていたが、このペースだとそう遠くないうちに資金も尽きる…

「独立してうまくいくかなんて、実際に独立してみないとわからないじゃないか!」

なんて意気込んでいた、3ヶ月前の謎の勇者モードの自分が懐かしい。

いや、むしろその頃の勇者をぶん殴ってでも止めてやりたい。

3ヶ月後のお前は、いきなりお先真っ暗な日を迎えるんだぞと。

それでもいいのかと。

そう言ってやりたかった。


しかし、そうは言っても、もう時は戻せないわけで。

なんとかするしかない。

そうしないと、明日が来ない。

そこで「情報・ノウハウを仕入れよう」と本気で思うようになった。

「ライターとして稼げる方法」「フリーランスで食べていく方法」などを、やっきになって検索した。

前々から「のんびり」と検索していた時とは違って、「見つけ出さなきゃ明日が来ない!」と必死だった。

ネット記事やYouTubeの動画を見漁っては、成功談を見つけてノウハウをインプット。

すると「こうすればうまくいくかも?」な道は少しずつ見えてきた。

しかし、どれもスポット的な情報というか、細切れのインスタントな情報ばかり。

どこかあまり身につかないような、わかったようなわかってないようなフワフワした感覚がしていた。


そこで、本屋に行ってみた。

昔から本は好きでよく本屋には行っていた。

でも今回のような理由で、いわゆる「ビジネス書」コーナーをガッツリと覗くのははじめてだった。

気になるタイトルを手に取り、一冊買って読んでみた。

なんとなくわかったような、そうでもないような気がした。

読み終えたらまた本屋に行き、違う本を買って読んでみた。

前の本とは違う印象を受けた。

「…なるほど、同じジャンルでも著者によって主張は違うし、書き方も違う。本にはどうやら相性がいいものとそうでないものがあるぞ」

と気づいた。

そこからは、パラパラっとめくってみては、読んでいてスッと頭に入ってこないものは手放し、「相性がいい本」だけを残していった。

そうやって残っていった本は、スラスラ読めて、ガンガン頭に入っていった。

そして、あらためて気づく。

「本って、こんなに体系立ててガッツリ学べるものなのか!ヤバいな!!」

スポット的な細切れ情報ではなく、全体の流れ・システムごとおしえてくれる。

今までボンヤリとしか認識していなかった知識が、ひとつひとつ輪郭がハッキリしていく感覚。

ネット記事やYouTubeの動画で足りなかった何かが、スーッと満たされていく感覚があった。


私は、本にのめりこんだ。


本を読むのが当たり前の習慣になってきた頃。

「稼げる方法」ばかりを最初は追い求めていたが、そのうち「お金」そのものに興味を持つようになった。

その頃に読んでいたのは…


こういった本たち。

自分の仕事をとりまく「お金」の流れがだんだんとわかるようになっていった。

今まで自分は全然「お金」のことを知らなかったと気づいた。


そして、「稼ぐ」ばかりに注目していてはいけないことにも気づいた。

「お金」は、トータルバランスで見る必要がある。

大ヒットとなったこちらの本…


での表現を借りれば…

「貯める・稼ぐ・増やす・守る・使う」の5つのトータルバランスで、「お金」はとらえる必要があるということだった。

「貯めればいい」「稼げればいい」というような話ではなかった…

「お金」は学校では誰も教えてくれなかったのに、生きていくには絶対に知っておかないといけないもので、そして知れば知るほど深い世界だった。


特に刺さったのが、お金を「使う」パターンは、大きく3つに分かれるというものだった。

私のような凡人は、お金が入ったら

「いえ〜い!あれも買えるこれも買える〜!」

と浮かれて使ってしまい、給料日前をヒーヒー言いながらやりすごすことになる。

使い方なんて「あったら、好きなものが買える!」としか思っていなかった。

ところが、使い方には「消費」「浪費」「投資」の3つがあるらしい。

生きていくのに必要な、食材や消耗品などを買う「消費」。

楽しむために、ゲームや趣味などに使う「浪費」。

そして「投資」だ。

「消費」「浪費」はいつもしていることだから、割とわかる。

でも「投資」は「なんかよくわからない難しいもの」という意識しかなかった。

どこかで「わかんないし、自分には関係ないや」と思ってしまっていた。


でも、後々とても大事なものなのだと悟ることになる。


「お金」の本と同時に、「フリーランス」「個人事業主」などの本も引き続き読み漁っていた。

その中で…


この本に出会い、その一節に…

起業とは「投資」です。

(引用元:書籍『超・個人事業主』著者:藤井孝一 出版:クロスメディア・パブリッシング)


というものがあった。

出た、「投資」だ。

やっぱり、避けては通れないキーワードな気がしてきていた。

「投資」と聞けば、「株」「不動産」とかそんなものが頭に浮かぶが…

そもそも「投資」とは…

「将来の豊かさ」のために「今もっているもの」を投じる行為のこと

をいう。

じゃあ、起業における「投資」とはどんなイメージなのだろうか。


そうこうしている内に、恐ろしい事実に気づいていく。

私たちは、働けばお金を稼げる。

これをずっと当たり前に受け入れてきた。

しかし、自分で起業して気づいたのである…

「そもそも働く環境をつくり出すまでがめっちゃ大変だ!」ということに。

サラリーマン時代は、始業時間までに会社に行き、机に座ってパソコンを開くと仕事があった。

仲間たちと交流しながら、その仕事を終業時間までこなし、一ヶ月が過ぎると、給料がもらえた。


でも、起業するとこれが何もない。


仕事もないし、机もなければ、パソコンもないし、始業時間も終業時間もないし、共に過ごす仲間もいない…

まったくの「無」だった。

これを「働けば、お金を稼げる」という状態にまでもっていくのには、まず自分で「環境」を整えねばならない。

机を買い、パソコンを買い、自分の経歴を示すものを作成し、営業をかけて仕事を獲得しにいく。

そうやって、「お金」や「時間」といった「今もっているもの」を投じて、「働けば、お金を稼げる」状態を自分で作り出す必要があったのだ。

これは「投資」そのものだった。

今まで自分たちが当たり前のように「働けばお金を稼げる」と思っていた環境は、だれかが「投資」して作り上げてきたものだと気づいていった。


そうやっていくうちに、私は自然と…

「何かを手に入れる」ためには「まず先に今持っている何かを差し出す」という「投資」の意識を強めていくようになった。


たとえば、「情報収集」には積極的にお金を使うようになった。

本から情報をインプットするにしても…

・紙の書籍を買う
・電子書籍を買う
・サブスクの読み放題サービスを使う
・サブスクの朗読サービスを使う
・サブスクの要約サービスを使う

などシチュエーションに応じて使い分けながら、お金を投じるようになった。

有料のオンラインサロンに入って情報を仕入れてみたり、有料の動画配信・音声配信を買って学んだりするようにもなった。

今まで知らなかった知識・世界観を知ると、自分のビジネスの幅が広がり、どんどん「稼げる自分」になっていった。


「環境」もまた然りだ。

自宅ではなくコワーキングスペースをレンタルし、そこでキッチリと気持ちをオンにして集中して仕事ができる環境を手に入れている。

そこでイイ仕事ができれば、それはいずれ対価としてきっちり返ってくる。

それを強く実感するようになった。


上記に関する出費は、全部合わせてもせいぜい月に数万円程度。

しかしこうやって「先に投じる」ことで徐々に「環境」が整っていき、その環境でこそ「働く」の効果が何倍にもなることにも気づいていった。

前よりも稼ぎが増えたし、知識や視点が増えると、何よりも仕事が格段に楽しくなった。

「先に投じる」ことで「お金を払ってるんだから、絶対に元を取るぞ!」という気になるのも、自分を奮い立たせ、モチベーションを維持するのに役に立っていると気づいた。


独立するまでは「無料で手に入ったらラッキー」「お金を使うのはもったいない、節約節約」が、当たり前だと思っていた。

そんな価値観の中でずっと生きていた。

でも、一度そこを脱出して、周りを見渡すと…

豊かに暮らしている人は、上手にお金を先に投じていることに気づいた。

「消費」や「浪費」もたしかにするけれど、格段に「投資」への意識が違う。

それが将来的な豊かさをもたらすことが、身に沁みて理解できているからだ。

私は、こんな世界を知らなかった。


会社を飛び出して独立し、現実を知ってお先真っ暗だった私が、本を読んでお金を使ったら、ググッと道が開けてしまった。

そんなお話。

「投資」の意識は、私たちの人生を格段に素晴らしいものにしてくれるかもしれない。

今もっている貴重な「お金」や「時間」。

それを何に投じて、どんな「将来の豊かさ」をあなたは手にしていきたいだろうか?


*******


お読みいただき、ありがとうございました。

個人的な起業体験談をお話しさせていただきました。


さて、そんな私は今、複数もっている仕事のうち、結婚相談所のカウンセラーという仕事にも携わっています。

「結婚相談所」というのも、よく考えてみれば…

「将来の豊かさ(結婚生活)」のために「今もっているお金や時間」を投じる行為なので、「投資」をする場所でもあると思います。

そうすると、上記の話をそのまま「起業」から「婚活」に置き換えて読んでみることもできそうです。


入会金や月額費用を考えると「うぅ、お金がもったいないかも…」と思われる方も中にはいらっしゃるでしょう。

婚活にはいろんな選択肢があるので、友人に紹介してもらったり、アプリを使ってみたり、ほかの選択をしてもいいと思います。

ただし…

「先に投じる」ことで、活動できる「環境」を手に入れる。

この大切さは、起業を通じて私が体験してきたことそのものだったりします。

「婚活」が好きな人は、いません。

「婚活」はあくまでも、その先の「結婚」のための「手段」です。

楽しいことよりも、もしかすると面倒くさいことも多いかもしれません…

うまくいかずに、心が折れそうになってしまう人も少なくないものです…

だからこそ、「環境」を整え、カウンセラー・スタッフという「協力者」を手に入れ…

「働けば、稼げる」ではないですが、「活動すれば、結果になる」状態にもっていくのに、「先に投じる」意識もぜひ持っていて欲しいなと思います。

そんなあなたの覚悟に、私たちは応えていきます。


まずは下記LINE公式アカウントから「えいっ!」と申し込んで、無料カウンセリングにお越しくださいね。

(ここから追加⏩https://page.line.me/?accountId=882tvzqb)


お待ちしています。

(BOOK婚カウンセラー ばっしー)

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