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「ラブソングの嵐・失恋曲の関ジャニ∞」と言われる理由を、全シングル曲から考えてみたら歌詞に特徴が表れていた。

どうも、生まれ変わったらジャニーズになりたい……!ブー吉です。

今日は、嵐と関ジャニ∞の恋愛曲の違いについて調べてみようと思ったのだが、そのきっかけはとある話題から。


▶きっかけ:嵐が歌う”責任ヒーロー”

今週の水曜日(2020年11月25日)、日テレ系ベストアーティストにて毎年恒例の「ジャニーズシャッフルメドレー」が開催される。

今年は嵐が関ジャニ∞の無責任ヒーローを歌うということが決定。
するとヲタクの皆様が、
「嵐が歌う無責任ヒーローはもはや責任がありすぎる」「嵐は丸腰宿無しではない」「NEWS ZEROをやっているのにバブルがなんたらITかんたらと言わせてはいけない」
などと、ARASICK、eighter、どちらも大騒ぎだった。

このジャニーズシャッフルメドレーにおいて、ヲタクの皆様は「Love so sweet」や「シンデレラガール」といった、いわゆる王道ラブソングを推しに歌って欲しいと願うことも恒例行事となっている。
そんな中でまさかの…!!
嵐の”責任ヒーロー”が披露されることになった(絶対見たいね)!


ところで、グループのラブソングには傾向があるらしく、嵐はスマートでラブソング多め、関ジャニ∞はドタバタで失恋ソング多めというイメージが定着している。
だからこそ、関ジャニヲタクの皆様は「エイトよ、ラブソー歌ってくれ!!!」と拳を握るわけだ。

しかし、この2組のラブソングイメージは本当に正しいのだろうか?

2組の全シングル曲から、ラブソングの数、割合、ラブの種類(内容)を調べて考えてみることにした。


▶統計上のルール


・シングル曲の統計は、ダブルA面は含み、カップリングは含まない。※エイトのGIFTシリーズは全曲含む(集計は2020年11月現在のもののみ)

・ラブソングは「ラブ/片想い/失恋/特殊」の4種類に分類する。恋人関係ではなくても、僕と恋しようぜ系は「ラブ」、君のこと好きだけど振り向いてくれないよ〜系は「片想い」、その他要素があるラブソングは「特殊」、ラブソングか定かではないものは「△」とし除外する。

・制作秘話や逸話などは調べず、素人の私が感じた度合いでラブソング判定をする。なぜなら「ラブソング嵐」「失恋曲エイト」という漠然としたイメージは、曲の雰囲気での個人判定から生まれているため。

ヲタクの皆様には、例え解釈違いがあったとしても、「こんな風に聞こえる人もいるんやな」と暖かい目で読んでいただけたら幸いです!!

▶全シングル曲を統計してみた!

早速統計した表をご覧ください。

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関ジャニ∞

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嵐66曲 :ラブソング22曲(ラブ11/片想い4/失恋4/特殊2)
エイト54曲 :ラブソング15曲(ラブ8/片想い0/失恋4/特殊3)

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調べてみると、さほど変わらないのでは?と思ってしまった。

曲数でいったら、やはり嵐の方が全体のシングル曲も多いことから、ラブソングの数は多い。しかし、割合で考えてみると、ラブソング自体の割合はさほど変わらない結果となった。

嵐は意外にも、片想いや失恋を経験していることが分かった。ある意味、嵐はバランスのいい恋愛をしている。

一方、関ジャニ∞は、とことん好きかとことん落ち込むかの両極端な恋愛をしているようだ。

この恋愛模様の違いは、歌詞の特徴を見るとさらによく分かる。

▶歌詞の違いが凄い!!


まずは「特殊」の解説をしたい。

嵐の「Beautiful days」は失恋というよりは、恋人が亡くなったと感じられるような描写が多い。
これは、エイトの「Snow White」でも感じられる。嵐は星に、エイトは雪に、亡き恋人を思い出している。御二方とも辛い恋をしたようだ。

次に嵐の「Monster」は怪物と人間の恋を描いていたので「特殊」に入れた。
怪物くんの主題歌である故、怪物という比喩ではなく、マジで怪物の可能性を感じたので苦渋の決断の末こちらに……。

次にエイトの「イッツマイソウル」は、恋人同士なのか定かではない上、深夜2時のお迎えコールに呼ばれており、両想いや片想いというよりは都合のいい男であると判断。

「言ったじゃないか」についても、好きな子につかれた嘘を列挙した歌詞であり、可哀想な嘘つかれ男であると判断。懺悔したほうがいいよ。

そして全体的に見てみると、

嵐は、ドラマの主題歌効果が強く、
「WISH・Love so sweet・One Love」の花男三連単や、「Løve Rainbow・迷宮ラブソング」などの主演ドラマ主題歌が、ラブを担っている。というか、松潤が多くのラブを担っている。

二宮主演は「Beautiful days・Dear Snow」など成就しない恋をしており、相葉主演の「マイガール」も歌詞を見ると意外と失恋ソングだ。報われてくれ…

嵐の歌詞は、二人の愛を育んだり、将来の愛を誓ったり、プラス要素が多い。二人の関係も恋人同士で幸せの真っ只中が中心だ。

片想いや失恋に関しても、楽しそうな片想いが多く、悲しい曲だと恋人が亡くなったり恋を阻む障害があったり、どうしようもなく切ないものになる。

「アオゾラペダル」のように、失恋したが、新しい道へ歩き出すといった未来のある歌詞も特徴的だった。

一方、エイトに関しても、嵐と同様に「ツブサニコイ・愛でした。・侍唄」は錦戸の主演ドラマ主題歌、「ひびき・CloveR」は大倉の主演ドラマや映画の主題歌であり、この二人がラブに徹している。

しかし、「罪と夏」では、夏のせいにして一夜限りの過ちを犯そうとしており、紛れもないワンチャン狙い男である。(でもエイトにならいいよね!!)

ラブの歌詞の中でも、楽しい恋人関係というより、もはや家族に近いものを感じる重めのものが多く、ラブラブキャッキャは少ない。(「おかえり」や「まもる」など、家を感じるワードが多い)

また、クリスマス前に別れたり、パシられたり、嘘をつかれたり、ナンパしたりと何だか不憫な傾向があるのが特徴的だ。


▶結論

「ラブソングの嵐・冴えない恋愛の関ジャニ∞」が正しいと思った。

嵐はラブなラブソングだけでなく、片想い失恋も豊富に経験していて、まさに「ラブソング」の嵐だった。

関ジャニ∞は失恋曲がメインなのではなく、ラブラブが少なくて、不憫な恋愛が多いため、「冴えない恋愛」の関ジャニ∞だった。

曲数の統計では、さほど差は無かったものの、歌詞に顕著にキャラクター性が表されており、そのイメージが定着している模様。

王道ラブソングでキュンキュンしたいと思ったら嵐、冴えないリアルさが堪らんと思ったら関ジャニ∞と需要と供給はバッチリだ。

しかし、調べていて「っぽくない」曲もけっこうあるなと思った。

例えば、嵐の「愛を叫べ」なんかは、ゼクシィのCMだったから、てっきりラブソングかと思っていたが、嵐目線では失恋曲だ。

あの嵐が、友達の結婚式を祝っており、友達に好きな子取られちゃったけど幸せならOKです👍と言っている。
しかもこの曲は、嵐が相手のことを「君」ではなく「お前」と呼んでいる珍しい曲である。

嵐ヲタクの皆様からすれば、あの嵐に「お前呼び」されるのは、かなり興奮するのではないだろうか?やっぱりギャップって最高なんで。

エイトもラブラブキャッキャはしてないものの、生涯を供にする覚悟や重さをジンジン感じるラブソングが多い。

それは、冴えないリアルさというより、
「夢やない、王子様やない、でも本気やで」を醸す、現実味のあるラブソングだと思った。

そんなパプリックイメージとは違う、裏嵐裏エイトが、シングルでも割と垣間見える。

キャラクター性は確立しつつ、きちんとギャップ狙いも入れていくバランス感に、ジャニーズ…あんたやっぱすげぇや…と言わざるを得ない。

でも、そんなギャップを手軽に体験できるのが、まさしくジャニーズシャッフルメドレーだ!

冴えない恋愛をしているへなちょこ男子のエイトが、今年のカウコンで「One Love」を歌った時、ヲタク達は「ぇえ!好きになっちゃう〜〜!(c.v.シソンヌじろう)」と発狂していた。

今年の嵐はなんといっても”責任ヒーロー”
個人的には責任ヒーローとして歌って欲しいが、もしかしたら無責任な嵐が見られるかもしれない。

今年は、それぞれのグループのパブリックイメージと、曲調や歌詞に注目して見てみようと思う。


皆、楽しもうな!!!!



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