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読書習慣#25 AIで勝ち組ビジネスをつくるための6冊


■専門家の仕事も凌駕し始めた AI

AIが今何処まで進んでいるのか?まずはこのニュースを読んでほしい。

1)AIで膵臓がん早期発見へ 富士通、22年度中に実用化

 富士通と総合南東北病院(福島県郡山市)などは、CTの画像から膵臓がんを検出する人工知能(AI)技術の共同研究を始めた。一般的な人間ドックで見つけられるよう、造影剤を使わない画像も対象とする。2022年度中に実用化し、早期発見によって救命できる患者を増やす。

2)ロービス、AIラーニングシステム「GAiL」で特許取得 新しい学びの提供へAIによる記述式学習の研究開発により、社会人教育の進化が加速

GAiLは、学習者がオンライン上でビジネスケースを読み進めながら設問に解答すると、解答内容をAIが深層学習アルゴリズムを使った自然言語処理により解析し、個別の解答に寄り添った解説やアドバイスを表示する学習支援ツール。これにより学習者は、これまで自動化が難しかった記述式演習問題の解答のフィードバックを、いつでもすぐに受け取ることができる。

1)は専門家でもかなり訓練をつまないとできない癌の発見にAIを利用。
2)は教師でないとなかなか自由文書のチェックはできなかった。これにAIを利用。

こんなふうに今まで、人でないとできなかったことがAIにシフトし始めていることがおわかりになるのではないだろうか。

そこで今回はAIの出現によりビジネスがどのように変化するのか、またAIをどのように活用できるのかそれを探るための本をご紹介したい。


■新しい技術やアイディアが生まれるとどのような変化が起こるのか?

■ビジネスモデル全史

まずはベストセラーのビジネスモデル全史。ビジネスモデルがどのように変化するのか?ビジネスのパラダイム・シフトの歴史を知る1冊。漫画でハードルをが低い。イノベーションには失敗がつきもの。でそれに負けないぐらいな高速試行錯誤することで乗り越える。

こちらは漫画ではないが動画付きらしい。いずれにせよ、破壊的技術などが生まれてくると即座に浸透し不可逆。これにより生産性の高さを選んだ人たちが結局生き残る。


■予測マシンの世紀 AIが駆動する新たな経済

こちらはAIに絞った話。AIの出現でどう変わるのか?AIが(従来延長で)予測するマシンという特徴とそれから導き出されるAIが牽引する経済を解説する。

私たちの判断や意思決定の多くが、「予測」を含み、この予測をベースに判断や意思決定が行われる。
 予測マシンAがと私たち(組織)を支える部品の性質や価値がどのように変動するかを本書ではダイナミックに変化する5つの階層で説明する。
その5つ層とは「予測」「意思決定」「ツール」「戦略」「社会」。
これらの層への影響から私たちの活動(生活)をどのように質的に変化させているのか、わかりやすく解説する。

■東大生も学ぶAI経営の教科書

そもそも今話題となっているものにDXがというものがある。このDX要諦は「データー」を「使えるアクション」にすること。
そこにAIが絡む。データをAIが分析して使えるアウトプットににする。

この本はAIを如何に経営に取り込むか?ではなく、デジタルというパワーを如何に効率よ以下達の「ビジネスリデザイン」をするか?の手法が描かれる。
ステップ1:エリアを決め、ビジョンを描く
ステップ2:ロードマップを策定する
ステップ3:プロトタイプを作成する
ステップ4:データ基盤を構築する
ステップ5:AI・デジタルシステムを実装する
ステップ6:組織に定着させ持続的なDXを実現する

東大の寄付講座の内容が描かれるので詳細は本文をほしい。


考察 

ここまでのいくつかの本からの考察。

ちなみに、産業革命ではそのパワーを前提にビジネスをしたほうが勝ちになる。その場合ただ従来のビジネスに取り入れたとして負ける。最適化したほうが勝ち組になる・・というのが私の持論。

例)
・蒸気機関の時代では・・手工業に取り入れたのではなく蒸気機関をベースに工場が作られる。
・電気電力の時代では・・・ただ蒸気機関の置き換えではなく電気電力という小型の動力に分散させることで最適化をはかる生産システムが生き残る。
・ネットワークの時では・・単に所有物をネットワーク化するのではなく、共有することで固定費を削減し資産効率を上げる・マーケティングでは個別ニーズを掴むほうが生き残る等

要するにAIの時代なので・・AIに最適化したビジネスをつくったほうがよい。(食べさせるデータの質量を考えるとか。AIの判断を即座にビジネスに反映できるような仕組み等等)

お手本とするならば昔ならばセブンイレブン・今ならばネットフリックス。


■AIゲームチェンジャー 

シアトルが最終的に残るかどうかは別として多くの技術が居る・AIに多大な投資をしている地としてシアトルがある。
どんな環境がありどんな戦略をとっているのか・・
その状況を知ることができる。

知識とは個人ではない、知識の交流が知識を生む。
なので交流できる場魅力的。

ちなみにAIの研究の聖地はトロント(大学)とも言われている。
日本頑張ってほしい。

■AI経営で会社は甦る

こちらは上記の内容をざっくり主張するライト版な内容。
環境の変化。とくに生産性の高いAIを如何に取り込まないといけないかが説明される。


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