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感謝をしたら苦手な人が離れていってくれたお話



この記事で野坂礼子さんの著書を紹介したが、この話もその本に書いてあったことを実践してみた結果だ。




野坂礼子さんはそれを感謝法と呼んでいる。


やり方は簡単である。


心が込もってなくてもいいので、「ありがとうございます」をとにかくひたすら唱える。


なぜなら心の奥深くに刷り込んだ、自分で意識できない、常識となった考えがしっかり刻み込まれているからだ。


マイナス思考やネガティブな感情が溜まっているうちは一気にやらないと少しずつ緩んできて、また戻ってしまう。


私は留学中、いじめが辛すぎて死に物狂いで唱えていた。




人と話しているとき以外はずっと、何百回も何千回も。



毎日続けていると癖になり、自然と唱えるようになってくる。


そして、安心感が出てきたと思える時期にはいってきたら、そうがむしゃらにやらなくてもいい。


必要なものはすべて与えられていく。


これを続けていると「この言葉があるから大丈夫」と思えるほどになってくる。


イメージ感謝法という誰かをイメージして唱える感謝法もある。


お世話になった方や家族など大切な人に「ありがとう」を贈る。



または夢や目標が実現しているシーンをイメージして、そのシーンに向けて「ありがとうございます」を唱える。

そうすることで、夢が実現へと向いていく。

これは自動的に夢へ向かうというよりは、意識がそちらに向くのでその行動をするようになるという感じだろうか。


この感謝法は、私がホストファミリーとの関係をよくしていったお話をしたように、お世話になった方や大切な人だけではなく、


苦手だと思う人や嫌いな人にも使える



え?苦手な人や嫌いな人に感謝?
無理無理。


そう思ったあなた、大丈夫です。

私もずっとそう思って生きてきた人間です。


苦手な人や嫌いな人に向けて「ありがとうございます」とは思えないかもしれません。


そういう時はその人のことをイメージしながら心が込もっていなくてもいいからとりあえず毎日唱えてみる。


心がこもってなくてもいいならできる気がしませんか?


するとなぜか、「この人と私が出会ったことには意味があって、この人は私に何かを教えてくれているんだ、感謝しよう」と自然に思えるようになる。

その人の“苦手”な部分だけでなく違う側面を見るようになる。


そして2人の関係がいい方向へと向かっていく。




私が以前アルバイトをしていた飲食店で、すごく苦手な人がいて出勤することが憂鬱だったときがあった。



私がやることなすこと全てに文句をつけてきて、何を話しても嫌味しか言われなかった。

私の行動をずっと観察しているので居心地も悪い。


そうだ!感謝法を試してみるか!と思い、その人に出会った日から、その人に向けての感謝法を実行した。


当時10代だった私は言葉遣いも性格も悪かったので、最初は上手く出来ずに「あのくそババア本当うぜぇ」くらいのことを思っていたが(笑)心を込めなくてもいいのならありがとうございますが言えた。

例え上手くいかなくても副作用もお金もかからない。


数日たったある日、その人がニコニコしながら私に話しかけてきて普通に世間話ができたのだ。

え?今日は機嫌いいのかな?

いきなり態度が変わったので驚いたが、それから普通に話せるようになって嬉しかった。


私が前より仕事を覚えたからかな?

厳しかったのは私がまだ新人で、仕事があまりできていなかったから覚えてほしくて注意していたのかもしれない、悪い人じゃなかったんだ、口調がちょっときついだけでお店のことを思ってるかもしれない、と思えるようになった。

それでもかなり年上の人だったし、どこか無理に気を使ってしまっている自分がいて、気疲れしてしまっていた。


ここで感謝法をやめずに、続けてみた。


感謝法を続けていたある日、



その人は店長と大喧嘩をして突然辞めてしまった。


本当に突然のことで、怒鳴って荷物を持ってドアをガシャン!として出て行ってしまった。

そしてそのあとも戻ってくることはなかった。


その人が辞めてからは、憂鬱だったはずの気分が晴れて、楽しく働くことができた。


私が故意にその人に何かをしたわけではなく、ただありがとうございますを心の中で唱えてただけ。


偶然だと思いますか?


それとも感謝法のおかげなのだろうか?



私はこれは感謝法のお陰だと思っていて、


自分を学ばせてくれた人=学びが終わると離れていく

という仮定をしている。



感謝法を実践するだけで人間関係がよくなったり、自分にとってもう必要ではない人が離れていくのであれば、この先人間関係で悩むことなどなくなるかもしれない。


感謝法なんて信じない、出来ないという方は、嫌なあの人のちょっぴりいいところを見つけるゲームを楽しんでみてはどうだろうか。


挨拶だけは元気にするんだよなぁ。
笑顔は可愛いんだよなぁ。
言い方きついけどこの人に教えて貰って仕事を覚えたんだよなぁ。
新人には厳しいけどみんなが嫌がる仕事を率先してやってるなぁ。
電話の対応が上手だな。



探してみたら、案外楽しいかも。


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