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【凡人の勉強法】凡人の皆様、勉強するよりまずは瞑想しませんか?

急がば回れ。

前回、凡人にとっては勉強が苦行である。という記事を書きました。

しかし、この苦行に立ち向かわねばなりません。
そのためにはまずは凡人自身を強化する必要があると思います。
何を強化する?? 
最優先はメンタルです。
急がば回れ。
勉強よりまずはメンタル強化を優先したく思います。


瞑想したい理由

メンタルというと自分の意思の問題、気持ちの持ちようと思われがちですが実はまったく違う、ということを私は実感いたしました。
私が挑んでいる司法書士の試験は7月にあります。
4月から6月までの3か月がいわゆる直前期として、総員突撃ー!状態です。
この期間にどれだけ勉強量を増やせたかが合格に直結します。
亀のスピードながらも長年コツコツ勉強してきた私は4年目も5年目の試験の時もこの3か月にディープインパクトばりの追い上げを見せられれば勝てたのかもしれません。
でもそんな奇跡の追い上げはできませんでした。
だって凡人だから。
凡人で亀の私はこの大事な大事な時期に何度も甲羅に引っ込んでしまったのです。

自分でもわかりませんでした。

なんでやーー!あと少しだし、答練だって全然解けないわけではない。
問題を解くこと自体は最初と比べたら段違いに楽になっているはずなのに。。。

平日仕事の私は金曜日になると今日の夕方から日曜の夜まではまるまる勉強できる、という安堵感すら感じていました。
この時点でやる気マックスです。モチベも完璧です。
なのに、土曜の朝起きれない。朝どころか1日起きれない。
何をしているかというと布団でyoutube見たりアニメ見たりひたすら現実逃避です。
起きて食べることすらめんどくさいです。
何もかもが嫌になっています。
ちょっとでもアニメから目をそらすと今日は10時間勉強しないといけないのにすでに数時間が経過している、という恐ろしい現実が待っています。
丸1日で復帰できればまだましな方でヘタをすると土日まるまる勉強できなかったりしました。
そんな最悪の週末の日曜の夜、我に返った私は無性にお寺に行きたい衝動にかられました。
いわゆる、宗教に救いを求める?みたいな?

「神さま。罪深き私をお許しください・・・」

でも、日曜の夜に寺になんか行けません。
なので、自宅で目をつぶり、瞑想をしてみました。
瞑想についてはずいぶん前からマインドフルネスなどが騒がれていましたからメンタルにも脳にもいい影響があることは情報として知っていました。
でも、1分1秒でも無駄にできない直前期に30分ほどの時間を勉強以外のことに費やす余裕が私にはなく、良い習慣だと知ってはいても実行できていませんでした。

それでもメンタル追いつめられた私は無になりたかったのですよね。
あと、その時逃避行動で見ていたカンフーパンダ2での最終奥義(内なる平和=瞑想)がかっこよくて頭に残っていたのかもしれません。

結果、あんなにとりかかれなかった勉強をすんなり始めることができたのです。
とても静かな気持ちで「今、やれることをやろう」という気持ちになったのです。
これは、我ながら衝撃でした。

衝撃を受けた私は私なりに瞑想について調べなおしました。

瞑想の効果

脳には扁桃体(へんとうたい)という逃避・攻撃をつかさどる本能的な部分と理性的な人間らしい行動をつかさどる部分(海馬・前頭葉?)があり、瞑想によって、逃避・攻撃部分の扁桃体を落ち着かせることができる。
その効果で理性的な部分が強化される。という仕組みらしいです。
完全に逃避行動が優位になっていた私にうってつけの行動だったものと思われます。

凡亀流、瞑想方法

私の瞑想は完全に適当瞑想で、目をつぶり胡坐を書き、シンギングボウルという鐘の音のような音を聞きながら、ひたすら20分~30分ほど呼吸に集中する方法です。
いろんな雑念が浮かびますし、すっかり忘れていた過去の記憶がよみがえったりもしますし、無になれる瞬間はかなり少ないです。
それでも効果は絶大でした。
体感としては瞑想中に思考を止めるということより、深い呼吸をすることの方が脳によい影響を与えているような気がしています。

ただの私見なのですが、常日頃浅い呼吸をしていると脳の本能的部分(扁桃体)までしか十分に酸素がいきわたらず、結果、苦行をしようもんなら扁桃体が「命の危機である。逃避せよ!」と判断する。
一方、瞑想の際に深い呼吸をすると脳の理性的部分に酸素が届き人間的部分が復活し、苦行であっても冷静に取り組めるようになる、ようなイメージです。

これから勉強という苦行にコンスタントに取り組むには扁桃体の動きを封じねばなりません。
ここをおろそかにしていると私のように大事な時期にふんばれないのです。
私の場合は比較的すぐに効果がでましたが、瞑想の効果は本来はすぐには実感できないものようですので1日も早く始めるほうがよいように思います。

私が読んできた数ある勉強本にはこのようなことは書いてありませんでした。
執筆者が天才・秀才であるがゆえ、勉強自体が苦行ではなく、勉強しようとすると体が動かなくなる、といった経験がないからだと思われます。

呼吸法、マインドフルネスについては試験本番でも痛烈に必要性を感じました。
こちらも経験はまた別の記事で書きたいと思います。

参考になった本

瞑想/マインドフルネスについては以下の「最強のメンタル」という本が個人的に参考になりました。

凡人にとって毎日の勉強は、この本に書いてある「我慢系ストレス」に分類されると思います。
「我慢系ストレストレーニング」」として、深い呼吸法やヨガのポーズなどが紹介されております。
私は毎日の最低ノルマとして超手軽な適当瞑想を毎日30分を目安に続け、プラス本試験での緊張対策用にヨガポーズも実践していきたいと思っています。


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