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名言

カッコイイ人間になりたい。

努力の末脚光を浴び、
服装や生き様を真似るファンが出てくるような人になりたい。

私もこれまで多くの人に憧れてきた。

3日前の記事にも書いたが
小さい頃デカレンジャーが好きで、
その格好をしてよくヒーローショーをした。
観客であるおじいちゃん一人のためだけに
30分に及ぶ握手会をしていた。

小学校に上がってからは嵐の櫻井翔さんのラップを全て暗記して永遠口ずさんでいた。
おかげで少数の女子からもてはやされた。


しかし、どんなに憧れても真似できないことがある。

名言を作り出す

ここで余談なのだが、私は身近な人から言われた
温かいお言葉や激励をほとんど覚えていない。

言われた瞬間は響いても、
記憶力まで行き届かない。
ただ、これから話すあることがきっかけで
私はそのことを心から後悔した。

2年前に買った星野源さんのエッセイ集
「いのちの車窓から」を読み返した。

実は私はこの本が苦手であまり読み返す機会がない。

好きすぎるからだ。

あまりにも繊細に言葉が綴られ、
しかし信じられないほど大きな感情が
文字から伝わってくる。
読んでいる私は胸が苦しくなり、涙が止まらなくなる。

一番の泣きポイントは「人間」というお話。
これには笑福亭鶴瓶さんが死生観について放った言葉が書かれている。

売り物なのであまり書いてはいけないかもしれないが、
みなさんには一つ目を瞑っていただきその言葉を読んでいただきたいと思います。


「人間は死んだら終わりなんや」 

「人間は死んでも終わりじゃないんです」


〇〇 × ⬜︎⬜︎=名言

まさに名言だ。

この言葉の由来を知りたい方はぜひ本を買っていただきたい。

しかしこの類の言葉はたぶん
どこか知らないおじいさんも言えそうな言葉である。

通りすがりのホームレスのおじいさんがこの言葉を
言っていたら、深読みせざるを得なくなり
震えるだろう。

だからこそ名言は真似ができないのだ。
鶴瓶さんには鶴瓶さん、
星野源さんには星野源さん
ホームレスはホームレスの人生で歩んだ
功績を言葉で吐き出したときに出てくる、

つまり言葉×体験=名言なんだ。


ただホームレスの言葉はもはや名言ではなく
自らへの励ましの言葉、もしくは負け惜しみと捉えている事をここで訂正させていただきたい。

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人の言葉を胸に生きることはあっても、
人様から出た言葉をモットーに死ぬまで生きることは
あり得ないものだとワタシは思う。

あまりにも他力本願は気がして、
どこかで自分がないと言われそうだからだ。

しかし同時に人様から出た素敵な言葉を覚えていないということは、
その人自身に対しての尊敬の念や思いやりが欠けているのだと思うのである。


だとすると人の言葉すらもカッコよく書けてしまう星野源さんの人生は、最高にカッコいい。


だから私はカッコいい人間になるぞ計画1日目と題し、本の言葉をここに書き写すのだった。



というわけで最後にワタシが思う

人生における言葉を書いて終わりにしたい

もしかしたらこれが、
巡り巡って名言になるかもという期待を込めて…


眠いときに眠らない人が褒められるのなら
眠くないときに眠る人も褒めるべきなんや


1日目、終了。そして計画は中止だ。


ー体調には気をつけてー

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プロフィール:藤本たくま(19)
脚本家・演出家を目指している。
YouTubeチャンネル「19歳」開設予定。

おとといした初体験→朝の5時まで起きてた

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