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#3【おすすめ本】孟嘗君

小説など様々な本を、
年間200冊以上読んだ私おすすめの本を紹介していきます。

1.孟嘗君

”孟嘗君”(もうしょうくん)は、日本の小説家宮城谷昌光先生が発表された作品です。

この小説は中国戦国時代を舞台にしており、「鶏鳴狗盗」の故事で有名な孟嘗君(田文)とその養父である白圭を主人公として描かれる歴史小説です。

斉の君主の子・田嬰(でんえい)の美妾・青欄(せいらん)は、健やかな男児・田文(でんぶん)を出産した。しかし、5月5日生まれは不吉、殺すようにと田嬰は命じる。必死の母・青欄が秘かに逃がした赤子は、奇しき縁で好漢風洪(ふうこう)に育てられる。血風吹きすさぶ戦国時代、人として見事に生きた田文こと孟嘗君とその養父の、颯爽たる人生の幕開け。全5巻。(講談社文庫)

2.おすすめポイント

日本人にはあまり馴染みのない中国戦国時代を舞台にしていますが、宮城谷昌光先生の筆力がそれぞれの場面を想像しやすくしているので文章が頭に入って来やすく読み易いです。

鶏鳴狗盗という故事を知っている人はいるかもしれませんが、その語源になった出来事や人物を知っている人は少ないかもしれません。
小説ということを念頭に置く必要はありますが、当時の時代背景や故事の語源になったことを物語の一部として学ぶことが出来ます。

この小説は全5巻に及ぶかなりの長編ですが、すごい読み易いので一気に読破してしまいます。

古代中国が舞台ということで敷居が高く感じてしまう方もいるかもしれませんが、歴史小説というものに今まで触れてこなかった方でも読める本です。

3.まとめ

読み応えがある長編でありながらもそれを感じさせないほどの読み易さがあるこの”孟嘗君”は、今まで歴史小説に興味があった方もなかった方も両方にお勧めできる本です。

私自身も古代中国に興味がない時に読み始め、この本から古代中国や歴史に興味を持ち宮城谷先生初め他の方の本も沢山読ませてもらいました。

Kindleやamazon・楽天ブックスにもあるので、電子書籍でもいいですし本を買ってもいいと思います。
是非購入して読んでみて下さい。


おわり。

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