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住民全員がデザイナー 持続可能な街 @ギリ・トラワンガン(インドネシア)で学んだこと

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インドネシアの有名観光地のバリ島からヨットでおおよそ2時間。そこには、1時間あれば自転車で一周できるような小さな小さな、とてもクリエイティブな島がある。その名はGili Trawangan. 

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透き通るエメラルド色の海では亀とスノーケリングも楽しめる。癒しの場所。ここにはインドネシア人より、ヨーロッパ人のバックパッカーが圧倒的に多く、アジア人もすごく珍しい。ずっと憧れていたここに2019ゴールデンウィークに行くことができた。この場所を1番目の記録のテーマにしたのは、ただの旅行日記を書きたいのではなく、特別な思いがあったからだ。

その特別なこと1つ。ここには車がない。バイクもない。

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代わりに馬と自転車がある。道の条件も理由の一つだけど、島の綺麗な環境を保つために排気ガスを出す移動手段はここには存在しない。馬が歩き、鶏が歩き、牛が歩く、そんな街。昔は当たり前だったかも知れないけど、今の時代に生きて馬が歩いてるってとても不思議な風景。牛も、ヤギもとじ囲まれてなくて、時々一緒に歩くことができる。旅行者と、動物が共存してる、ありのままな感じが好きだった。

特別なことその2。なんでもリサイクルする住民たち。しかも結構可愛い。


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訳があって良い写真を結構失ってしまったため、本当にいいところを載せられてないのが結構悔しい。でもこれだけ見てもわかるように身の回りにあるものをなんでも使い、素敵なインテリアにしちゃう住民たちのハイセンスに私はなんどもびっくりした。石ころのメニュー版とか、ガラス瓶の照明とか、ペットボトル蓋ののれんなどなど。色鮮やかで、ユニークで、無駄のないデザインセンス。どこからそのインスピレーションを受けれたのかとてもきになるところ!

特別なことその3。人より自然。家より自然。

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これまたびっくりしたところ。家を建てる時、木があったら壁をぶち抜き、木を保存したまま作る。ここで私はかなり感動してしまった。これぞ共生。木を避けて建築するって、切ってしまうことより手間がかかる作業であることに違いないが、「守ることが当たり前」なこの街ではこの手間暇も結果的にものづくりの楽しさに感じさせてしまう。

その他。猫がのんびり。

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可愛いし風景も可愛いから載せる写真

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そして、一生忘れられないsunrise/sunsetスポットでもあることから、ギリでの経験は宝物なのだ。

旅行者も住民も動物もお互いが支え合って、目に見えない約束を守りながら生きてる街だった。配慮と心の余裕がそこにはある。あればありのまま、なければないのままのびのび生きていくこの小さな島には知られてないデザイナーがたくさんいると感じた。

古いものを捨てがち、効率を優先しがちのこの時代だからこそ、ギリの美しさは意味が深いのではないか。ぜひこの良さを経験する人が増えてほしい気持ちでこのポストを投稿する。

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