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障害って何だろう【再掲載】

過去記事を編集して、再掲載しています。続き物ですので、しばらくお付き合い下さいませ。
過去に書いた現在の様子です。当時は三年生でした。

(ΦωΦ)猫写真は最新ですので、過去記事ですが写真だけでもお楽しみ下さい。

二年生で学校の楽しさや、仲間の素晴らしさを体感した息子は三年生に進級して、もう二学期。ずいぶん秋も深まって来て、そろそろ学習発表会の練習が始まる頃のこと。

三年生は、社会見学でいろいろな所へ出かけて行きました。息子は、そのうちの工場見学についてをまとめて発表してくれました。

グループ発表で各グループが今年の学びの成果を発表してくれることになっている学習発表会。グループを決めるのも自分達、何を発表するのかもグループ内で話し合って決めている様子。学年が上がると任されることも増えて、子ども達も成長しているのが伺えます。

三年生になってからも、二年生の時と同じように、担任の先生と学期ごとに面談をしていただき、息子の成長に合わせたアプローチはどのようにしたら良いのかを話し合っています。

一学期の目標は、新しいクラスに慣れること。助けてもらえるような愛されるキャラ作り。そんな小さなステップからスタートしました。

二学期はどの様な話をしたのかと言うと、息子が苦手としている一学期を無事に乗り越えることができたので、

『これからは極力、助けないで下さい』
と、お願いしてきました。

助けてもらえるのが当たり前になってしまうと、息子に成長はありません。失敗からしか人は学べないと私は考えているので、失敗をさせてやってくださいとお願いしました。まずは、失敗があって、気がついてはじめて、何でだろう?どうしてだろう?どうすればいいんだろう?と深めて行かなくては、ただただエラーを繰り返してしまいます。

何でだろう?と言うスタートラインに着くための失敗をしなくてはならないのです。失敗を恐れたり、失敗を避けたり、失敗を隠したりしてしまうことは、良くありません。失敗はいつだって成功の源。なぜだろう?どうしてだろう?どうすればいいんだろう?にしっかり付き合って、一緒にあれこれ考える。これができれば、後はアイデアをトライする事を励ましてあげれば良い。また失敗したとしても、また新たなアイデアを考える。アイデアがどんどん出てくるのは、発達障害の特性ですから、特性は上手く活用してなんぼだと思っています。

本当に、アイデアがたくさん出るんですよ~♪失敗に対しての、『どうすればいいんだろう?』→『○○すればいいんじゃね?』そんなアイデアはじゃんじゃん出ます。すごいですねぇ。私は、それに付き合ってるだけ。時々、『お!そのやり方ならきっと上手くいくよ!やってみようよ』と言うくらい。

この、アイデアがどんどん出てくるのは、学校でもとても役にたっているんですよ。最近の学校教育は教育方針も昔とはずいぶん変わりつつあります。みんなで、先生の話を聞くだけの授業は減り、アクティブラーニングの機会が増えています。息子のようなアイデアが出てくる特性を持っていると、グループディスカッションなどでは、とても輝きます。たいていの子ども達は、自分の中からアイデアが出てこない。出てきたとしても、それを発表できなかったりします。クラスの方向付けに息子のアイデアが採用されることもたくさんあるようです。

やはりこの状況を知ると、私は、『障害って何だろう?』といつも考えさせられます。障害となる特性が、障害にならないこともある。それどころか、みんなの役に立つ。みんなを導くことさえもある。これは障害と言えるのだろうか。やはり、特性と言う素晴らしい能力を持っている。と私の目には写るのです。

あなたの周りの輝いている人も、もしかすると、診断を受ければ障害と言われるのかもしれません。だけど、輝いているものは輝いているんですよ。

障害が無くても、死んだ魚の目をしている人たちはたくさんいます。障害が無くても人の足を引っ張る人もいる。障害って何だろう?誰にとっての障害なのだろう。誰が決める障害なのだろう。

私は、本人が決めれば良いのではないかと思います。

ヘルプが必要な時に分かってもらいやすい。ただそれだけのこと。ヘルプは常に必要な訳ではない。必要無いときにまで、障害児や障害者でいる必要など無いのではないか?そんな風に考えます。

特性を知ることと、障害児としてあることは、全く別の問題なのではないでしょうか。

風邪を引くときは、私はのどから。あの人は熱から、この人は鼻から。それだけのこと。それぞれに対処方法が違うよ。風邪を引かないように気を付ける方法も違うよ。それくらいのライトな認識で、気軽に助け合える。困ったときはお互い様。それが私のスタンスです。

先日、当事者カウンセラーさんからいただいたメールにこのような内容が含まれていました。とても心が揺さぶられ、障害についてもう一度考え直すきっかけを下さいました。

「発達障害」という言葉は、強い言葉です。
本人を守る盾にもなれば、残念なことに本人を傷つける剣になることもあります。それを決めるのは、本人でもありますが、本人が幼ければ周囲の人でもあります。


『発達障害』と言う言葉の強さを忘れてはならない。その言葉の重みや強さ、鋭さが、苦しさや、辛さを引き起こしかねません。現にたくさんの方々が苦しんでいます。苦しんでいることが分かっているから、診断を受けることをためらいます。それが障害なのか、グレーなのか、定型なのかで一喜一憂してしまう。それでは診断が生きてきません。特性を知ること。それがもっとも大切な事で、それが障害であるかどうかに意味があるわけではない。

私たちは、多様性の中のひとつに過ぎない。多様であることそのものに意味があり、障害に意味が無くなる。恐らく社会はそう言う方向へと向かっていくでしょう。

AI が私たちの社会にもっと密接に入り込んだとき、嘘の無い人の信用度は上がり、それだけで生活が豊かになっていき、自らのアイデアを行動に変えられる人が、AI とともに共存していけるのではないでしょうか。AI に依存するだけで、信用度の低い人はこれからの時代を生きていくのが難しくなるかもしれません。そう考えると、今ある障害はこの先の障害ではなくなる日が来るのかもしれませんし、今ある当たり前が未来の障害となりうるかもしれません。

幾度となく考えてきましたが、発達障害児(ASD/ADHD)の息子の未来に心配はありません。親が我が子を信じてやらなければ、いったい誰が信じるのでしょうか。そんなことすらも、他人に責任転嫁する親もいます。我が子を信じていられる自信が無くなるときは、どの親にだってあるものです。だけど、その責任は誰かに転嫁できるものではありません。我が子を信じる。その責任は私にしか取れません。そこは腹をくくって、母ちゃんをやるしかないのです。我が子を信じる事が揺らがないために日々学び、トライ&エラー&トライ。我が子と一緒に母ちゃんも成長しよう!迷って悩んで時間を潰していたら、あっという間に巣だってしまう。今しかできないこの子育てを、もっとしっかり味わいたい。

お母さん達~♪一緒に楽しみましょう!

お父さん達~♪気づかないふりなんてしないでね。子育てって楽しいよ。一緒にやりましょう♪

未来のお父さんお母さん~♪心配いらないよ!思った以上にすごいことが待ってるよ。今までは、いったいなんだったんだ!?ってくらいの幸せがここにあります。

先輩お母さん、先輩お父さん~♪子育て時代ってとても素晴らしい時ですよねぇ。たくさん聞かせて下さい!もっともっと知りたいことがたくさんあります。

子育てとは接点の無い方~♪時々ここへ来て、へぇ~って思ってもらえたら、最高です。

だって、私たちはみんな、
お父さんとお母さんから生まれたんだもの。

次回は、過去記事を振り返って、現在の様子をお伝えしたいと思います。

Withニャロナの学校で、高学年になった次男。
どれどれ、上手くやってんのかいな?

続きはまた次回。ではまた!

~To be continued~

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