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スクールカウンセラーと学級担任と学級補助員【再掲載】

過去記事を編集して、再掲載しています。続きものですので、しばらくお付き合い下さいませ。

(ΦωΦ)猫写真は最新ですので、過去記事ですが写真だけでもお楽しみ下さい。

主な登場人物

息子 次男

一年生の一学期終わり頃に、学校へ行けなくなった事で、発達検査を受け、発達障害ASD/ADHD の合併であることが分かった。

担任の先生(一年生の頃)

息子が一年生になるのと同じタイミングで他所の学校から転任されてきた新しい先生。お孫さんがいらっしゃる年代の女性の先生。『~ねばならない』『~べき』というマインドがかなり強い。

補助員の先生

長年、息子たちの通う小学校にお勤めで、主に1・2年生の手が足りない所で活躍されている方。とても元気で明るくおもしろく、全学年の生徒が低学年時代に散々お世話になっていて、生徒からも、親からも大変人望のあつい名物先生。(正式な教員ではない)

スクールカウンセラー

何校も掛け持ちでスクールカウンセリングをされていて、息子の通う小学校には、週に一度、スクールカウンセリングを行っている。息子いわく『シュッとしたイケメン先生』『女子達にめっちゃ人気』な男性のカウンセラーさん

二児の母。長男(定型発達) 次男(発達障害)
家族に発達障害を抱えている人(夫と次男)が居ても全く気がつかない鈍感な人。むしろ、障害特性を好んでいる。

息子の障害が分かったことで、いろいろと学校側から息子にも、私にも働きかけてもらえることがが増えました。やはり、発達検査を受けて良かったと思っています。特性を理解する手がかりが掴める事や、周りからの攻撃を受けなくても済むなど、幼い子どもの心を守る為にもとても有効だと感じています。

二学期に入っても学校に行きたがらない事を想定して、予め正当な理由として受け入れられるであろう、『病院へ行く』と言う理由で、何度も休みや早退、遅刻などを設定しました。もちろん病院にも行くのですが、この頃はできるだけ過度なストレスがかからないようにすることがメインでしたので、美味しいものを食べたり、楽しいことをしたり、病院でカウンセリングを受けたりしていました。

そんな、早退をする事が決まっていたある日、学校へ息子を迎えに行った時の事です。補助員の先生が私の所へ駆け寄ってきて言いました。

補助員(以下 補)『お母さん!息子くん、あの子は大丈夫よ!』

私『え? あっ!いつも息子がお世話になっております。』

補『あのね、うちの息子も同じ障害があるのよ。もう働いてる大人なんだけどね。だから、なんだか見ていて懐かしいし、とても面白くってね。それから、お兄ちゃんの時から、あなたの子ども達の事を見てるけど、お母さんの子育ての仕方はとてもいいと思うのよ。どんな子育てしてるのか、よくわかるわ!』

私『(泣き)…ありがとうございます。そうやって言ってくださる方がいて、とても嬉しいです。』

補『彼はちゃんとできてるよ。私が入れる時はサポートするからね。でね、おもしろいのよ。あの子、時々サボるの。ウフフ。だからさ、あっ!その漢字はもっと上手くかけるの先生知ってるるよ!とか言うと、あわててやり直したりしてるの。アハハ~』

私『アハハ~ハハハ。先生!久々に笑いました~。ありがとうございます‼』

そんな細かなエピソードを面白がって笑い飛ばして、大丈夫と言ってくれる。そんな補助員さんにものすごく助けられましたし、この人みたいに、笑い飛ばして行こう!その方がきっと上手く行く。そう心に決めました。息子も、補助員さんをとても頼りにしていましたが、クラスが3クラスあって、補助員は3クラスに2人。少ない時は1人。という人員で、3クラスの中を行ったり来たりしているような状態だったので、いつもサポートを受けれるわけではありませんでした。

補)『私も、いつもいられればいいんだけど、担任の先生はいろいろな所が気なっちゃう人だから…』

私『先生(補助員)の事を息子も信頼してます。今後ともよろしくお願いします。』

それから、いろいろな所から情報が入るようになりました。どうやら、この担任の先生は、補助員さんやスクールカウンセラーさんなどの他の大人が居るときは、ずいぶんと猫を被っていて、大人が自分だけの時に非常に攻撃的になるらしい。息子以外の子どもたちも、ずいぶんと酷い仕打ちと、度重なるダメ出しに、かなりストレスを抱えている事を知りました。

『このまま行くとモンスターペアレントが発生するぞ』

そう思った。私がもし、担任と気まずい状態に陥るとまたしても、うちの子は総攻撃を受ける。他の子の親がモンペになったりしたら、あの先生は何をしでかすかわからない。誰か他の味方を探すしかない。やはり、スクールカウンセラーさんか。

確か、担任はこう言っていた。

『スクールカウンセラーさんは、とってもイケメンなんですよ。私も、彼にアドバイスをいただきたい。』と。

月に一回のスクールカウンセリング。さて、どうしようか。悪口ってのは、私のポリシーに反する。どうにか、攻撃の矛先がこちらに向かないように。そして、あの先生の怒りの元を少しでも減らさないと、息子だけじゃなくてクラス全員ヤバイことになってしまう。一年生から学級崩壊ってのはさすがに厳しい。

そこで、私が考えた作戦。それは、

一方通行&間接的に『誉める&感謝』する作戦

人間関係を円滑にするために、ダメ出しはNG
良いところと、感謝をどんどん伝える。
特に、直接でなく間接的に。
そして、対話式でなく一方通行で。

これらを実行し始めました。

それからのスクールカウンセリングでは、これまでカウンセラーさんが先生とぐるなのでは?などと疑って警戒していましたが、私がカウンセラーさんを疑ったりしていたら、良い方向へは進まない。良い表現は素直に全部伝えよう!そうすることで、カウンセラーさんから間接的な、担任の先生への働きかけが生まれるだろう。

息子が『しゅっとしたイケメン先生』『ぼくの味方になってくれて嬉しい』と言っていること。

担任の先生が『イケメン先生に私も、アドバイスをいただきたい』と言っていたこと。

この様な間接的な事をあえて、たくさん伝えていく。

息子にも同様に、イケメン先生が、『ぼくは、彼の事がとてもスキですよ』と言っていたこと。『ぼくは、味方だから』と言っていたこと。

お母さんとイケメン先生はいつも、あなたを大切にする方法を話し合っていること。あなたの話題でいつも笑顔でいられること。とってもあなたの事がスキだから、ついつい盛上っちゃうこと。

それをまた、スクールカウンセリングでリターンする。そんなやり取りを繰り返していきました。

担任の先生には、毎日のように書かれている連絡帳のダメ出しに、謝るのではなく、こちらから感謝を伝えるメッセージを連絡帳に書き込む事。対面で話す時には、相手が話し始める前に、こちらから感謝を伝える事。

どうして、私がこの作戦に出たのか?

それは、一方通行や間接的な方がより、ダイレクトに心に届くから。一見遠回りに感じるけれど、効果がある方法だと何度も経験したことがあったのです。


誉められる時に、直接誉められると謙遜したりして受け取ってもらえないこともある。又聞きで間接的に誉められると、最初に誉めた人、それを伝えた人、誉められた人の全員がハッピー。

感謝も、直接だと謙遜して受け取ってもらえないこともあるから、手紙やメールなどの文字に起こして伝える方が、感謝を受け取ってもらいやすい。文字に起こしてあると何度も読み返してもらえる可能性も充分にある。

対面で話す時には、先手必勝。先に感謝して、先に誉める。

そんな作戦を実行し続けて、しばらくすると、息子は徐々に回復していきました。ずいぶんと落ち着いて話ができたり、自分なりの方法をあみだしたり。一歩一歩壊れた心を、新しく作り直していきました。

スクールカウンセラーさんとも、とても良好な関係を作ることができ、(カウンセラーさんは元々良い人。単純に私が疑っていただけ。)為になる発達障害児への対応方法や、なぜその方法が有効なのか、私が行っている方法は良い方向へ向かって行けるのか。などなど、とても建設的で実りのある充実したお話をたくさん聞かせてくださいました。

しかし、まだこの段階では、私の中の障害特性への変態的な愛情については全く触れず、猫を被っていました。にゃー

2学期を境に、また様々な人が動き出します。

それではまた次回

~To be continued~

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