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意識高い系のトレンド研究

注意)本記事はデータや事実に一切基づかず、主観のみで書かれました。

みなさん、成長してますか? 意識高い系研究所のチーフリサーチャーを務めております、ナメユキ@ナメナメおじさん#つながりたい、と申します。

これまで我々の研究所では意識高い系の研究を続けてまいりましたが、近年Z世代の台頭によりトレンドが極めて大きく変化して参りました。

そこで、我が研究所はこれを機会に意識高い系のトレンドについてまとめることとしました。

歯が浮くような気持ちで見ていただけるといいんじゃないかと思います。


2010年代前半 : 社会を変えたいです!

スマートフォンが少しずつ世の中に浸透する中、意識高い系の関心は常にテクノロジーの最先端にありました。

すなわち、新たな生活様式を身に着け、スティーブジョブズの言葉をしきりに引用するのが最もクールであるとされました。(朝、鏡を見て人生最期の日だのなんだの)

また、その逆張りとして、グーグルをぶっ壊す!アップルを超える!といった差別化も見られました。(グーグルに恨みでもあるのか?)

彼らの考えに共通するのは、常識を破壊し社会を大きく変えたいという思い(を持ってると思わせること)でした。そういう意味では、この時代の意識高い系には良くも悪くも熱があったように思います。

この時代のキーワード
・テレビ持ってないアピール
・SNSでつながりたい
・グーグルをぶっこわす
・スタバでマック
・ロジカルシンキングという名の大喜利


2010年代後半 : マインドフル! オーガニック! メンタリズム!

スマートフォンが普及し、ウェブサービスを活用したライフスタイルが当たり前のものとなりました。

スタバはMacであふれかえり、女子大生がSNSで映え写真を投稿するようになると、これまでの意識高い系のアイデンティティは埋没することとなりました。

そこで彼らが新たに目をつけたのは、新しいテクノロジーを活用したキラキラした世界とは正反対の、穏やかな世界でした。

 -心を落ち着かせて、人生の意味を考える。
 -お金や仕事に追われる人生から脱却する。

考えた結果どうなのか? どうやって脱却するのか?
そのような質問は彼らにとってナンセンスなのです。

この時代のキーワード
・FIRE(経済的自立)
・ミニマリスト
・転職、退職報告
・瞑想


2020年代: 気づいちゃったんだよね・・全てに価値は無いって

COVID-19の流行により、行動制限が課されるようになり、人々の生活が変化しました。

世の中が不安に包まれ、ストレスを抱えた人たちが現状を嘆き、親ガチャ、和室界隈、片親パンなどといった格差を意識した言葉が多数生まれました。
そんな中、意識高い系たちは虚無主義に至りました。

「広い宇宙から見れば、人間の一生にはなんの価値があるだろうか。人生に価値が無いのなら、地位、資産、学歴にこだわって生きるよりも、楽むことを考えよう。」

このような考えに影響された彼らは、「社会貢献」や「やりがい」への執着を捨て去り、自身の幸福を最大化することを選択しました。

その結果、タイムパフォーマンスの良い闇バイトや、内輪での盛り上がりを重視した迷惑行為が流行するようになりました。

この時代の考え方は、自分自身に最も大切にするという点では共通しています。ところが、世の中へのあきらめや、そこからくる破壊衝動を持ち合わせているという点が新しい点として挙げられます。

この時代のキーワード
・虚無主義
・スモールビジネス
・寿司ペロ
・闇バイト
・タイパ
・迷惑系
・バズり


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