Makuake先行販売50万円達成|”アップデート可能なまちの土壌を創る”地域商社事業_R6.5月活動レポート
Makuakeでの応援購入総額が50万円を突破しました!
4月26日にMakuakeでの先行販売をスタートして、先月5月27日に総額50万円を応援購入をいただきました!
50万円達成時点で、購入者の77名のうち40名が宮崎県在住の方です。
初日・初動が重要とされるクラウドファンディングにて、開始翌月以降も10万円以上の積み上げができたことは良かったと思う反面、反省点も多くあります。
今回は活動レポートとして、商品化に向けてつまづいた問題と販促上の課題をお伝えできればと思っています!
コノハナイロPOTAGEの現状
Makuakeでの販売
5月27日時点で50万円を突破したMakuakeですが、5月中旬以降は心休まらない日が続きました。
開始から2週間ほどはほぼ毎日購入があり、順調に伸びていたのですが、その後は週に1件の購入があるかどうか。
5月下旬に3日連続で購入があった際にはうきうきになるほどでした。
結果として、5月は143,494円の購入があったのですが、50万円達成の喜びよりも0円でなかったという安堵が圧勝。
Makuake開始後もじっと待っているだけでは当然購入額は伸びないので、基本的にはネットショップと同じ考え方でPV数を伸ばす施策を実施。
西都カワリモンLabのXにて24投稿(ツリー含む)
関連ポストを積極的にリポスト
宮崎日日新聞に掲載
ただ、すべての施策がどこまで効果を発揮したかと言われると疑問符が付きます。いずれの施策においてもPV数が大きく伸びることはなく、ほぼ横ばいのまま。最終月に向けてもそうですが、事前の広報PR周りを準備する重要性を痛感しています。
商品化に向けたOEM先との調整
地域商社の事業として掲げるミッションやビジョンを決定したうえで、商品を企画したことで、商品に求めるハードルは必然的に高くなります。
商品企画の全体像はこちらの記事から↓
しかし、弊社はあくまで地方の零細企業なので予算も限られており、商品として市場に出すまでには越えなければいけない課題が山積してました。
『地域を代表する』ような商品であること
誰かに贈りたくなること
ビジネスとして成立すること
課題を大別すると上記の3つになります。
(他にも商品ポジショニングや地域への浸透など様々ありますが…)
『地域を代表する』ような商品であること
「日本清酒発祥の地」「地域の農畜産物」「地域伝承」の3要素を満たす商品を企画。誰かに贈りたくなること
顧客体験として優れているものとして、「ローカル感」「食味」「パッケージ」にこだわること。
ここまでは、事業の全体像を設計したタイミングでおおよその方向性は見えていました。
ビジネスとして成立すること
限られた予算、生産コスト、販売価格、市場(販路)の獲得などを満たしつつ、地域産品というカテゴリや事業ミッションやビジョンから外れないことは事前に予測出来ていたものです。
商品化を進めるうえで最も大きな壁となったのはビジネスとしての守りの部分。食品という体に入るものである以上、些細な事故ですら許容するわけにはいきません。安全性の担保や信頼性を高めつつも『地域を代表する』道を進むのは困難を極めました。
OEM先の選定
限られた予算ということは、工場で生産できる最小ロットと単価に気を配らなければいけません。
大きな工場であれば、設備が揃っているため単価は下がるものの、最小ロットが既に多く、総額の予算とは合わない。
小さな工場であれば、最小ロットは条件内である代わりに、商品そのものに制限がかかり、単価も高くなる。
そんな中で、偶然のご縁もあり条件を満たしていただけるOEM先工場と出会うことができました。
(簡単に書いていますが、打ち合わせなども含めると数か月要しています)
商品化に向けた安全性の確保
予算と生産量の都合をつけていただけるOEM先工場が見つかったものの、食品を生産する工場として衛生面や安全面の確保は必須。
ということで、原料や加工品の規格書の提出が必要になったのですが、この規格書がなかなか曲者でした…
地域の農畜産物や加工品を使用する上で、工程を明文化したり、衛生検査を行ったりした経験がある方の方が少数です。
工場に渡して加工する前提で生産したり加工しているわけでは無いので、それも当然です。
ただし、中間の立場にあたる弊社からすれば双方の立場が理解できるからこそ、電話と現地の往復で落としどころを見つけるしかありません。
最終的にOEM先工場からOKがでるまでは、1ヶ月以上かかりました。
次月の活動予定
来月は、Makuake最終月として商品のプロモーションを進めながら、商品として皆さんのお手元にお渡しするためのパッケージを最終調整していくことになると思います。
一般社団法人まちづくり西都KOKOKARA
地域商社グループ プロジェクトマネージャー
福島 亨
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