フルモデルチェンジ

緩和休題続きます…。私はオーガニックな方法で花や野菜を自分で作りながら、プラントベース(野菜中心)の食事をしています。バスケットづくりなどの手仕事も大好きです。今日はなぜ私がそんな生活をするようになったかのお話。

7年前、久しぶりに晴れた、日曜日の昼下がりのことです。
体はとても疲れていたけど、この庭仕事日和の天候を逃すまいと、草取りをしていました。クリスマスローズが植わった、大きな植木鉢を動かす必要があったのですが、ちょっと横着して手を伸ばして鉢を引き寄せようとした瞬間…。
「ブチッ」
もしやこれは噂に聞くぎっくり腰というやつでは???
恐る恐る立ち上がってみたら、まっすぐに立てない!!!!
どうやら腰の筋肉が切れてしまったようでした。
それでもせっかくの晴れた休日が惜しくて、這いながら草取りを続けた私…。まさか、これが、2年間続く苦悩の日々の始まりだとは思わなかったのです。

最初は2週間くらいでよくなると思っていたのですが、1月たってもよくなる兆候が見えない。整骨院を受診したり、針を試したり、筋肉や骨のこと、身体の調整の仕方を調べはじめました。3ヶ月たったころ、食事も改善してみようと思いました。日本の食のことを調べ始めたら、農薬の問題、タネの問題、添加物の問題、実は私がこれまで食べてきたものにはたくさんの問題が潜んでいたことに気づき、ぎょっとしました。オーガニックな食材を使い、日本の伝統的な料理法に目覚めました。6ヶ月たったころには、もはや身体の問題ではないのでは?心に何か原因があるのではないかと思い、自分のストレスになるものを洗い出しました。断捨離をし、洋服も天然素材のものに変え、人との付き合い方を変え、1日の過ごし方を変えました。そのうち私の心のなかの「心配と恐れ」が一番腰に響いているような気がして、自分の心のあり方を変えていきました。将来のことを考えると不安になるので、今やっていることに専念することにしました。

そして自分の身体との付き合い方を変えました。たとえば、腰の痛い部分に名前をつけました。エルビーちゃん(英語で腰はLower Backというので、その頭文字をとった)、とサクラちゃん(一番痛かった仙骨はラテン語でSacrumというらしいので)と名付けて、いつも2人に話しかけるようにしてみました。2人と一緒に温泉に行って、「ありがとう」って声をかけながら優しく触ったり(周りから見たらちょっと怪しい???)、2人が私に何を語りかけようとしているのか耳を澄ませることにしました。

そしたら、ある日、駅に向かって歩いている途中で、2人が目の前に現れたんですよ!エルビーちゃんとサクラちゃんは、とてもかわいらしい女の子でした。そしてその後ろにはたくさんの子供たちが見えました。多分何万人もいたと思います。そしてその隣には丸いボールみたいな子がポンポン跳ねながら「またママったら心配しちゃってー」ってケラケラ笑っているんです。エルビーちゃんとサクラちゃんは目を合わせて微笑んでいました。

そうか!これは私の身体たちだ。私の身体はたくさんの私の子供たちみたいなもので、みんな私のことを好きで、ただ私のことを応援してくれているんだ!なんて可愛い子たちなんだろう!!!きっとあのボールくんは私の心臓で、私がいつも心配ばっかりしていることを笑い飛ばしてくれているんだな。私はこの子たちを信頼して、ただ私は自分が生きたいように生きればいいんだ。この子たちと一緒にただ毎日をがんばればいいんだ。

不思議な気づきでした。でもそれから、ぐんぐんと腰がよくなっていったんです。

2年が経ち、気づいたら、生活環境は一新し、おいしい食事を作れるようになって、大好きな友人たちに囲まれ、気持ちも明るく前向きになっていました。フルモデルチェンジです。

そう、あのとき私に突如訪れたぎっくり腰は、神様からのプレゼントみたいなものでした。私を変えるための。

おススメですよ、名付け健康法!ぜひ自分の痛いところや辛い箇所に名前をつけて、かわいがってあげてください。自分の身体の痛みや病気は、私たちを良い方に変えるためのメッセージをくれているのだと思うのです。

さて、次回はくみちょ。にバトンを渡します。その次からは本題に戻ろうかな、と思っています〜




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