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悩む選択 v2-43:越えられなさそうな壁。上等だ、越えて行くよ vs うぅ。違う道を行くよ
家庭、職場で、人生、悩ましい二者択一ってあります。「ANDの才能」を発揮し、二律背反的な2つを両立させられると望ましい。でも、どっちかを取らないといけない時にどうするか。その結果、自分が形成され、人生が変わっていくのかなと。
ボクともぐらさん、会社の仲間。やさしいひとになり、そうあり続け、やさしいリーダーになり、組織を強くする、という夢を持つ。やさしさを学べる絵本「ぼくモグラキツネ馬」から互いをあだ名付け。組織での二者択一の場面で、やさしくあるのはどちらかを、考えている今日この頃。
今日の悩み:
A.壁に、超えられないかもしれない壁に、ぶつかったその時。その時こそが、本当にそれが自分のやりたかったことかが問いかけられている。負けずに乗り越える。
B.壁に、越えられないかもしれない壁に、ぶつかったその時。それは違う道にも意味があることが示唆されている。乗り越えることに固執するよりも、違う道を行こう。
先週の木曜から日曜まで、アメリカのゴルフのツアーの試合が日本の千葉県で開催されていました。ZOZOがスポンサーのZOZO Championshipという試合名。世界最高峰のゴルフツアーと言われるアメリカのツアー選手、有名な選手が多数来日して競っていました。
最終日の日曜日、優勝をキーガン・ブラッドリー選手と、ボクが大好きなリッキー・ファウラー選手が争っていました。このリッキー選手は、おじいちゃんが日系なので、ミドルネームが「豊」さん。「田中豊」って漢字のタトゥーを腕にしていて、親近感湧きます。日本につながりがある選手です。ゴルフもおじいちゃんに教えてもらっていたみたい。もちろんゴルフは上手いのですが、個性があって、仕草がかわいくて、おちゃめで、かっこよくて大人気の選手です。
で、この両選手、ふたりとも、ここ4年近く勝ちが無いのです。強い選手ですので過去は1年に1回は勝つペースですが、この4年近くは全く勝てず。約180試合ぐらい勝てていないのです。でも今回は優勝争いをしている。
だから、今回の試合はどうしても、どうしても、どうしても、二人共、勝ちたかったと思うのです。しかもリッキー選手は縁のある日本での試合です。キーガン選手はこのZOZO Championshipとの相性がよく、優勝争いを過去しながら逃しています。
えっ!っていうミスをして、がっかり悔しがり。時にうまく行って奮起して。これを繰り返しながら、耐えながら、挑戦しながら、がんばっている姿がありました。強い心とプレッシャーを感じる心が伝わってきます。とても真剣です。ハラハラハラハラ。
最後は、キーガン選手が勝ちました。インタビューで涙。ご家族(来日はしていなかった)との電話で涙。勝つことでこんな気持になるなんて思ってもいなかった、とのこと。
一生懸命諦めずに努力してきたから。このために、信じて、諦めないで。練習はそのためにあるのですよね。とのこと。
リッキー選手も同じだったと思います。諦めずに、いつかは勝つと信じて練習して、練習して、練習して。次は勝つでしょうか。わからないですね。でも、信じて練習するのでしょうね。諦めないで。他の道に行かないで。
昨日諦めなかったから今日勝てた。今日諦めたら明日の勝ちは無い。
でも、治りようもない怪我をしたらどうでしょう。4年ではなく、6年、8年と勝てなかったらどうでしょう。大切な家族や周囲が我慢できなくなってきたらどうでしょう。燃え尽きるかもしれません。諦めるかもしれません。
ひとそれぞれのタイミングがあります。でも、努力と壁のおかげで、納得の行く人生が歩めますし、人生の方向を変えられるのでしょうね。
だから、壁って、ありがたい存在です。自分を奮起・鼓舞させてくれます。自分が心の底から探し求めているものが本当にそれかを気づかせてくれます。あるいは、納得して諦める機会を提供してくれます。
でも、努力をしていないと、一生懸命、愚直に、精一杯、誠実に、努力していないと、自分が自分で納得できていないと、壁は来てくれないですね。自分で、自分らしく、自分のペースで努力する。努力していると壁が来てくれて、問うてくれますね。
壁さん。来てくれてありがとう。さて、どうしようかな。貫くか、諦めるか。貫くも強さ。弱さを見せ諦めるも強さ。決めるのは自分。
自分だけの問題か、周囲も巻き込んでしまうか。誰の幸せを取るのか、誰との幸せを取るのか。決めるのは自分。
A.でも、B.でもいいですね。自分が努力していた結果の限り。
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