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バレンタイン。チョコはゼロだけど、ジミー・バレンタインが幸せをくれる?

バレンタイン・デーが数日前でしたね。バレンタインの日はバレンタイン(ウァレンティヌス)司祭さんから来ていると言われています。恋人達のためにつくした司祭さんが処刑された日(2月14日。3世紀の話です。270年、269年と言われています)に祈りを捧げていたカトリックでの祭日が、恋人達のイベントに発展。キリスト教に関連しますが、「恋人達のため」というテーマは万国共通です。世の中をやさしく、わくわくさせます。告白の絶好の機会を与えてくれますね。

で、バレンタインで思い出すのが、「ジミー・バレンタイン」さんです。って、誰もピンと来ないと思いますが、オー・ヘンリ(アメリカの小説家。1862-1910)の短編「改心した男」(1903年)の主人公の名です。

オー・ヘンリの短編は、やさしさが漂います。強い心・勇気が無いと実行できないやさしさ。結果はハッピーな時も、うまく行かない時も。強い心が無いとやさしさは発揮できない、そう教えてくれます。

で、この「改心する男」はオー・ヘンリの中でも有名な短編の1つです。大ヒットする映画・ドラマの要素が短い物語につまっています。すご腕の金庫破り(ジミー・バレンタイン)の話。

金庫破りで逮捕されるも保釈になる。保釈中に銀行で見かけたある女性に一目惚れ、好きになってしまう。名前を偽り、過去を隠し、真面目に働き、付き合い、彼女と結婚することになる。結婚を前にしたある時、彼女の父親がオーナーの銀行の大きな金庫に彼女の親戚の小さな女子が誤って閉じ込められてしまう。誰も開けられない状態。金庫メーカーを呼ぶも時間がかかり、小さな女の子はどうなることか。そして、そこにはバレンタインがまた悪事を働くのではないかとつけ回していた刑事もいる。。。

ところで、ボクにチョコなるものは回って来ませんでした。恋人なるものに無関係で、会社も全日リモートの環境で、さらには社内で気を使いチョコを配るなんてことも限定的な現代。義理チョコもなくゼロ。しかしこんなことにしょぼんとせずに、ジミー・バレンタインのこの話が勝手に頭に浮かび、やさしくあろうと再確認させてもらえることで幸せだ、と思う1週間でした。

それに、金庫破りでも何であっても、何かを極めることは大切だ、と思わせてくれる。自分に自信がある”チカラ”があるから、いざという時に、利他を発揮でき、悩める人を前にやさしさを発揮できる、のだと。

(読んで頂きありがとうございます。
(最近出会った素敵な気づきフレーズv7_28)

↓ 以下も素敵なオー・ヘンリーのお話。長めな投稿ですのでお時間ございましたら。


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