見出し画像

日出づる国、中国

オフラインを中心にオンラインが付加価値を付けるビフォアデジタルから、オンラインが中心でオフラインが付加価値を与えるアフターデジタルへの流れはコロナ化で加速した。
アフターデジタル社会はIT先進国の中国を見ればよく分かる。
中国ではアリペイ、ウィチャットを中心にモバイル決済が主流だ。また国民の購買活動をデジタルで管理しているため個人に対する効率的なマーケティングが可能になる。
また個人情報を政府や企業が利用できるようになることで信用・評価経済の実用が可能になった。信用スコアが高い人は様々な面で当然有利になる。
マイナンバーカードを登録することさえ警戒してしまう日本人には到底理解できないだろうが、個人主義が蔓延していない中国や東南アジアの多くの国では国家主導の個人情報の詳細な利用に賛成しているのだ。
IT分野は人権を無視した政策を採用している国が強い。今後五年以内に中国がアメリカを抜き世界一位のIT国家になるかもしれない。
個人主義の日本で個人のプライバシーに介入する様な国策が取られることはないとは思うが中国の流れを追う可能性も否定できない。
デジタルを中心にした今後の政治、テクノロジーの発展、企業動向が楽しみである。時代に乗り遅れないようにキャッチアップしていきたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?