実習生による”授業見学”

見学後の「感想」

 授業のはじめに、生徒が議題を提供し、意見を交流するという授業方法は現代に求められる形であると思いました。全員が積極的に意見や疑問を出し、さらに調べていくことで深い学びなっていると感じます。特に、生徒が議題を提供しようと調べてくることで社会への興味や取り組む姿勢が前向きになっていると思います。
 授業後半に1分で自分の意見を述べる機会がありましたが、1分で伝えることは難しいと実感しました。

見学などに関しては…

 原則として、一コマ全体を観ることを条件にさせていただいています。ぼくの授業時間は、以下のようなさまざまなことが組み合わさって、全体として一つのまとまりのあるものとなっています。
 生徒が中心となってクラス全体で演劇的に話をする時間、小グループでいっしょに「問い」を考える時間、小グループ内で一人一人が語る時間、ペアになって異なる考えを述べ合う時間、教科書や資料集で学ぶコンテンツを確認する時間、個人でリフレクションしたりまとめる時間…複数のさまざまな時間が組み合わさってできあがっています。ある部分だけを観て「これだけのことしかやっていない」と決めつけられることは心外です。いままで、勝手な「決めつけ」を受けた上で否定的な批判を受けることが何度もありました。なんで「先生」と言われるヒトの中には一定数の理不尽な輩がいるのでしょうか? 同じ職種に携わる人間として非常に残念であり憤りを感じるところです。そのような教師に担当させられている生徒たちは可哀想だとつよく思っています。そして、自分はそのような「決めつけ人間」にならないように気を付けていきたいと感じるところです。

上の見学について

 今回は、欠席の生徒がいて空席があったので、見学というよりも「授業参加」を提案しました。(中学)3年生の生徒たちといっしょに、グループワークをして実際の授業を体験してもらいました。実習生の科目は理科ですが、ぼくの授業は社会科(公民)でした。それでも、ただ他人事のように見ているよりも、いっしょに体験し、生徒の考えの動きやコレボレーションの変化を身近に感じられたことと思います。
 グループ内個人発表は、各授業時間の中でほぼ必ず入れるようにしていますが、敢えて、短い時間設定にしています。1分程度(最近は30秒も)がデフォルトです。そこにも、もちろん意図が…

実習生の皆さんが、実社会に出てから活躍されることを切に祈っています


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