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アメリカでチップを払わなかったらどうなるのか?

『チップ』
一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
『日本にはない文化で、いまいち理解していない』
そんな誰かのヒントになればと、
今回は、アメリカのチップ事情についてのお話です。

チップとは?

アメリカの旅行の準備をしていると
必ず一度は耳にするだろう「チップ」の存在。
でもチップってそもそも何なのだろう。

チップは、
レストランなど飲食店に行った時、
もしくはホテルやバレットパーキングで
サービスを利用した時、
そのサービスの対価として
基本料金以外に支払うお金のことです。

どうやって払うのか?

チップの払い方には
大きく分けて2パターン。

1)支払い後にチップを支払う。
2)支払う時に既に引かれている。

アメリカのレストランは
テーブルチェックが主流。
(レジ前に行くのではなくテーブルでお会計)

(1)の場合は、
支払い後お店を出る前にチップを計算して、
・現金を置いていく
・レシートにチップ分を記入して置いていく

のどちらかでチップを支払います。

(2)の場合は、
支払う際に伝票を見ると、
チップの額が入った合計額が表示されているので
その額の支払いだけでOK。

チップはいくら置けば良いのか?

気になるチップの額。
相場はランチとディナーで異なります。

ランチ・・・15%くらい。
(例:ランチ代は20ドル
→ 3ドルをチップとして追加)

ディナー・・・18〜20%くらい。
(例:ディナー代は40ドル
→ 7.5ドル〜8ドルをチップとして追加)

上記は大体の目安程度。
学生なら、ランチは10%、
ディナーは15%でも大丈夫です。
また、高級レストランでは
25%を置くこともあります。


実際はみんなどうやって計算しているのか?

僕はスマホの電卓でささっと計算していました。

でも、電卓でチマチマ、、、
カッコよくはないので
とりあえず大体で15%を下回らないないであろう額を置くようにしています。

例えば、
ランチが26ドルだったとすると、、、

10%2.6ドル
5%はその半分の1.3ドル
足して3.9ドルなので
僕は4ドルをチップとして支払う。みたいな。

日本にはない文化だから
身構えるのもよくわかりますが、
こうしてみると実は何ら難しいことはないことが分かりますね。


チップを払うときの注意点。

チップの支払いには
暗黙のルールがあります。

それは、
『コインは置かないこと。』

と言っても、
お釣りで返ってきたコインは回収せずに
チップとして置いておくのは大丈夫。

チップを計算して
4ドルと83セント
だったとしても83セントは財布から取り出さず
5ドルを置きましょう。

ちょっと多くなったからって
落ち込まないでね。


ラスベガスは要注意。

ラスベガスへ行くと、
それはそれは派手な格好をした
お姉さんたちが沢山います。

彼女らは
”Wanna take photos together?”
(一緒に写真撮りたい?)
などと言って近づいてきます。

一緒に写真を撮るまではタダ。
しかし注意すべきはその後。

チップを払わなければならなくなります。
相場は大体20ドルから。

そう、高いのです。
如何せん高いのです。

でもある種、
一回くらいは経験でも良いかもしれませんね。

チップを払わなかったら?

ここで大事な話。
チップを払わなかったらどうなるの?

僕はチップを払わずにお店を出たことはないですが、チップを払わずに出て行ったお客さんの末路を聞いたことがあります。

そのお客さんは追いかけられました。

店を出てすぐ。
片付けを始めた店員が気づいた瞬間、
店員は店を飛び出し叫びました。

”HEY!!!!”(ちょっと!!!)
”NO TIP?”(チップなし?!?!)
”SIR! HEY!”(すみません!お客様!!)

叫んでも戻らない。
店員は走って追いかけ何とか回収したそうです。

追いかけ回されるのは
滅多にないケースではありますが、
チップが無いことに店員さんは疑問に思うので呼び止めはするでしょう。

うっかり忘れてしまわないよう
注意が必要ですね。


どうしてチップがそこまで重要なのか。

どうしてチップを払うのでしょう。
それはチップが、
スタッフの重要な収入源だからです。

チップはお店にもよりますが、チップとして置かれた分はそのままその各スタッフの収入として
持って帰ることができるのです。

例えば、
高級お寿司屋さんでアルバイトをしていたある学生は、その日のチップ分だけで80ドルを貰っていたりしました。

それに加えて、
時給で働いた分がもらえるのでチップは偉大ですね。

基本的にアメリカのレストランでは各テーブルに一人、専属で担当のサーバーがつきます。

普通は、彼/彼女たちは笑顔でとても丁寧な接客をします。
そのサービスの対価がチップになります。

例えば、、、
・オススメを色々と教えてくれます。
”My recommendation is ....”
”My favorite is ...”

・料理の味は大丈夫か聞いてくれます。
”How's everything?”
”Is everything ok?”
↑これはほぼ絶対に聞いてくれます。
またこの質問は、注文分が全て来ているかの確認でもあります。

などなど
他にも色々あるので実際に行ってみたときのお楽しみに。


チップを払うお店・払わないお店。

チップの必要なお店は飲食店の他に、、、
・美容院/ネイルサロン(15%くらい)
・ホテルのベッドメイキング
・ホテルの荷物持ち
・タクシー
・ベイビーシッターやペットシッター

チップの不要なお店
・ファストフード店(マクドナルドなど)
・カジュアルなカフェ(スタバなど)
・アパレルショップ
などなどですが、
レジの横にチップを入れられる箱が置いてありますので、素敵なサービスを受けたと思ったらぜひチップを入れてあげてください。


まとめ

渡米当初はチップが嫌いでした。
どうして学生の自分がこんなに払わないといけないのかと、、、。

しかし今では、
丁寧なサービスを受けたときはちょっと多めに払おうと思います。

日本に来たときはいつも
『チップを払いたい!』
と思うことが多々あります。
日本のサービスって本当に丁寧ですよね。

この記事でチップの勝手が
少しでもわかっていただけると幸いです。

ご質問などがあればお気軽にどうぞ!

それではまた次回。
Have a good day!

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