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《現代美術とは何?に答える》BTS RMのインスタに現代美術についてコメントしてみたい

防弾少年団リーダーのRMが韓国国内はもちろん、世界の美術館を訪れていて、その様子をインスタに続々アップデート中。


 美術の中でも、RMは、今現在のアートである現代美術が大好き。また、彼のファンがRMが大好きな現代美術の勉強会を開き、現代美術について猛烈勉強中で、RMの訪れたギャラリーや美術館を訪れ、作品鑑賞をしている。韓国のギャラリーは、二種類で別れると言われる。一つは、RMが訪れたギャラリーともう一つは、RMが訪れていないギャラリーとの冗談も出ているほど、RMの影響力は韓国現代美術業界では大きいのである。


 RM以外にもBTSメンバーは、現代アートが好きで、実際に作品を購入したりするメンバーも何人かいる。


 BTSファン、特にRMのファンなら、何事も勉強とのことで、現代美術について関心を持ってみるのはいかが?勉強すれば勉強するほど、作品を見れば見るほど、好きになるよ~~~。


 インスタ―の大半がギャラリー&美術館巡りであるRMのインスタに直接コメントしてみるのはいかが?


 さて、現代美術とは何か?


 現代美術(現代アート、コンテンポラリー アートとも言う)は、現代(1950年代から始まって今日にいたるまで)の美術である。 


 現代美術の大きな特徴は、写真の登場によって、従来の対象を写実的に表現する大きな役割から解放される。これは映画の登場でさらに加速される。


 また、まさに現代美術時代の幕開けともいえる、フランスのマルセル・デュシャンの既製品の便器にを展示して「泉」と名付けた展示から、コンセプチュアルアート(概念美術)が立ち上がる。 デュシャンのこの「泉」は、アーティストによる製作作品ではない既製品の便器にR.MUTT 1917とサインして、展示するだけのものが、コンセプトによって芸術なれるとの衝撃を与え、アートの幅を広げてくれた。

 デュシャン以降、なんでも芸術になれる?時代が到来したのである。設置作品であるインスタレーション、コンセプトがあれば、ビデオアート、ハプニング、イベントなども芸術になり、また現在は、NFTの登場で、イラストなどコンピュータープログラムで書いた作品も、複製可能性を克服し、アートとして流通され始めている。

 デュシャン以降、何でもコンセプトさえあれば、アートとしての市民権を得られるようになったのである。これは、印象派が印象派前の美術史に与えた衝撃より、より衝撃的で革命的なことだと思う。

 だから、現代アートの様々なシーンで、私たちは、戸惑う時がある。 例えば、オークションで高価で取引された作品が、「あれ?これ、私でも描ける。。。」と独り言を言ったことがあるでしょう。笑 

 まさにそうである。現代アートで大事にされるのは、写実性や美しさ、絵のうまさではなく、その作品の中にあるコンセプトである。そのコンセプトが新しく、美術史の文脈上で意味あるものなら、オークションで高い値段で取引される革命的な作品になれるのである。(←極シンプルに話した場合)

 それで、現代美術を鑑賞するためには、展示場に貼られている作家についての説明を読む必要があり、キュレーターに積極的質問をし、作家に関して、また作品の意図に関して理解するのが大事である。単純に表面的な外形への感性だけで鑑賞すると、現代アートは、意味が分からずのものになってしまうものが多い。

 だからと言って、現代アートが理解しがたい概念だけで難しいものだけではない。現代美術の中でも、難しくなく、誰でも近づきやすいものもある。当時の広告や社会にインパクトを与えたビック イッシュなどを題材にしたポップアート、サブカルチャーをアートにしたものなどなど、アートの境界線が広がっているため、大衆がアクセスしやすい作品も多い。

 美術館で、フェルメールやモネなどの美しい絵画に心打たれることもたくさんあるが、今現在に疑問を投げかけ、今現在を表現している現在の美術もまさに多様性に富んでい、個性に富んでい、新しい発見をさせてくれる。

 さあ、まず入場料の必要ないギャラリーに出かけてみよう。そして作品を見てみよう。

 そして、RMのインスタに一言でもコメントしてみよう。さらに、RMに会ったら、「私の趣味はコンテンポラリー アートの鑑賞です」と言ってみよう。さらにさらに、「コンテンポラリー アートのコレクターです」と言ってみたい。。。妄想が始まる。。。zzz

 これからも現代美術への記事は続々公開していく!

 現代美術を理解するのにあたり、絶対覚えてほしいのは、マルセル・デュシャン。これだけは覚えておこう。まさに、美術史を変えた現代美術の始まりであるため。。。

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