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キャリアを積む - 私はこうして企業内でキャリアを積みました

 私は新卒で人事の事務員として勤め始め、25年後に外資系企業の人事ダイレクター(日本企業の人事部長にあたる)のポジションで退職しました。

 日本企業から外資系企業に移り、その後外資系企業を数社変わりましたが、たいていその度に職位や給与は上がりました。ー 選択を誤って、9ヶ月しかもたずに、そこから退避した苦い経験もあります。

 なぜそうできたのか、今回はその要因を4つ選んで書きました。この記事を読んでいただいている方の参考になればと思います。

* * * *

その1 転社はしても転職はしなかった

 私は企業を移っていますが、職群は人事でその中で色々な職務 (給与社会保険事務、採用、教育、組織開発、人事制度、マネジメント等) を経験しました。

つまり一貫して人事でキャリアを積み、人事のスペシャリストの道を歩みました。

日本企業では、社員に複数の部署を経験させ、Generalistを育成してきましたが、日本企業でもそれを見直す動きが見られます。

ジョブ型雇用制度の導入はまさにその動きの一つです。


その2 キャリアプランニングをしっかりやり、自分に投資した

 私は若い頃からゴールを”人事部門のダイレクターになる”ことにおき、キャリアプランニングをしました。

そのプランが実現するために必要なスキルや経験をあげて計画を立て、地道に実践しました。

そして、会社がしてくれるのを待つのでは無く、自分のお金を自分に投資し、能力開発を行いました。

その3 英語を学んだ

 外資系企業に勤めている社員でも、仕事で英語を使える人はおそらく20%に満たないと思います。

だからこそ、英語力を備えた人材は常に需要があり、上の職位や高い給与を得る可能性がより高くなります。

また、いろんなチャンス(海外での研修やプロジェクトに参加したり、海外でのポジションに就く) に恵まれます。

 私は海外で教育を受けた経験はありません。ですから、読み書きはさほど困りませんが、会話は流暢ではありません。

今現在英語が全くという人も心配いりません、英語は仕事をこなす最低限の力を身につければいいのです。それだけで、その人材の価値は大きく上がります。

その4 仕事は常にProactiveに取り組んだ

 指示されたことを達成することはそれだけでも大変なことです。でもそれだけでは十分ではありません。指示されたことに何かを付加することを意識して働いていました。

また、常に本来はどうあるべきかを考え、それを提案し 完遂することや、会社や部門の目標やあるべき姿を実現するには自分ができることは何かを考え、指示される前に提案し、成し遂げるようにしていました。

* * * *

 私の場合、会社員としてはまあまあ成功したほうだと思います。時代が良かったこともあるでしょう。ー コンサルタントとしてどうなるかはわかりませんが・・・。

 これからは私が企業で勤めていた頃より、もっともっとキャリアプランニングをしっかりして、経験を積みスキルアップに取り組む必要があるでしょう。

今後様々な変化の高波が押し寄せてきます。
・AI導入による合理化
・年功序列処遇の見直し
・アジアからの留学生や海外の人材との競争
・小学校から英語やプログラミング教育を受けた世代との競争
・生産性向上の追求等

 日本企業であれ、外資系企業であれ、自分の思い描く未来を迎えるためには、”この会社のことはよくわかる” ”会社が能力開発をやってくれる”ではなく、”どこでも通用する力を自分でつける”という意識を持って、出来るだけ早く取り掛かることが大事です。

 もっとお聞きになりたい方やご意見ある方がいらっしゃれば、コメントください。

(終わり)



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