三上のぶ

コンサルティングを生業にしています。構えず、リラックスして生きることに努めています。 …

三上のぶ

コンサルティングを生業にしています。構えず、リラックスして生きることに努めています。 🌈趣味は釣り、ソロキャンプ(焚き火)

マガジン

  • さくらライダー

    工藤良は大学の時に知り合った坂井千里と充実した大学生活を地方の街で送った。就職で良は東京に移り、慣れない土地で懸命に仕事に打ち込み着々とキャリアを積んでいた。千里とは別れることになったが、未だに彼の心には千里への強い思いがあった。25年経ったある日、安達洋子という若い女性が彼の前に現れ、彼の人生は大きく変わり、25年前に遡って真実を見ることになる。

  • 幼馴染

    出世が嫌なサラリーマンの晃、検察官僚の家でできの悪い一人娘の沙知子、2人が入り浸りの居酒屋を経営する健太郎の幼馴染3人が繰り広げる微笑ましい日常を描いた小説です

  • 同窓会デビュー

    弁護士の林浩司は順調にキャリアを積んできたが、42歳になったある日にこれまで感じたことのない抑鬱感に襲われた。浩司は社会人になって初めて2週間の休みをとった。休みをとったその日に届いた同窓会のハガキが気になって10年ぶりに故郷での同窓会に出席することにした。帰省すると同級生との思わぬ交流が始まった。同窓会出席の目的だったユリとの再会を期待していると、彼女が性犯罪被害者であり、それ以来田舎の片隅でひっそり生きてきていることを知る。ユリの携帯電話番号を手に入れた浩司は・・・・・・

  • 永遠の生命

    永遠の命を求める人、限りある命を一生懸命に生きる人。人間の選択をテーマにした短編小説です

最近の記事

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キャリアを積む - 私はこうして企業内でキャリアを積みました

 私は新卒で人事の事務員として勤め始め、25年後に外資系企業の人事ダイレクター(日本企業の人事部長にあたる)のポジションで退職しました。  日本企業から外資系企業に移り、その後外資系企業を数社変わりましたが、たいていその度に職位や給与は上がりました。ー 選択を誤って、9ヶ月しかもたずに、そこから退避した苦い経験もあります。  なぜそうできたのか、今回はその要因を4つ選んで書きました。この記事を読んでいただいている方の参考になればと思います。 * * * * その1 転

    • 短編小説 【Uターン】

      28歳になったばかりの夏、やたら蒸し暑い日だった。僕と美嘉は近所の中華屋にいた。 「アタシ、会社辞めるんだ」 美嘉の突然の話に俺は食べていた冷やし中華を危うく吹き出しそうになった。 「いつ?何で?」「お前会社では上手くやってるって言ってたよな」 「上手くやってるけど、あんな印刷屋の事務仕事なんてもうやりたくないよ」 「他にやった事ないのに大丈夫か?なんかアテあんのかよ」 「ないよ。だから暫くヒロシの家においてくれない?頼む。この通り」「炊事も掃除も私がやるから。こう見

      • 短編小説 【僕の愛は相当辛抱強い】

        *誕生日の花束* 「すいません。誕生日に花束を贈りたいのですが、このピンクのガーベラとかすみ草を入れて作って貰えますか」 8月28日、また今年も来てしまった。 「それをここに送ってくれますか」と送り先住所と受取人を書いたメモを花屋の店員さんに手渡した。僕は23歳から38歳のいままでこんな事を毎年続けている。 もちろん一度も相手から返事はないし、僕もそれを期待してもない。ただ自分の気持ちを大切にしたかった。相手にとってはおそらく気持ちが悪いだけだろうけど。 でも今年は

        • 50代60代はなぜ就職困難?

          50代60代の就職は難しいです。人物も実績も素晴らしいのに書類選考さえ中々通らないのが実状です。 若者も価値があると思いますが、経験を詰んだ年配者も価値あると思うんですが、どうしてでしょうねえ・・・ 私は複数の外資系企業で長らく年下の女性にレポートしてきました。お互いに年齢のことなんて気にしたこともなかったです。 勿体ないです。優秀な女性がたくさんいるのに性差があり、若い人で優秀な人はいるのに年功序列の壁、少子化が進んで労働力の確保が叫ばれているのに年配者の経験や能力は

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        記事

          伸びる人

          私が人事を担当して思ったのは人材開発にはその人の性格が関係していると言うことです。自分が経験したことのないことや自分の知らないことについてアドバイスしてくれる時は、まずは受け入れてみる。それからそれについて有用か否か判断をする。こういう姿勢が持てる人ほど伸びることが多かったです。 大人になれば、自分の中の似た経験に当てはめたり自分の経験の外にある事をただ想像する事で、事前に判断しがちになります。それはあくまでも実際の経験がない単なる予想や当てずっぽです。また、アドバイス自体

          伸びる人

          自分の仕事に価値を見出せない人

          「自分がやっているような仕事は大したことじゃない。先輩から引き継いでもう3年も同じ仕事をやってきている。こんな仕事はやり方をちょっと教えてもらえれば誰だってできる。こんな仕事をいつまでもやりたくない」 そう思っているあなた、毎日会社に行くのが辛いですね。きっと会社から家に帰る途中でもそんな思いに囚われて、立ち飲み屋でいっぱいひっかけて愚痴りたい気分になりますよね。 実はこういう人は少なくないんです。大抵の人は次にこうおっしゃいます。 「かといって自分に何か特別なスキルが

          自分の仕事に価値を見出せない人

          ”寒さに震えた者ほど太陽の暖かさを感じる。人生の悩みをくぐった者ほど生命の尊さを知る”               ウォルト・ホイットマン 私はできたら悩みは避けたい。だって凡人だもの。

          ”寒さに震えた者ほど太陽の暖かさを感じる。人生の悩みをくぐった者ほど生命の尊さを知る”               ウォルト・ホイットマン 私はできたら悩みは避けたい。だって凡人だもの。

          【短編小説】あの世とこの世の間には

          この深い森の何処かにあの世とこの世の間の世界に通じる洞穴があるって、2年前の春に亡くなった爺ちゃんが言ってた。 今日は真理子の月命日だ。この森の奥にある小さな湖の側の立派な欅の木の根元に真理子の宝箱を埋めた。真理子の骨壷がわりに。その上にその周りで僕が持ちあげられる一番大きな石を置いて墓石の代わりにした。 真理子は7年前この森に入ったきり、戻ってこない。もう戸籍上はあの世の人だ。 でも、僕は彼女はきっと爺ちゃんの言っていた何処か知らない世界に迷い込んだと思っている。僕は希

          【短編小説】あの世とこの世の間には

          人は生きてきたように死ぬ

          20年前に義理の父が喉頭癌で亡くなった。 義父は死が近くなってキリスト教に興味を持った。 私達夫婦がプロテスタントであることがきっかけかも知れない。 洗礼を受ける前に義父は亡くなったが、牧師さんの好意で葬式は教会で執り行なわれた。 たくさんの人に参列していただき、とても良い葬式だった。 葬儀が終わったあとに牧師さんが言った言葉を今でも覚えている。 人は生きてきたように死ぬ 自分勝手に生きてきた僕にはこの言葉が刺さった。あれからもう20年が経った。僕はまだ義父をこ

          人は生きてきたように死ぬ

          自分の人生を生きる

          会社員生活を 25年目で終わりにした。 振り返ると、 会社や自分が作った役割を演じてきただけだった。 例えそれが幾ら上手だったとしても そこに自分自身はいなかった。 役割は僕の周りに厚い殻を作ったが、 中身は空っぽ。 僕はいまから中身を入れていく。 そこには自分にとって欠かせないものを 我儘に入れていく。 そこには他人の価値観、他人の評価など 入る隙間はない。 僕はこれから一歩一歩踏みしめて、 残りの人生を生きてゆく。 (終わり)

          自分の人生を生きる

          夕暮れ-松江市

           松江市は僕が大好きな街だ。 どの季節にも趣がある。 いまの季節の松江を紹介しようと思ったが、 やはり秋の松江を紹介したい。  松江城の周りの水路には水鳥が泳いでいる。 お年寄りが水路のそばに椅子を置き、餌をやりながら並んで話をしている。日差しが柔らかく感じられ、時がゆっくり流れている。  魚や貝はすぐそばの日本海や宍道湖であがったものだ。鮮度は抜群でどんな魚料理も美味しい。シラウオ、シジミ、スズキ、アカムツ、何でも美味い。  松江は小さな街にしては和菓子の店が多い。綺

          夕暮れ-松江市

          キャリアコンサルティングのススメ

          私の仕事のひとつはキャリアコンサルティングである。 クライアントの自己理解、仕事理解を深め、目標設定、その実行をサポートする仕事だ。 もちろん職場で起こる日常的な問題の相談も受ける。 この仕事をして最近つくづく考えるのは、これからの日本の一翼を担うサラリーマンは大変だということである。 これから2030年にかけて幾つもの大きな変化の波がやってくる。 すでに新型コロナの流行でリモートワークが導入されているし、 富士通やKDDIなどがジョブ型雇用制度の導入を決め、従来のメンバ

          キャリアコンサルティングのススメ

          困った面接官のタイプWORST3

          僕が人事の現場で採用を担当していた頃、困った面接をする人に幾度となく出会った。 こうした人たちは面接トレーニングをしても変わることはなかった。 尤も何にしても30歳を超えた大人がそうそう変わるのは難しいか・・・ 僕が出会った人でここで書ける範囲でのWORST 3は次の通り。 🥇「平気でNG質問をする人」 🥈「仕事や自分のことばかり話してしまう人」 🥉「少し話すだけで人がわかると言いきる人」 1位「平気でNG質問をする人」 インターネットが普及した世の中にあって一番

          困った面接官のタイプWORST3