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世の中を良くする人達

昔から政治には全く興味がない。選挙も行ったり、行かなかったり。税金ばかりむしり取られ、どうせ何もしてくれないんだろうというあきらめ。期待もないから興味もわかない。そう思っていた。

ただ、国民皆保険制度や高速道路など政治家の提言により作られたことで助かっている、恩恵に授かっていることがあるのをつい忘れがち。役に立っている面もあるということ。

しかし、報道されるのは政治家のお金の問題や他の諸問題が主。なので、何をやっているんだ政治家はとなり、げんなりする。

実際、緊急事態宣言下に深夜まで会食するというアホな政治家がいたり、この時代に女性蔑視発言をしたりする人がいたり、それにより五輪のボランティアが多数辞退していることに関して深く考えずに軽い発言するバカな政治家もいたりするのだが。

数年前、仕事の関係で某党の「政治家先生」数人にご挨拶をして回ることがあった。全く気乗りしないのだが、やむを得ない事情があった。

そして、1人を除き、ほぼ全員が揃いも揃って偉そうだったのを良く覚えている。
「で、今日はなに?」に始まり、「あっ、そっ」で終わる。こちらの話などほとんど聞いていない。聞かないはおろか、渡した名刺はポーンと机の上に放り出す始末。

「この人達は何様なんだ。俺様?政治家様?」

唯一、腰が低く、こちらの話をちゃんと聞いてくれた人がいたのが救いだった。
「こんなにも熱心にこっちの話を聞いてくれる人もいるんだ」と思ったのも束の間。
「秘書」が超ぶっきらぼうな対応だった。

「早く帰りなよ。先生も忙しいんだから」というようなことを平気で言ってくる。
出してくれたお茶もアイスティーかというくらい冷めている。

「こっちも納税者の1人なんだよ。そういう態度、言い方はないだろう」とのどまでで出かかったが、つないでくれた人の手前もあり、引っ込めた。

とにもかくにも、この体験だけで政治家全体を語ってはいけないとは思うものの、おしなべて印象が悪かった。

「こんな人達に国を任せて良いのだろうか」党の建物を出てすぐに思ったことだ。

もちろん、国の未来のことを真摯に考え、さまざまなことに取り組んでいる政治家も多くいるだろう。
ただ、「先生、先生」などとちやほやされているうちに勘違いしてしまう人もいるのではないか。

おそらく、ほぼ全員が何かしらの志をもって、政治家を目指したはず。なのに、いつの間にか浮足立ってしまい、その志はどこへという人も一定数いる気がしてならない。

ここ最近は見ないけど、国会中継で居眠りする姿などあってはならないだろう。

経済政策、外交、治安維持、自然災害対策、そして今はコロナ対策と政治家も大変な状況だとは思う。が、国民は「政治家先生」に託すしかない部分もあり、日本代表として、みんなの暮らしが良くなることやこの国の未来を明るいものにするために、考え・発言・行動することに期待したい

と考えると、今までよりは少しでも政治に関心を持たないといけないなと思った建国記念日でした。

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