ねぇ
僕はここにいるよ
生活しているよ
それなのに
属性が違うだけで
今も心なく言われるよ

子どもの頃から
そんなことばかりで
息苦しさから逃げたかったけれど
手足や言葉が飛んできて
気づけば空がぼやけていた
そして誰もが遠ざかっていた

大人になって
自分の意思でやっと逃げられて
少しずつ自由と呼べるものが
手に入ったけれど
それでも空気は今でも
相変わらず淀んでいる

隣にいることもイヤだとか
言われてごらんよ
変わっていないんだな
寧ろ悪くなっていると思うよ
いつだって心は抉られる
同じことの繰り返しだ

そうやって今でも吐き出される
言葉のひとつひとつに
あの頃の暴力のような
気持ちを覚えるのは
重なっていくものが
多くあるからだ

この街で生きて
この属性で生きて
隣には大切な人がいて
本当ならそんなしあわせも
あたりまえでなければ
おかしいんだ

未来とは
昔よりも良くなると
思っていたけれど
結局は絵に描いた餅だ
こんなにも悪くなることを
予測せずにいた

人も社会も
変化していくものである
変化は恐れるものなのか
変化に順応していくものなのに
社会が変わってしまうと言って
変化を拒絶していくのか

断たなきゃ ダメだ
ダメだ ホントに

誰もがあたりまえに生きていて
少しでもしあわせになりたいと
心から思っている
そんなしあわせも叶えられないような
社会に絶望を感じるのも
おかしくはない

そんな世界を終わらせて
変えていかなければいけない
せめて良い方向に
誰もがしあわせでなければ
生きている意味さえも
無くしてしまう

僕はここにいるよ
ともに生きているよ
街の中で
生活をしているよ
社会の中で
隣にいるかもしれない

忘れないでほしい
人はしあわせになるのだ
しあわせにならなければ
意味がないのだ
常に隣にいる人のことを
考えなければいけないのだ

隣にいるかもしれない
社会で生活する誰かのことを


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