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詩の代用

1 詩歌療法では、詩を作る過程は、その詩が真実であっても、そうでなくても、自分の内側から沸き出た言葉のため、心理的な描写や心理的な過程記述である。

それがゆえに心理学的考察の有力な資料となりうる。また、詩を作るということは、感情を見える化するということである。

2 他の方の実践も読んだが、例えば、教室で詩を作る中で問題が生まれる。

もっと、こうしたい、あぁすれば良い等。それを解決することで、教室は順調に進み出し、次にもっと他の人や地域で活動してみたいと思う。そうなれば、創作から、地域に参加する意欲に変わる。

3 話はもどして、詩を作ることが心理過程の記述であり、心理的な考察に繋がるならばアセスメントもそこからできるはずである。実践に生かせる。

ただ詩は身近なものじゃないからなかなか難しい。でも詩を書く人なら、その人の嬉しい言葉とか拾うことができると思う。

それが旅行や、昔観た映画をまた観た時の感動の言葉や、何より嬉しかった時の言葉とかを拾える。これは高齢者や他の場面でもありうると思う

それを、繋げて詩作をする。詩作は無理だと思う。だけど、例えば、1映画、2趣味、3料理、4余暇等の場面で言葉を拾う。そして好きなものや、強みの言葉を連ねる、引き出す。もしかしたら、そこからはみ出したことが、5、詩を代用するものになると考える。そして、その詩を考えることは、その人の生きがいや、好きなものに繋がるかもしれないし、問題に繋がるかもしれない。

5 また、問題が出てくれば、そこに、不安や何かそういう感情も隠されていると思う。その言葉を拾うヒントにならないだろうか。

そういうアセスメント方法を取る。自分なりの社会福祉士実践だ。

そして、そこを乗り越えるには、どう働きかけたら良いかを考える。あとは2のように、普段の何気ないことや日々から、地域やその人をエンパワーメントできたら嬉しい。

自分なりの詩を使った社会福祉士実践を確立したい。