見出し画像

調停前に立つ 突然の覚悟

上のつづきです。もしアレでしたら先の話を読むとわかりよいかもです。

さて、質問への返事について。だいたい子どもに対して、お父さんとお母さんとどっちにつきますか、という質問はスグには返せない。と、思ってたんですけども。

意外とそうでもなかった、酷な質問ではあるのですが。聞くしかない。

4年生。お兄さんどうよ「はい。お父さんと行く。お母さんはウソつきだ」え、マジか。ちょっと意外。お母さんに寄るものと思っていた。でも、まぁ、お兄さんは、ときどき学校に行けなくなったりすると、ヒステリックなマエヨメにヒステリックアタックをくらったりするし、いろいろ大事なものを捨てられているし、なんだろう、ちゃんとわかっていたのかもしれないと思った。そして、ワタシと行くと言ってくれたのであれば、ワタシは腹をくくるしかない。これは、ネガティブな思いではなく、純ポジティブな気持ちで、前向きな気持ちで、腹をくくるしかないと思った。OK。

承知。次いで、1年生、弟さん「僕はわからない。。」うん。ですよね。そうでしょう。そんなに簡単に決められない。OK。

次いで娘さん。4歳「お母さん。。」うん。

OKわかった。こんなことになってごめん。では、わからないという弟に聞く。そうはいっても決めなくてはならないから。じゃあさ、今度ワタシさ、サイバンショに行って、サイバン行ってくるからさ、それまでどっち行くか決めてよ。そういうと、しぶしぶ「じゃあお兄ちゃんと一緒」という。OKわかった。

かくしてワタシたちは、「お父さんとお兄ちゃんズ」というユニットになったのである。

介入してきた警察の方も、いったん話がついたということであれば、それでいったん様子を見ましょう。という。これもマエヨメにとってみたら相当に顔がゆがむほどの想定外だったのでしょう。見たことのない顔してましたね。これはワタシの邪推ですが、マエヨメは子どもが好きなのではなくて、養育費が好きなのだと思う。これまで子どもの養育に関しては無関心だったのに、ここにきて急に子どもを一緒に連れていくという言い方をしたのも、お金の話がちらついたのではないだろうか。これまで、母親という立場にあぐらをかいて、むちゃくちゃしていたくせに。

専業主婦で、母親として、いっしょにいる時間が最も長かったお兄さんに、ウソつきよばわりされるのは、かわいそうでしたが自らがまいた種なのだと思った。その貴女のゆがんだ顔は、こつこつと自分が積んだ不徳。

ワタシは、このとき、もしかしたら1人になっていたかもしれない。期せずして、1人にはならなかった。なんとなく、ここに来て急に父1人ではなく、父子家庭のほうになるとは。それはそれでイバラの道だと思った。でも今以上、これまで以上の「ふんばらなきゃ」の気持ちが固まった。逃げられない。逃げるつもりもないけど。なんか、腹をくくった日だった。

この記事が参加している募集

子どもに教えられたこと

多様性を考える

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?