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調停申立書が来てしまったら、弁護士に会うしかない

さて、その夫婦関係等調整調停申立書という茶封筒ですけども、さっぱり何のことかわからない。まずそもそもどうしたらいいものか。そもそもこれは何なのか。すぐさまインターネットで、土日もやってくれている弁護士さんを探します。

法テラスという無料相談のところに関しては、今になればいっときゃ良かったかもしれませんが、土日やってないという理由で、当時のワタシは法テラスはスルーしました。だってさぁ、あんなに長引くと思ってないじゃない。スパッと終わるところを見越して、法テラススルーをチョイスしたのですが、まぁ、そんな予想はワタシみたく、大きく外れ、年単位でもめるパターンもあるので、そうなると大変です。お金が。

さて、とはいえ、電車で1駅のところにある法律事務所に行くと、とりあえず、お話は聞いてくれて、ほんで、「お子様のことですが、マエヨメ様とご一緒に出て行ってしまいますと、のちのち、もしご離婚ということになって、親権の交渉ということがやりづらくなってしまいますので、可能であれば同居は続けていただいて」という。
とにかく一緒に住んでおかないことには、親権を父親につけるのは難しいらしいですよ。

なるほど、とは言えどですよ。4年生男子、2年生男子、4歳女児。もしもの時は、そんな究極の選択をさせてしまってまぁ酷だけれども、お母さんといっしょにいたいでしょ。そのへん、どうですか。

マエヨメは子どもに触れられると、キモいと言った。
マエヨメに抱き着くと、子どもは振りほどかれた。
マエヨメは普段から謎の携帯ゲームばっかりやってて、
一生懸命ゲームのノートを取るくせに子どもは視線に入れなかった。
ワタシはそれでも、子どもはお母さんを選ぶと思っていました。

もっと言うと、お兄さんの学校に行きたくないという発言をきっかけに、大事なプレステ、wii、ニンテンドーDSやらなんやら、マンガやらなんやら”全売り”されようとも。

弟は、マエヨメの見たことないレベルのまわし蹴りで死にかけようとも。

子どもはお母さんを選ぶと思っていた。

調停を待たず
ある日、ワタシはまだかろうじて一緒に住んでいたマエヨメに、会社のカバンをひっくり返される。きっと調停を前に、ワタシに暴力をふるわせたかったのだろうと思います。ワタシは誰に手を触れることなく、誰に大声を出すこともなく、残念ですが、警察に電話をしました。

マエヨメは、あてが外れたのでしょうか。取り乱しますね。ワタシは決して取り乱してはいけません。冷静にならねばなりません。警察が来ても、ケンカをしてはいけません。警察の方は、通報があれば行かねばなりません。そしてその場の判断で、解決と思うまで去るわけにいきません。例えば、錯乱しているお父さんがいて、母子をここに残しておけないと思われたら、お父さんを残し、母子を別に住まわせて、一時解決という流れになるのかなと思います。

今回の場合、通報があって、現場に行くと、冷静なお父さんと、ぎゃーぎゃー言うお母さん、子ども。

この時、警察の方は言いました「通報があって、ちょっとこの状態で様子見で帰るわけにいかないので、夫婦の方はいったん別にしましょう。お子さんはどうされますか」という。お子さん、どうしますか。

マエヨメは、当然、自分が子どもを全員連れて行くと言うわけですが、ちょっと警察の方に場所を別にしてもらって、子どもとお父さんの相談。いうて相談しますけども、はぁ、子どもにこんな残酷な時間は作ってはいけない。なんかこう、ワタシは手をワタシの首に添えて、深くひといきついて聞く。「なぁ君ら、ちょっとワシらケンカしてしまって、警察の人たちも来て、お母さんいったん出ていかねばならない。さて、、お父さんとお母さんとどっちに着いていきますか」ですって。まぁ、もう、胸がギューってなりますよ。こんなつらい質問がこの世にあろうか。


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